ワークライフバランスとワークプレイス先進企業、cybozuを訪ねました。
▲あらゆる情報を共有することでバーチャルオフィスを実現する、グループウェアの先進企業cybozu(サイボウズ)は、アクセスのよさや企業が集積する地の利を生かし、東京オフィスを文京区後楽から東日本橋タワーへ移転しました。
先端的なイメージのセキュリティーゲートを通って28階の受付へ。
photo & text: Motohiro SUGITA + Tranlogue Associates Inc.
2015年9月8日(火)『平成7年度第1回東京都ワークライフバランス推進企業ツアー』に参加しました。
ワークライフバランスは、仕事にも家事・育児・介護などにも責任をもちながら自己実現することのようです。ワークプレイスは、9時から5時(深夜?)まで在席する従来のオフィスばかりでなく、在宅オフィスや外出先まで、ICTを駆使して仕事ができる環境のすべてを指すようです。
在宅勤務やサテライトオフィスを導入し、仕事(社会ワーク)と家庭(家族/ 個人ワーク)の充実を追求するトランローグは、ワークライフバランスとワークプレイスの先進企業cybozuを訪ねました。
▲受付の先には、『サイボウ樹パーク』と命名された待ち合わせコーナー。入口から自由でオープンイノベーションな雰囲気がいっぱいです。cybozuは、cyber(電脳)と坊主の造語とか。
▲カンファレンスルームの入口ドアは、貼って剥がせる葉っぱで季節感を演出。鏡の壁には「多様性、団結、チームワーク」といったスローガン。クリエイティブな雰囲気や、個を尊重する一体感に共感です。
▲自席を固定しないフリーアドレスの執務空間と、固定された個人ロッカー。執務空間とガラスでひと続きのカフェ。青野社長も自室を持たないそうです。
cybozuでは、社員のライフスタイルに合わせて9つのワークスタイル(3つの時間×3つの場所)に分類し、雇用/ 就労契約や報酬と関連させているそうです。
そもそも同社がワークスタイル変革を目指したのは、離職率の高さからでした。時代の先端をいくICT業界では、シリコンバレーでさえ、ワークライフバランスを導入しなければ会社が存続できない、とまで言われることがあります。
『副業(複業)OK!』『育自分休暇OK!』など、独自のワークスタイル変革を通して、一時期28%まで上昇したcybozuの離職率は、今では5%程度に止まっているそうです。
▲様々な打ち合わせコーナーや会議室、自販機コーナーまで。毎日、毎回、違う場所で仕事したい、と思わせる展開です。
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