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2015.06.29

《2014年11月》 IFFT/インテリア ライフスタイル リビングで見つけた次の暮らしのデザイン【リポート第3弾】

2014年11年26日(水)〜28日(金)、東京ビッグサイト西1・2ホール+アトリウムにおいて、国際見本市 IFFT/interiorlifestyle living 『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング』が開催されました。
メディアを通して次の暮らしをデザインするトランローグは、第3弾として、天然素材を有効利用したり、日常の不便をスマートに解決する、諦めない心が生んだ数々の技を紹介します。
なお、本展はB to B/商談見本市であり、一般来場者は入場できません。ご注意ください。

photo, movie & text: Motohiro SUGITA + Tranlogue Associates

KURAKIN|艶金化学繊維株式会社
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▲明治22年創業の衣料品を中心とする染色加工メーカー、艶金化学繊維株式会社が開発した、使わずに捨てられる食品を原料とする「のこり染め®」によるファブリックプロダクト。ブルーベリー、うめ、コーヒー、パセリ、あずきなど、柔らかい印象で心安らぐ色ばかりです。タオルやバッグ、ベビー用品に展開しています。同社では、使われない食品の持ち込みを生かしたOEM生産も受け付けている、とのこと。物を大切にする、次の暮らしが見えてきます。

KISARAGI|HIDA
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▲優しく温かな手触りが特長の杉材ですが、もろく家具には向かない、と言われていました。“KISARAGI”は、杉の柾目(年輪が並行かつ一定間隔に見える木目)を均等な強度になるよう圧縮する、プレス加工技術によって誕生した初めての家具とのこと。スタイリッシュなのに硬すぎない、上品で凛とした世界観を感じさせます。目の詰んだ杉柾目を生かすカラーやフォルムを生み出したのは、デザイナーの川上元美さん。上写真の木材サンプルより、縦と横、2方向に圧縮して集成した、高密度なつくり方と品質を感じ取ることができます。

Styling|カリモク家具株式会社
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▲“Styling”は、日本を代表する量産家具メーカー、カリモクの人気モデルをアレンジして、新しいインテリアイメージやライフスタイルを創り出す提案。TVボードを4mの超ワイドサイズに。ナチュアルで伝統的なイメージのダイニングチェアに、ポップでラディカルなカラー塗装を施すなど、大胆なアレンジで次の暮らしを提案しています。

E&Y
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▲E&Yは、1985年に設立され、東京をベースにデザイナー、アーティスト、建築家による作品を国内外で発表しているファニチャーレーベル。
オランダ人デザイナー、Richard Huttenさん自身のデザイン理念を表現する“NO SIGN OF DESIGN TABLE”。機能を追求したシンプルなダイニングテーブルですが、あわせてデザインされたダイニングチェアとともに基本カラーは、それぞれ異なる6色を組み合わせれば楽しさいっぱい。
Koichi Futatsumataさんによる“KF3230 HAMMOCK”。透明なガラスの天板に守られて大切なものが横たわる姿は、安らぎ、くつろぎの、本当の意味を考えさせてくれます。
▼edition HORIZONTAL | multiple collection line
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blue Mihoko Mori, 2010
“たっぷりの水と空気をはらんだ大きな生みの布です。きもちいいでしょう。”
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walden Gen Suzuki, 2010
“Waidenの森で枝を拾った。その枝でクレヨンを作った。”

YOKOHAMA CROWN|横浜市創造的産業振興モデル都市
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“横浜育ちの特別な技術を日常の喜びに変換するプロジェクト”をうたう、横浜市文化観光局の創造都市施策の一貫としてスタートしました。独自技術を持つ企業とクリエイターや販売会社をマッチング。
アルミ板の抜きから曲げ、アルマイト加工までをワンストップで行える技術を生かしたランプシェード。サファイアの結晶成長から加工までを一貫生産する強みを生かした、ルビー・サファイア削り出しによる指輪など。ユニークで洗練された姿かたちが印象的です。

MASKING COLOR®|太洋塗料株式会社
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▲“塗ったあとから「はがせる」水性塗料”。さらに、はがしたあと、再度別の場所に貼り直せるため、普段使い慣れたデスクで絵や文字を描いたあとに窓ガラスに貼り直すことだって可能です。背景が見えない不透明と、光りを透過してキラキラ輝く透明のシリーズに、メタリックカラーもラインナップしているとか。店のウィンドウディスプレイから、わが家のクリスマス飾りまで、幅広く活躍しそうです。

soraie|オークス株式会社
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▲室内物干しsoraieは、洗濯物を外に干せない季節や天気、他人に見せたくない人の味方です。インテリアにマッチするすっきりとした優しい印象なのに、耐荷重12kgは洗濯機1台分という力持ち。物干し時でも、カーテンを開け閉めできる優れものです。税別で3万円。仕事や育児で忙しい人には、必需品になりそうです。

mode en casa|モーダ・エン・カーサ株式会社
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▲“european ambients”をキャッチフレーズに掲げるmode en casa。ブルーグリーンとウォームグレイのトリプルトーンが印象的なFRANDSENブランドのrings pendant。折りたたみ式で水色のTOKYO deskや、3種類のシェルフを縦横に組み合わせて表情をつくることのできるBART shelf、薄い天板の角が大きくラウンドしたROSKI dining tableは、新しいスカンジナビアンインテリアを提案するSketchブランドから。洗練されたフォルムと上質なファブリック、黄色が愛らしいWENDELBOブランドのHUG Chairは、スカンジナビアンインテリアのアイコン的存在とのこと。今時感いっぱいのセレクションです。

DESKLINE®|リナック株式会社
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▲1907年にデンマークで創業したライナックは、電動モーターによって,エネルギーを平行移動または回転運動に変換する駆動装置「電動アクチュエータ」の国際企業。長時間座り放しを改め、体を動かすことの大切さからつくられたのが、デスクを昇降させれるDESKLINE®。あらゆるデスクに組み込み可能とか。このような機能は、決められたデスクがなく、好きな場所で仕事ができる、海外のアドレスフリーのオフィスで目にする機会が増えてきましたが、日本で普及させるには、まずは多くの人に体験してもらうことが必要なようです。

T・balance PAT.P(Japan/ USA/ China)|株式会社ティ・カトウ
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▲T・balanceは、テーブルのがたつきを自動で制御する、いわば「縁の下の小さな力持ち」です。例えば、4本あるテーブルの脚の1本にT・balanceを装着。その他には、T・balanceと同形で機構のないパーツを取り付ければ完成。カフェやレストランなど、飲食シーンに欠かせない存在となる可能性大です。家具メーカーなどに部材として供給されるようです。

▶リポート第1弾はこちら

▶リポート第2弾はこちら

過去のリポートは、次のページでご覧いただけます。
■IFFT/interiorlifestyle living 『IFFT/インテリア ライフスタイル』
2009年12月 2010年11月 2012年10月 2013年11月

■interiorlifestyle TOKYO 『インテリア ライフスタイル』
2011年6月 2012年6月 2013年6月 2014年6月

過去のリポートは、デジタルブックとしても配信しています。次の画像をクリックして、ダウンロードしてお楽しみください。
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関連記事■次の暮らしのデザイン

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2015.06.23

梅雨の“1人1年分の米づくりワークショップ”では今、草取り進行中!

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突然の豪雨に見舞われたこともありました。
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▲初期は潮干狩り用の鋤簾(じょれん)を使って小さな草を。後期は取り残して大きく育った草を手で抜いています。除草後に積み上げられた雑草の山から、例年になく繁茂した雑草の様子が分かります。夏至(今年は6月22日)を過ぎた頃には、稲泥負い虫に負けて白化した稲の葉も復活します!

photo: 坂本さんチーム+Tranlogue Associates, text: Tranlogue Associates


去る5月3日(日)、今年初の試みとして“1人1年分の米づくりワークショップ”を開催しました。
幅約15m×長さ11mの田んぼで、日本人1人1年間の平均消費量と言われる約60kgの収量を目指し、田植えから草取り、稲刈り、精米までを自ら実践します。もちろん、完全無農薬+100%有機肥料+手作業による米づくり”です。

雑草との戦いに勝利!
今回挑戦しているのは、市川市から参加した坂本さんを代表とする8名のグループ。田植えの翌週から早速草取りを開始しました。
1〜2週間おきに、鋤簾を使って土を掻き上げ、小さな草を浮き上がらせることで除草。この作業を4回ほど繰り返しました。その後は、取り残して大きく育った雑草を手で抜いています。
今年は、春先に真夏日が頻発するほど暖かかったせいか、例年になく雑草が早く、しかも旺盛に繁殖してしまい、難しい草取りとなりました。また、例年になく大量の藻が発生し、鋤簾で土を掻く作業の妨げとなったことも、雑草の繁殖を許してしまった原因の1つです。

田植えから6週間を越えた今、坂本さんグループの努力の甲斐あって除草に成功。雑草との戦いに勝利し、稲の生長をコントロールできる状態になりました。
引き続き2〜3週間に1回程度、わずかに取り残して大きく育った草を抜いていきます。

なお、毎年梅雨の時期には、稲泥負い虫が発生して稲の葉を白化させてしまいます。青々とした田んぼが、にわかに白く変わっていく様子は、何とも不気味で不安なものです。しかし、「これも無農薬ならでは」と自らに言い聞かせ、心を落ち着かせていると、夏至の頃には虫も成長して旅立ち、稲も青々と復活していきます。

このあとは、さらなる分けつ、そして出穂を待ちます。

雑草の異常繁殖は、春先の真夏日と、草の発芽戦略変更が原因か?!
トランローグ・ワークショップの水田の雑草は、オモダカとシズイの2種類。今年はオモダカの繁殖が激しいですが、いつもの年なら見られる正月の縁起物として食べられる「クワイ〈塊茎(かいけい)。根の一部〉」が全く見られません。オモダカは、種子と塊茎から発芽しますが、昨年は100%除草に成功したため、今年は1昨年以前の古い種子から発芽したことで、クワイができなかったのでしょうか。
今年は、私たちの田んぼだけではなく、除草剤を使っている近隣の田んぼでも、初めてと言っていいほど雑草が繁茂しているそうです。
異常繁殖と生体の変化。来年以降の展開が楽しみです。


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▲上の表は、米づくりスケジュールの目安です。


▶2015年5月“1人1年分の米づくりワークショップ”で行った田植えの様子は、こちら

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▶トランローグ流、潮干狩り用鋤簾(じょれん)を使った草取りについては、こちら

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▶草取りのあと、疲れた体をほぐすストレッチは、こちら

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関連記事:ワークショップ Workshop 01 米作り/家庭菜園

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2015.06.16

《2014年11月》 IFFT/インテリア ライフスタイル リビングで見つけた次の暮らしのデザイン【リポート第2弾】

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世界に先駆けて発表された『ハイムテキスタイル トレンドプレビュー2015/2016』。ハイムテキスタイルは毎年ドイツ・フランクフルトで行われる、世界最大のテキスタイルの国際見本市。今回のコンセプトは「EXPERIENCE」(体験)。「Sensory」「Mixology」「Discovery」「Memory」の4つのテーマからなり、テーマごとにトレンドカラーが紹介されていました。

photo & text & movie: Shizue INOUE + Tranlogue Associates

2014年11年26日(水)〜28日(金)、東京ビッグサイト西1・2ホール+アトリウムにおいて、国際見本市 IFFT/interiorlifestyle living 『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング』が開催されました。本展は、東京から世界へ向けて「ライフスタイルを提案する」インテリアデザインのための国際的なB to B/商談見本市であり、一般来場者は入場できません。
メディアを通して次の暮らしをデザインするトランローグは、出展社を訪ねて取材しました。今回は第2弾のリポートです。

Lineview|株式会社 Anonimo Design
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店舗の装飾や空間の間仕切り、窓周りのレースカーテンの代わりとして使用されるストリングスカーテン『Lineview』。カラーバリエーションが豊富で、プリントやグラデーションなどもラインナップ。プリントコレクションでは、それぞれの糸にしっかりと色をしみ込ませることで柄をくっきりと表し、またどこから見ても柄が同じように見えるよう、染められているとのこと。ポリエステル100%でウォッシャブル。防炎性能(イ)ラベル〔水洗い洗濯及びドライクリーニングについての基準に適合するもの〕に合格しています。

chilt|株式会社 オークラ
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子どもと大人が共有できるサイズ感を探してつくられた家具シリーズ『chilt』(チルト)。このシリーズ名は、childとadultを融合させて名付けられました。通常の大人向けの家具よりひと回り小さめなので、コンパクトな空間にも無理なく取り入れられそうです。下写真のデスクは、小さな子どもには椅子に座るとちょうどよい高さ。大人には、座卓として使用するとちょうどよい高さになっています。素材は、北海道に古くから自生する針葉樹、トドマツを使用し、北海道のみで完全生産しています。白く柔らかな木肌と丸みのあるフォルムが温かみのある表情を出しています。

da|ハンマーキャスター 株式会社
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車軸のないハブレス・キャスター『da』シリーズ。「プレーン・ベアリング」という機構の開発により実現しています。斬新な構造とアルミを削り出したソリッド感で、シンプルながら、家具や什器のデザイン性を高めます。世界の名だたるデザイン賞も数々受賞。中・下写真はホイールにカーボンを使用した車いす。プロトタイプとのことですが、カーボンを使用することで、軽量・堅牢に。また、ハブレスキャスターはスポークがないため、斬新で未来的なデザイン性で目をひくばかりでなく、スポークに手や服などが巻き込まれにくくなるなど、使い勝手も上がりそうです。

EOQ|EOQ LTD
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イギリス出身で香港をベースに活動しているデザイナー、Michael Yangによるコレクション。上写真はJOSEPH TABLE LAMP。中写真の左側にあるアルミの塊を押し出し製法により同写真右側のように成形。シェードの形に削り出していき、サンドブラストや粉体塗装などを施して仕上げていきます。マットで鈍い光沢を放つアルミのシェードから柔らかな光が漏れ出て、大人の上質な空間を演出してくれそうです。下写真は、アルミのシェードをチェコの手吹きガラスで覆ったDub Pendantシリーズ。ソリッドなアルミと、温かみのあるガラスのコンビネーションが素敵です。

ieno textile
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ieno textileは、テキスタイルデザイナー南村弾さんの提案する、インテリアテキスタイルを中心としたライフスタイルショップ。南村さんは、ハイムテキスタイルのトレンドセッターとして、ヨーロッパ以外から初めて選出されています。上写真の手前は、南村さんが世界を旅するなかで撮影した風景を、デジタルプリントで生地に施したクッションカバー。個性的なテキスタイルをクッションサイズで取り入れることで、絶妙なアクセントをもたらし、インテリアがワンランクアップしそうです。
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▲カーテンクリップにはさまざまなレリーフ柄が。お気に入りの布をクリップで挟んでレールに吊るすだけでも、サマになりそうです。
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▲これらの生地は、左から「おてんきあめ」「やし」「こもれび」「そら」「みず」というタイトルが。インテリアに、自然の心地よさをプラスできそう。

ligne roset|ドリームベッド 株式会社
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フランスのデザイナー、ブルレック兄弟によるソファ『PLOUM』(プルム)。このソファのためにつくられた生地は、ストレッチ性の効いたウールで、柔らかな肌触りと座ったときのフィット感が魅力。ポリエステル混紡で、生地の強度も高めています。見ただけで体を気持ちよく包み込んでくれそうなデザインで、安心感を覚えて自然と腰掛けたくなってしまいます。同シリーズにラインナップされている『パフ』(写真手前)は、オットマンとしても、ソファとして腰掛けることもできるサイズです。

Manu Mobiles
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西洋由来のモビールを、日本の視点から再解釈してつくる名古屋のメーカー。「消費されていくものではなく、ずっと愛され続けるものを」と考えた結果、材料はすべて紙と糸のみでつくることにたどり着いたそう。モチーフは機械でカットし、貼り合わせは一枚ずつ丁寧に手作業で行っているため、大量生産は出来ないとのこと。四季折々の風景や行事などをモチーフにしたモビールは、どれもほっこりとさせられ癒されます。出産祝いなどでプレゼントすれば、贈る人の温もりも伝えられそうです。

sixinch|シックスインチジャパン
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ベルギーで2003年にスタートした、コンテンポラリー家具のブランドsixinch。ポリウレタンフォームを使用してさまざまな形に成形でき、独自開発の塗料「フォルムコート」でコーティングしているため、縫い目がなく耐水性に優れています。さらに耐候性にも優れいるので、公園などの屋外空間にも取り入れられるとのこと。柔軟性のある素材で、子どもから高齢者まで安全で安心に使用できます。

SyuRo

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SyuRoは、大きく広げた手のような葉をもつ、ヤシ科の植物「棕櫚」(しゅろ)から名付けられたそう。そこには、モノづくりの手が、優しく大らかなものであるように、との思いが込められています。上写真は、大きさの異なる箱が積み重なった入れ物。桐箱のエッジ部分にナラ材を組合わせることで、それぞれの箱を動かす際の移動がとても滑らかに。中写真左側は、石けんの製造中に釜に残ったり、成形時に削られたものを練り合せたリサイクル石けん(左側2つ)と、何度もお湯にくぐらせた、純粋な石けん成分だけの無添加石けん(右側2つ)。他に、使用済み食用油を何度もろ過してつくられた廃油石けんも。どれも肌に優しく、汚れにきびしい石けんだそうです。同写真右側は、ヒノキの枡にひのきの香りの蝋が入ったキャンドル。枡は防炎加工済みなので安心して使えます。下写真は、電球を製作していた墨田区の工場で、型吹きという製法でつくられた、うすはりグラス。軽くて口当たりがよいのが特長。真摯なモノづくりへの姿勢がうかがえます。

ultrasuede®|東レ 株式会社
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スエードのような感触のultrasuede®。マイクロファイバーが表面を覆っているため、肌触りがソフトで滑らか。マイクロファイバーは通常染まりづらいそうですが、東レの染色技術で、美しい発色・カラーバリエーションを実現しています。また、放熱特性と吸熱特性に優れているため、夏は涼しく、冬は暖かく快適。耐久性、通気性、メンテナンス性にも優れ、高機能な素材です。
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▲裁断や後加工の自由度が高いため、さまざまなデザインに対応できる。

yaetoco|株式会社 地域法人 無茶々園
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愛媛県の企業複数社からなるブース、「陽だまり気分 愛媛スタイル」から。yaetocoは、有機農法で育てた愛媛の柑橘と宇和海産の真珠パウダーをメインにつくられたオーガニックコスメブランド。防腐剤や石油由来成分は使用していないため、家族みんなで安心して使えます。ほのぼのとしたイラストと、元気の出る柑橘色のパッケージが印象的。上写真は、伊予柑エキスとみかんの花のハチミツを使用したハンドクリームと石けん。下写真はみかんがネットに入っているような、ユニークなバスボム。伊予柑の精油とみかんの花のハチミツでつくられ、お湯にいれるとやさしい柑橘の香りが広がります。

起立木工 株式会社
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起立木工は、静岡県にある企画開発から設計、製造、販売までを行う老舗の総合家具メーカー。無垢材を使用した高品質な家具や、ヨーロッパ直輸入の家具などを扱っています。写真手前は、畳をはずして収納もできる、キャスター付きのベンチ。アイデア次第でさまざまなレイアウトが楽しめます。現在はプロトタイプとのこと。

京東都|株式会社 ドゥオモ
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京都の刺繍工房と一緒に、新しい文化継承のかたちや刺繍の可能性を考える「京都発、東京経由〜世界行き。」がコンセプトの刺繍ブランド。ブランド名は、日本の伝統=「京都」と日本の今=「東京」を掛け合わせているそうです。日本の伝統的なモチーフや技法を表現しながら、現代的なデザインやカラーコーディネートと組合わせることで、新しい日本文化を提案しているようです。

小泉屋|株式会社 小泉製作所
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おりん、ドアベル、風鈴。職人さんの手によりつくられた、「快音」にこだわったアイテムが揃います。素材や形状により音色はさまざまですが、どれも清々しく、心が洗われるような優しく美しい響きが、暮らしに彩りを与えてくれそうです。

soraca|株式会社 三協リール
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自宅、オフィスを問わず、私たちの暮らしはさまざまなデジタル機器に囲まれるようになりました。同時にごちゃごちゃとした機器のコード類は煩雑で、悩みの種になりがちです。そこで、配線を整理して、見た目をすっきりさせるアイテムがsoracaシリーズ。上写真は、携帯やパソコンの充電コードなど、頻繁に使うコードを手軽に巻き取りたいときに活躍する『Roll Clip』。下写真は、煩雑なコード類を収納する『Cord Box Series』。スリットからコードを通すことができ、ボックス内側には、手持ちの電源タップを取付けられます。ボックスは、A4、A5、A4の1/2(縦方向にA4の半分)の3サイズを展開しています。

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▲『Roll Clip』は多色展開なので、ボックスの中で色分けして使えばどのコードか一目瞭然。
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▲デスク回りの煩雑さがスッキリ解決。A4を基本としたサイズ展開なので、ファイルボックスなど一緒にレイアウトしてもまとまりが出る。

紙のミルフィーユ|三洋紙業 株式会社
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紙を幾重にも重ねてつくられた『紙のミルフィーユ』。少しのことでは曲がらないほど強度に優れていますが、紙ならではの優しい風合いも備えています。上写真は『紙のミルフィーユ』を表紙に使用した袋とじノート。中は書き心地のよい薄手の紙が袋とじになっており、ミシン目で切り開けます。アイデアが沸き出してとまらなくなっても、同一ページにどんどん書き連ねていくことができます。中写真は、2色の『紙のミルフィーユ』をずらして接着した『Hopping』。テープで壁に貼ってフックにしたり、テーブルに並べてデコレーションしたりと楽しめます。下写真は組み立て式のiPhone5/5s向けケース。パーツごとに好きな色・柄を選んで組み立てることができます。

ぶっくはうす|株式会社 椿や
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家の形をした桐のブックエンドにセルフペイントを施せるキット。インテリアデザイン・外装から施工までを行う株式会社椿やと、株式会社増田桐箱店のブックエンド『ぶっくはうす』、ターナ色彩株式会社の塗料を使用したコラボレーションです。ブックエンドは、本の大きさや重さ、量によって、ずれたり倒れたりと意外と安定しないもの。そこで、薄い本や重い本に対応できるよう、ブックエンドの中に本を収納できる形に。桐製なので、防虫効果や調湿効果もあります。好みのペイントを施せば、オリジナルのブックエンドが完成。今後自宅の壁をセルフペイントしてみたい人が、塗装の練習をするのにもちょうどよいサイズです。
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▲読みかけの本は、屋根の部分に被せて置いても。

積ンデコ|株式会社 紙源
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積ンデコは、ユーザーが思い通りの形に積み上げて使用できるブロック。蜂の巣構造のペーパーハニカムを段ボールで包んでできています。上写真の左奥は、災害支援ユニット『積ンデコ plus』。取っ手のついた段ボールケースに、災害時に役立つブロックユニットが収められています。重さは25kgと一人でも運搬可能。テープファスナーを採用し、工具なしで簡単に組み立てられ、組み替え方でテーブルや大人2人分のベッドなどになります。外箱はベッドやテーブル周囲を囲う間仕切りに。使用後は箱に収納して保管でき、部分的に修理や交換も可能。不要となれば、同社が引き取りリサイクル・リユースして再度新品に生まれ変わらせられます。
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▲傷んだブロックは、同社に修理に出せば、外側の段ボールを貼り替え可能。

ものはら/HASAMI|有限会社マルヒロ
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陶磁器の商品企画開発・卸・小売りを手掛けるマルヒロ。4つの自社ブランドを展示していたなかから、2ブランドをご紹介。ひとつめは『ものはら』。"ものはら"とは、登り窯のそばにある、焼き損ないの製品を捨てる場所のこと。長い年月を経た"ものはら”にできた焼き物の地層は、積み重ねられた歴史と伝統技術の上に「今」があるということを一目で伝えてくれる、とのこと。上写真は『ものはら』の『くらわんかコレクション』。江戸時代、庶民向けに低価格の日常食器がつくられた、くらわんか時代をテーマにしており、リーズナブルな価格帯で素朴な風合いが特徴です。ふたつめにご紹介するのは『HASAMI』(下写真4枚)。波佐見焼の陶磁器で、毎年ひとつの国とシーンをテーマにしたコレクションを発表しています。
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▲メキシコの風土をイメージして2011年に発表された『SEASON 02』。ボトルに描かれた「POISON」とバツマークがユーモラス。
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▲2012年に発表された、フランスのおままごとセットをイメージしたオーブンウェア『SEASON 03』。
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▲産業景観の風化をイメージした流れる釉薬と、ドイツのテクノスケープのような工業的デザインのランプ『SEASON 04』。2013年発表。
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▲イギリスのパブで使われるようなお酒周りのアイテムをそろえた『SEASON 05』。2014年発表。

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関連記事■次の暮らしのデザイン

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2015.06.12

“1人1年分の米づくりワークショップ”&“田植えワークショップ2015”を開催しました。

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▲3つに分けた真ん中が“1人1年分の米づくりワークショップ”。

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去る5月3日(日)、今年も好天に恵まれ、房総のワークショップでは「米づくりを楽しみたい方」「将来自給自足に挑戦してみたい方」を対象に、「田植え体験」「里山の保全・再生」「田舎と都会の交流」を目的として、WWOOF方式(有機無農薬栽培の技術や食事と、参加者の労働を交換)で田植え体験ワークショップを行いました。

また、今年は初めての試みとして“1人1年分の米づくりワークショップ”を同時開催。
参加者は、幅約15m×長さ11mの田んぼで、日本人1人1年間の平均消費量と言われる約60kgの収量を目指し、田植えから草取り、稲刈り、精米までを自ら実践します。

このページでは、約40名が参加した2つのワークショップをリポートします。
もちろん、どちらも完全無農薬+100%有機肥料+手作業による、“今時あり得ないけど、日本で2千年以上続く昔ながらの米づくり”です。
TPPが締結され、海外から安価な米を輸入して食べる時代が目前に迫る今、“次の暮らしをデザインするトランローグ”が提案するのは、「人と人が助け合いながら、自分が食べる米を自分でつくる技と楽しみの伝承」です。


“1人1年分の米づくりワークショップ”では、市川市から参加の坂本さんを代表とする7名のグループが田植えに挑戦しました。
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▲田植えは、7人で約1時間。1人なら約7時間の計算になります。
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▲上の表は、米づくりスケジュールの目安です。


“田植えワークショップ2015”では、例年通り、田んぼの北と南、両端からスタート!
最後は恒例のハイタッチ! 皆さんの個性溢れる帽子にも注目です。
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田植えのあとは、労働と交換の食事会です。米や米パン、餅を使った料理が並びました。Img_4579_02
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▲竜田さん作「干し葡萄から手づくりした天然酵母で発酵させた自家製パン」。佐藤さん作「桜チップでスモークしたチキン、チーズ、ソーセージ」。色井さんがその場で料理してくれた参鶏湯(サムゲタン)などなど・・・。
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食事のあとは、自己紹介を通して交流したり、物々交換やデザートを楽しみました。Img_4599_02
▲建築や編集など、様々な職業のプロが集まるなか、さらに参加者同士の親睦を深めるため、今回から1人の方により深く話を伺うことに。第1回は大手広告代理店OB、河村さんのファミリーストーリー。泣けました。
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▲恒例の物々交換。大工さんがつくってくれた子ども用ハンガー。物づくりの真心が受け継がれるって素敵ですね。
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▲田んぼの土手で栽培した黒豆と、地元乳業メーカーが地元の牛乳でつくったアイスクリーム。地産地消です。
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▲近隣の村杉さんからいただいた白子産タマネギ、お茶、タケノコなどを分け合いました。白子産タマネギは、辛みががなくそのままサラダで食べられるのが特長。毎年5月には「白子たまねぎ祭り」も開催されます! 上の写真は、田植えから一夜明けたキャンプの朝です。


過去の田植えの様子は、次のページでご覧いただけます。
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