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2015.10.26

【100%無農薬+完全有機肥料+手作業】 2015年 稲刈り&収穫祭リポート!

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photo, movie & text: Tranlogue Associates

去る9月20(日)、トランローグは房総のワークショップで「有機無農薬による米づくりを楽しみたい方」「将来自給自足に挑戦してみたい方」を対象に、「稲刈り体験」「収穫した新米の試食」「里山の保全・再生」「田舎と都会の交流」を目的として、WWOOF(労働と、食事や宿泊場所の交換)方式で稲刈り体験と収穫祭を行いました。
このページでは、横浜、東京・・・茂原ほか各地から集まっていただいた30名を超える参加者による“米づくりワークショップ”と、今年の新たな試みである“1人1年分の米づくりワークショップ”の様子をリポートします。

米づくり6年目の昨年、ようやく「100%無農薬+完全有機肥料+手作業」による米づくりに成功。今年は要領も分かりスムースにできた反面、田植えを行ったGWから猛暑日が続いたせいか、例年になく早くから雑草が繁茂しました。その後8月半ばまでは暑さが続き、順調に稲が生育しましたが、その後一転して雨が続き気温も上がらず、収穫祭当日も田はぬかるみ、参加者の皆さんにとっては難しい稲刈りとなりました。
2時間で田んぼの半分の面積を刈り取るのは無理か?!と心配しましたが、皆さんの稲刈り技術の熟練と集中力で完遂。主催者を含め、素人ばかりの稲刈りでこれほど早くきれいに、しかもハザ掛けで2週間雨ざらしにしても倒れたり落下しなかったのは、お見事!というほかありません。
参加者の皆さん、本当にありがとうございます。

“1人1年分の米づくりワークシップ”では収穫を完了し、次は脱穀、選別、精米へ。
今年最大のトピックは、“1人1年分の米づくりワークシップ”。幅15m×長さ11mの田んぼで田植えから草取り、稲刈り、そしてハザ掛けまでを行い、日本人が1年間に食べる平均的な量と言われる1俵(60kg)の収穫を目指しました。初めての試みでしたが、市川から参加の坂本さんを代表とするチームで取り組み、こちらもハザ掛けまで見事に完遂されました。

TPP対策として日本の米づくりは、大規模化による低コスト・低価格化、あるいは高付加価値化が叫ばれています。しかし、トランローグの食糧戦略は正反対。多くの人が、1人で1年分の米を涼しい顔をしてつくれるようになることです。
参加者の皆さんも主催者も、かなりいい感じになってきました!

冬の間、水を張って雑草の根や種を凍らせた「冬季潅水(かんすい)田んぼ」の稲を刈りました。田んぼの端は、連日の雨と山からの湧き水でぬかるみ、大変でした!
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▲稲刈りを終え、ハザ掛けされた稲。これを美しいと感じるDNAがあるのでしょうか? 毎年毎年、何度見ても見飽きることはありません。

1人1年分の米づくりワークショップ参加者のメンバーは、すでに収穫しハザ掛けして天日乾燥を終えた稲の脱穀、選別、籾摺り、精米を行いました。初めての作業はコツをつかむまでが一苦労。
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▲1人1年分の米づくりワークショップ参加者に“仮終了証書兼技術レベル認定証”を授与。技術レベルは、初段。精米まで完了した段階で正式な証書と交換します。

建築家のご主人とイラストレーターの奥様。橋下さんの音頭で「乾ぱーい!」。収穫祭の始まりです。新米中心の料理や、新米から搾った濁酒(どぶろく)を楽しみました。
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▲河上さんがつくってくれた「グレープフルーツのゼリー(左)」と、佐藤さんがつくってくれた「スモークチキンとスモークチーズ(右)」

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参加者全員に、今年収穫した新米約2合を配りました。
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恒例の記念撮影に気づいたのは、多くの参加者が帰った後でした。ごめんなさい! そして、来年もよろしくお願いします。
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▼過去の稲刈り&収穫祭の様子は、次のページでご覧いただけます。
2014年(第6回) 2013年(第5回) 2012年(第4回) 2011年(第3回) 2010年(第2回) 2009年(第1回)その1 その2 その3

▶関連記事:ワークショップ Workshop 01 米作り/家庭菜園

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