2017年 “【体験型ふるさと納税対象】1人1年分の米づくりワークショップ”&“【WWOOF方式】田植えワークショップ”を同時開催しました!
photo, movie: Shizue INOUE + Tranlogue Associates
text: Motohiro SUGITA + Tranlogue Associates
去る4月30日(日)、例年通りに今年も絶好の田植え日和に恵まれ、房総のワークショップでは「米づくりを楽しみたい方」「将来自給自足に挑戦してみたい方」を対象に、「田植え体験」「里山の保全・再生」「田舎と都会、国内外の交流」を目的として、WWOOF方式(有機無農薬栽培の技術や食事と、参加者の労働を交換)で田植えワークショップを行いました。
また、今年3年目となる“1人1年分の米づくりワークショップ”は、地元睦沢町の“体験型ふるさと納税”の対象となり、2組のグループが挑戦しています。1組の指導と補助を岩井第2営農組合が。もう1組はトランローグがお世話します。
参加者は、幅約15m×長さ11mの田んぼで、日本人1人1年間の平均消費量と言われる約60kgの収量を目指し、田植えから草取り、稲刈り(希望により精米)までを自ら実践します。
2015年は白米で75kgオーバー。2016年はイノシシによる倒伏被害分を除き、玄米で約70kgを収穫しました。
このページでは、総勢70名を超える参加者による、2つのワークショップをリポートします。
今年は台湾、ベトナム、スペインから来日してる方々も参加。国や地域を超えて交流することを目標に掲げるこの取り組みも、少し進展できたような気がします。
もちろん米づくりは、田植えから稲刈りまで無農薬+100%有機肥料+手作業による、“今時あり得ない、すっかり途絶えてしまったやり方”です。
アメリカがTPPから離脱したとはいえ、農を取り巻く環境は相変わらず厳しいなか、“次の暮らしをデザインするトランローグ”が提案するのは、「人と人が助け合いながら、自分が食べる米を自分でつくる技と楽しみの伝承」です。
“【体験型ふるさと納税対象】1人1年分の米づくりワークショップ”では、銚子市から参加の田中さんグループと、船橋市から参加の大村さんグループが田植えに挑戦しました。
▲上の表は、米づくりスケジュールの目安です。
体験型ふるさと納税対象“1人1年分の米づくりワークショップ”の田中さんチーム、スタート。
体験型ふるさと納税対象“1人1年分の米づくりワークショップ”の大村さんチーム、スタート。
WWOOF方式の“田植えワークショップ”。北側からスタート。
南側からもスタート。
田植えの合間に、坂本先生の指導によるストレッチ、通称“田んぼヨガ”を行いました。田植えで疲れたからだをほぐします。子どもたちは、カエル採りに夢中でした。
田植えを再開。両端からスタートした田植えも残りあと少しです! 最後は恒例のハイタッチで完了です。
“一人一年分の米づくりワークショップ”に挑戦する、大村さんグループと田中さんグループに、田んぼに掲げるチームプレートを贈呈。抱負を話してもらいました。
田植えのあとは食事会。乾杯し食事を楽しみながら、参加者同士で交流しました。
村杉さんによる紙芝居の上演。睦沢町に伝わる民話を披露してくださいました。
明日は、エビちゃんの誕生日。坂本さんチームからケーキをサプライズ・プレゼント。
世代も地域も異なる参加者が品物を持ち寄り、物々交換をして交流を楽しみました。岩井第2営農組合の方からは、里山の旬の恵みなどを出品していただきました。
タマネギは、近隣の白子町で収穫されたものです。毎年5月には「白子たまねぎ祭り」が開催されています。
トランローグは、WWOOF方式や物々交換を通して、新しいかたちのシェアリング・コミュニティーを探っています。
次回のご参加を心よりお待ちしています。
次回参加ご希望・お問い合わせは、下記までご連絡ください。
【ふるさと納税対象】1人1年分の米づくりワークショップ
▶睦沢町役場 産業振興課 産業振興班 0475-44-2505
【WWOOF方式】田植えワークショップ
▶トランローグ有限会社 info★tranlogue.jp(「★」記号を「@」に置き変えてください。)
睦沢町の広報誌で特集されました!
▲“【2017年・体験型ふるさと納税対象】1人1年分の米づくりワークショップ”が、睦沢町の広報誌で特集されました。こちらからダウンロードしてご覧ください!
“2016年・里山薪ストーブカンファレンス”を開催しました!
▲体験型ふるさと納税のきっかけとなった、“2016年・里山薪ストーブカンファレンス”については、こちらからご覧ください!
過去の田植えの様子は、次のページでご覧いただけます。
2016年(第8回) 2015年(第7回) 2014年(第6回) 2013年(第5回) 2012年(第4回) 2011年(第3回) 2010年(第2回) 2009年(第1回)その1 その2
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コメント
内川さん、コメントありがとう! 皆さんの笑顔は、共同作業による部分も大きいと思います。もう一つ秘密があります。トランローグが、このワークショップのような、人と自然、食の係り方について記事にする際、一つのベンチマークとしている本があります。CHRONICLE BOOKS の “On Good Land(日本語版副題:この土地がくれたもの)” です。環境も人の笑顔も、それはそれは素敵な写真がいっぱいの本です。次回見ていただきます。
投稿: suit | 2017.06.01 17:55
皆さん笑顔が素敵ですね。外の作業というのは人を明るくするのですかね?食に関することは共通の興味ですしね!
投稿: 内川 毅 | 2017.06.01 15:43