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2015.06.23

梅雨の“1人1年分の米づくりワークショップ”では今、草取り進行中!

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突然の豪雨に見舞われたこともありました。
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▲初期は潮干狩り用の鋤簾(じょれん)を使って小さな草を。後期は取り残して大きく育った草を手で抜いています。除草後に積み上げられた雑草の山から、例年になく繁茂した雑草の様子が分かります。夏至(今年は6月22日)を過ぎた頃には、稲泥負い虫に負けて白化した稲の葉も復活します!

photo: 坂本さんチーム+Tranlogue Associates, text: Tranlogue Associates


去る5月3日(日)、今年初の試みとして“1人1年分の米づくりワークショップ”を開催しました。
幅約15m×長さ11mの田んぼで、日本人1人1年間の平均消費量と言われる約60kgの収量を目指し、田植えから草取り、稲刈り、精米までを自ら実践します。もちろん、完全無農薬+100%有機肥料+手作業による米づくり”です。

雑草との戦いに勝利!
今回挑戦しているのは、市川市から参加した坂本さんを代表とする8名のグループ。田植えの翌週から早速草取りを開始しました。
1〜2週間おきに、鋤簾を使って土を掻き上げ、小さな草を浮き上がらせることで除草。この作業を4回ほど繰り返しました。その後は、取り残して大きく育った雑草を手で抜いています。
今年は、春先に真夏日が頻発するほど暖かかったせいか、例年になく雑草が早く、しかも旺盛に繁殖してしまい、難しい草取りとなりました。また、例年になく大量の藻が発生し、鋤簾で土を掻く作業の妨げとなったことも、雑草の繁殖を許してしまった原因の1つです。

田植えから6週間を越えた今、坂本さんグループの努力の甲斐あって除草に成功。雑草との戦いに勝利し、稲の生長をコントロールできる状態になりました。
引き続き2〜3週間に1回程度、わずかに取り残して大きく育った草を抜いていきます。

なお、毎年梅雨の時期には、稲泥負い虫が発生して稲の葉を白化させてしまいます。青々とした田んぼが、にわかに白く変わっていく様子は、何とも不気味で不安なものです。しかし、「これも無農薬ならでは」と自らに言い聞かせ、心を落ち着かせていると、夏至の頃には虫も成長して旅立ち、稲も青々と復活していきます。

このあとは、さらなる分けつ、そして出穂を待ちます。

雑草の異常繁殖は、春先の真夏日と、草の発芽戦略変更が原因か?!
トランローグ・ワークショップの水田の雑草は、オモダカとシズイの2種類。今年はオモダカの繁殖が激しいですが、いつもの年なら見られる正月の縁起物として食べられる「クワイ〈塊茎(かいけい)。根の一部〉」が全く見られません。オモダカは、種子と塊茎から発芽しますが、昨年は100%除草に成功したため、今年は1昨年以前の古い種子から発芽したことで、クワイができなかったのでしょうか。
今年は、私たちの田んぼだけではなく、除草剤を使っている近隣の田んぼでも、初めてと言っていいほど雑草が繁茂しているそうです。
異常繁殖と生体の変化。来年以降の展開が楽しみです。


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▲上の表は、米づくりスケジュールの目安です。


▶2015年5月“1人1年分の米づくりワークショップ”で行った田植えの様子は、こちら

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▶トランローグ流、潮干狩り用鋤簾(じょれん)を使った草取りについては、こちら

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▶草取りのあと、疲れた体をほぐすストレッチは、こちら

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関連記事:ワークショップ Workshop 01 米作り/家庭菜園

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ワークショップ Workshop 01 米づくり/家庭菜園」カテゴリの記事

コメント

色井さん、草取りの大変さばかりを強調してしまったようですね。そんなことはありません。草取りはまた、とても楽しいものです! 憎き草ですが、姿かたちはとても美しく興味深いです。また、“1人1年分”の田んぼなら、2週間に1度、1人で作業しても2時間程度の作業で終わらせることも可能です。来年は、色井さんチーム専用田んぼを準備してお待ちしています! 

投稿: sugita | 2015.06.25 12:00

きゃー、米作りはなかなか大変なのですね。私たちはいつも楽しいところだけ参加させていただいてるんですね。杉田さん、友寄さん、坂本さんチーム、本当におつかれさまです!でも、自分たちで作ったお米の味は格別でしょうね。

ぜひ今後も進捗レポートお待ちしています。いつか色井チームも実現できることを夢見て…。

投稿: 色井 | 2015.06.24 14:58

bighandさん、ウチカワさん、応援ありがとうございます。1人1年分のワークショップの田んぼでほぼ100%。北側(家側)で98%ほど除草できました。南側も80%程度で、あともう一息です。昨年見た、夢のように美しい稲穂の立ち姿を再現すべく、がんばります!
当時の写真は・・・
http://tranlogue.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-421f.html

投稿: sugtia | 2015.06.23 22:27

草取りをはじめ米作りには辛抱強さが必要ですね。美しい水田の景色も水面下で大変な努力があることがわかりました。皆さんの挑戦を応援しております。

投稿: ウチカワタケシ | 2015.06.23 19:50

田植えから無事に育っているようで何よりです。
チーム坂本とトランローグのみなさん、草取りお疲れさまです!

投稿: bighand | 2015.06.23 19:17

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