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2014.12.15

トーヨーキッチンスタイルとハイメ・アジョンがデザインする次の暮らしの洗面空間。

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photo, movie & text: Motohiro SUGITA + Tranlogue Associates Inc.


MATERICO by Jaime Hayon

2014年に創業80周年を迎え、“「住む」をエンターテインメントにする企業”を標榜するトーヨーキッチンスタイル。世界で最も人気のクリエイターの1人、ハイメ・アジョンとのコラボレーションがスタートしたのは、約5年前に遡るそうです。
ハイメ・アジョンは次のようにコンセプトを語ったそうです。
「今では殺風景な空間になりがちなバスルームですが、ビクトリア朝やアール・デコなど100年ほど前のヨーロッパには、バスルームがリビングルームと同様の価値をもっていた文化がありました。今回のコラボレーションで、かつての魅力を取り戻したい(要約)」

デザイン関連のイベントで盛り上がる10、11月の東京デザイン月間。2014年10月30日(木)、南青山にあるトーヨーキッチンスタイル 東京ショールームにて、新作“MATERICO by Jaime Hayon”のレセプションが開催されました。
そこには、人の目を惹きつけ、一瞬にして心を掴んでしまうユニークなデザインと、最高難度のハンドメイド技術の融合がありました。

メディアを通して次の暮らしをデザインするトランローグは、レセプションの様子をリポートします。


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仕事を終えて、キッチン・インテリア業界関係者が続々と集結するなか、渡辺孝雄代表取締役社長の挨拶でレセプションが開幕。ハイメ・アジョンの母国で日本との通商を取り持つスペイン大使館関係者のスピーチ。そして、ハイメ・アジョンの登壇です。


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MATERICO by Jaime Hayon には、ステンレススチール、大理石、メイプルとオークの木材、ミラーといった素材が組み合わされ、ヨーロッパとアフリカ、キリスト教文化とイスラム文化が混じり合ったスペイン的とも言える世界観さえ感じさせます。そんな多面性を持ったMATERICOを、イメージ的にも製品的にもしっかりと支えているのが、柔らかな曲線を描く最高難度のステンレススチールのシンクのようです。
MATERICOによって日本の洗面空間が解放され、さらに新たな浴槽が提案されるなど・・・私たちが“バスルームに住む”日も遠くない・・・そう感じさせてくれます。
仕様と価格については、上写真2番目の組み合わせの場合、「TOP: ホワイトマーブル/SINK: 塗装ホワイト/WIDE: 200cm/価格: 1,789,000円(税抜)」。


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プレゼンテーションのあと来場者は、ハイメとの会話や、スペインのスパークリングワイン CAVAやオードブルを楽しみました。


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日本に居ながらにして、ヨーロッパのインテリアトレンドをいち早く味わうことのできるショールームから・・・シンプルな黒いシェードの内側に繊細なガラス細工が施されたペンダント照明“Fool Moon”。バラの花びらで縁取られた“Dainty Rose Mirror”。モダンでアンティークな独特の世界観を発散する“Patchwork Velvet Armchair”。収納パネルにあしらわれた、ヴェネツィアンガラスを使ったSICISのモザイクタイル“Kiss”。カップ&ソーサーを積み重ねたユニークな“Teatime Vase 30”・・・。トーヨーキッチンスタイルは、際立つ個性のインテリアアイテムを独自の審美眼で組み合わせ、「住む」をエンターテインメントしています。


“& Living Party|トーヨーキッチンスタイル2011”におけるハイメ・アジョン関連の記事はこちらから


関連記事■次の暮らしのデザイン

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2014.12.08

《2014年11月》 IFFT/インテリア ライフスタイル リビングで見つけた次の暮らしのデザイン【リポート第1弾】

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▲アトリウムでの特別企画「THE HOTEL」に設けられた“Long Long Table Cafe”。80脚もの名作椅子が並び、2012年東京・富ヶ谷にオープンした世界最高峰、と話題のFUGLEN TOKYOのコーヒーを味わうことができました。

photo & text: Motohiro SUGITA + Tranlogue Associates
movie: Shizue INOUE + Tranlogue Associates

2014年11年26日(水)〜28日(金)、東京ビッグサイト西1・2ホール+アトリウムにおいて、国際見本市 IFFT/interiorlifestyle living 『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング』が開催されました。本展は、東京から世界へ向けて「ライフスタイルを提案する」インテリアデザインのための国際的なB to B/商談見本市であり、一般来場者は入場できません。
メディアを通して次の暮らしをデザインするトランローグは、
会場に出展社を訪ね、取材しました。
今年アトリウムで開催された特別企画のテーマは、「THE HOTEL」。東京オリンピックの開催や、世界的なデザインホテル人気を背景に、時代のニーズを先取りした商材やステイスタイルが提案されていました。コンセプトディレクターは、インテリアスタイリストでスタイルディレクターの黒田三津子さん。天然素材を中心に、材料の特性を生かす、今までにないデザインアプローチの数々に注目です。
リポートは次回に続きます。お楽しみに!

Challenge|株式会社カンディハウス
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▲エッジとカーブ。座面の浮遊感と木の硬質感が調和した、彫刻作品のように美しいアームチェアとテーブル(上写真・下)。大きく波打つクッションの柔らかさが、対照的です。デザインは、Peter Maly さん。アトリウムの特別企画「THE HOTEL」と、旭川家具工業協同組合の出展コーナーで、自信に満ちた表情で展示されていました。

“A single room like a motel”/ “A single room like an office”|株式会社 石巻工房Img_4335_02
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▲2011年、東日本大震災の直後に津波の被害を受けた地域で結成された石巻工房。被災者によるDIYを支援しながら、地元商店街を復旧し、今では地域のコミュニティ、地域活性化の起爆剤としての役割を超えて、国内外で注目される存在にまで育て上げられました。手づくり感いっぱいの石巻工房ブランドですが、小さなオフィスやモーテルのようなシングルルームとしてコーディネートされると、たちまちセンスのいい空間が誕生。彼らが注目する「デザインの力」が見事に結実した成功例と言えそうです。特別企画「THE HOTEL」で展示。

KRONGHIP INNOVATION
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▲シューズ、ライフスタイルグッズ等の輸入卸、販売を手掛ける株式会社クロンティップ(東京都豊島区)ですが、今回は特別企画「THE HOTEL」のゾーンで食をテーマに出展。多くの来場者を集めたブースでは、食とインテリアの境界が取り払われ、両者が切っても切れない関係であることを実感させてくれます。NYのバーボン醸造所のオーク樽で熟成されたメープルシロップNOBLE handcraftedは、米国の有名ホテルレストランのシェフに採用され、ギフトとしても人気のアイテムだそうです。

SERENDIPITY|株式会社タグチクラフテックImg_4347_02
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▲スピーカーシステムのシリーズ、SERENDIPITYをリリースした“Taguchi”は、コンサートや設備音響の専門ブランドとのこと。円錐状の反射板が音を360度水平に広げる無指向性スピーカーは、均質な密度のバーチプライウッドを積層することにより、安定した音を再現するそうです。臨場感溢れる音を再現するという、6面すべてにスピーカーユニットを取り付けた、全方向型スピーカーも、インテリアライフスタイルを楽しくしてくれそうです。価格はおよそ10〜18万円(税抜き)。特別企画「THE HOTEL」で展示。

艸方窯
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▲美しく光りを透過させる信楽焼(滋賀県)のシリーズ。長年にわたってTOTOの洗面器をつくり続けてきた艸方窯が、滋賀県窯業技術試験場による、透光性の高い「信楽透器」という特許技術を用いて開発されました。以前からアクリルを使った光る洗面器や、透過する光りを楽しむランプシェードはありましたが、艸方窯の真骨頂は、スタイリングにあるようです。陶器ならではの厚みや重たさを感じさせながら、上品に、しっかりと光る、質の高いイメージをつくり出しています。特別企画「THE HOTEL」で展示。

O-Bath clover|檜創建株式会社Img_4355_02
▲“O-Bath clover”は、バスタブに浸かりながらテーブルを囲んで入浴と会話を楽しむパーティー用のバスタブです。檜(ひのき)の名産地、岐阜県中津川市で檜風呂を中心に木製風呂を手掛ける檜創建が提案。外寸2×2×0.53×2.5m(パラソル含む)の木曽檜仕様で5,200,000円と高額ですが、日本の風呂文化を現代に継承、発展させる心意気と技術力に注目です。特別企画「THE HOTEL」で展示。

HINOKI WINDSOR|木工房ようびImg_4359_02
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▲栃木県で鳶職の孫として子どもの頃から木と親しんで来た大島さん(木工房ようび|家具設計)は、岡山県西粟倉村に家具職人として移住。そこで目にしたのは使われず、荒廃した植林。ふんだんにある檜を使って、17世紀来庶民の家具として親しまれたイギリスを代表する家具、ウィンザーチェアを模範とした“檜のウィンザー”づくりへの挑戦が始まりました。家具には向かないと言われた檜ですが、試行錯誤を重ね、接合部には独自の仕口を開発し、実用新案を取得したとか。白くて柔らかい檜は、日本木造建築のシンボル。日本の木造建築と好相性の檜の椅子が、私たちの身近な存在になる日も近いかも知れません。特別企画「THE HOTEL」で展示。

山形緞通|オリエンタルカーペット株式会社Img_4362_02
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▲1935年創業の山形緞通は、糸づくりから染め、織り、アフターケアまで職人による一貫生産を行う、日本で唯一のメーカーとのこと。伝統的な絵柄ばかりでなく、自然が生み出す空の色を表現した“空シリーズ”。季節によって移り変わる山の景色を表現した“影シリーズ”は、伝統的な掛軸や色紙に代わるものとして、今日的で均質な空間に季節感など自然の変化と豊かさを感じさせてくれます。特別企画「THE HOTEL」で展示。

hyakushiki|有限会社丸嘉小坂漆器店
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▲木曽漆器をベースとした漆ガラス。「透明」の代名詞であるガラスと、「塗り」の代名詞である漆の組み合わせは、他の素材にはない独特で、高品質な雰囲気を醸し出しています。日本伝統色をベースに、2つの異なる艶と手触りを楽しむことができます。真っ白な空間に、個性豊かな器が立ち上がるインスタレーション、まさに百花繚乱といった印象です。

Mt Tubular Magnesium Furniture|株式会社マクルウ
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▲マグネシウムチューブ製ファニチャーブランド“Mt(マウント)”は、マグネシウム合金製金属棒材と管材の冷間引き抜き加工に特化したベンチャー企業、株式会社マクルウによるプロダクトシリーズ。アルミニウムの約2/3という超軽量性を生かした、軽快で浮遊感溢れるmt 001(上写真)は、重量約1.9kgとのこと。きれいな容姿と「世界初マグネシウムパイプ製チェア」といううたい文句が、多くのメディア関係者をキャッチしていました。但し、出展時はプロトタイプとのこと。今後の製品化に期待絶大です。

sudare by nendo|杉田エース株式会社
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▲ベランダなどコンパクトな屋外空間用に開発された家具シリーズ。椅子とテーブル、簾(すだれ)の3つを組み合わせ、折り畳んで自立させればパーティションに。テーブルは、簾を固定する位置によって高さを変えられます。また、トレイやボウル状の専用のアクセサリーは、簾の隙間を利用して固定できる優れもの。国内外で大活躍し、今では日本デザイン界をリードするnendo(代表・佐藤オオキさん)ならではの、シンプルでありながらひねりの効いた多機能性に溢れるデザインです。

秋田と埼玉。桐に係わる農商工連携事業
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▲無垢の桐(きり)の板を使い、味わい深い様々な表面加工を施したインテリアボードの提案。柔らかく加工しやすい桐は、見た目にも、とても優しい印象です。2015年春に商品化されるとのことですが、コストやプライスを含め、今後の展開が期待されます。これらは、秋田県の雄勝広域森林組合によって生産された桐を、埼玉県の厚川産業(株)、春日部桐箱工業協同組合、(株)松田桐箱が製品化し、販路開拓に当たる農商工連携事業によって商品化されます。

▶リポート第2弾はこちら

▶リポート第3弾はこちら

過去のリポートは、次のページでご覧いただけます。
■IFFT/interiorlifestyle living 『IFFT/インテリア ライフスタイル』
2009年12月 2010年11月 2012年10月 2013年11月

■interiorlifestyle TOKYO 『インテリア ライフスタイル』
2011年6月 2012年6月 2013年6月 2014年6月

過去のリポートは、デジタルブックとしても配信しています。次の画像をクリックして、ダウンロードしてお楽しみください。
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関連記事■次の暮らしのデザイン

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2014.12.01

DESIGNTIDE TOKYOの流れを汲むSHOWCASE展。第2回の2014年、大きく展開しました。

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photo, movie & text: Motohiro SUGITA + Tranlogue Associates Inc.


デザイン関連のイベントで盛り上がる10、11月の東京デザイン月間。2014年10月25日(土)〜11月3日(月)まで、(旧)代官山ラヴェリアアネックス2Fでは、SHOWCASEが開催されました。
“美と価値を集め、記すこと”を標榜するSHOWCASEは、“思考をトレードするDESIGNTIDE TOKYO”を継承しながらその枠を超えて、東京、そして日本、さらには世界中のデザインシーンの今を紹介しながら、各国のデザイン関係者を結ぶ装置として動き出しているようです。
初回の昨年、出展者は日本人デザイナーだけでしたが、今年は台湾とスイスからも参加しました。異なる地域や文化、環境の違いから生まれる独創性ある作品を通して交流し、さらに新しい美や価値、思考のトレードが生まれることが期待されています。
メディアを通して次の暮らしをデザインするトランローグは、デザインに関心の高い人々で賑わう代官山の会場を訪ね、第2回SHOWCASEを取材しました。


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考古娃娃|徐景亭Gina Hsu
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かつて陶器でつくられていた人形の顔に魅了され、あたかも“考古学”のように粘土でかたどった複製部品を製作。完璧で気まぐれ、魅力的な人形の顔を求めて土俗的、古典的な童顔を再現し、たどり着いたのは不完全な魅力だった、とのこと。
除さんは、台湾の大学でインダストリアルデザインを学んだ後、オランダで修士号を取得。現在は、台湾の大学で教鞭を執る傍ら、プロジェクトマネージャー、キュレーターも努めているそうです。


方間雲亭|王喆 Che Wang
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“The un-known Cloud”をテーマに6種類の基本的なプロトタイプのユニットを選定。60cm角のユニットで構成されたCloud Arbourは、人の動きによって展開し、連続する曲面は風によって変化する雲のように空間を柔らかく滑らかにするとか。
王さんは、台湾の大学院建築科を卒業。大学で教鞭を執る傍ら、伊藤豊雄建築設計事務所と共同で台中メトロポリタンオペラハウスを手掛けているそうです。建築の空虚性と流動性が彼の関心事とのこと。


Clip|呉孝儒 Pili Wu
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台北の興城街に集積された旋盤加工技術を活用して組立パーツをシリーズ化。パーツを用いて様々なテーブルやシェルフのバリエーションをつくれるそうです。
呉さんは、台湾の大学を卒業後、呉氏設計を設立。作品には、台湾での生活における視覚的、感覚的な体験が反映されているとのこと。


傳家寶(Combs) 藏匿的美好|周雅雯 Ya-Wen Chou
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(上写真上)母国台湾固有の伝統様式を探求するプロジェクトの一環。かつては、自然と調和し、来世では子孫を見守ることを至福としたそうです。そのような至福に満ちた景色を再現することを目標に、物語を引き継いでいるそうです。櫛は、母から嫁ぐ娘の幸せを願って母から受け継がれる大切なもの。作品は、記憶の中の思い出と風景の色を組み合わせることによって産まれた櫛だそうです。
(上写真下)貴重な鉱物の形状や貝殻の構造から着想。シリコン、ラテックス、樹脂、石膏を使って渾然一体とした形状を産み出す試みとのこと。
呉さんは、イギリスのカレッジ在籍中から国際的なファッションブランドと作品が契約されたとか。異なる素材の組み合わせを探求し、オブジェとして作り上げることが得意だそうです。


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For LLOYD|長坂常
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竹と向き合い始めて1年。何をやっても「竹」になり、「和」になってしまう竹が憎たらしいとか。どこにも所属しない、竹をデザインしてみたいとのこと。
長坂さんは、芸術大学卒業直後にスタジオスキーマを立ち上げ、その後、コラボレーションオフィスHAPPAを設立。家具から建築まで、1/1サイズを意識した設計を行っているそうです。


Gathering|寺本愛
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作品は、集合写真の持つ静かな力強さに着目し、個と集合、両方の視点から人間について考える試みだそうです
寺本さんは、美術大学の空間演出デザイン学科を卒業後、イラストレーターとして活躍。インテリアその他の分野とコラボレーション、役者としても活動。


Control|二俣公一
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普遍的な材料を使い、フォルムの解放、自由を手に入れるため、全体からジョイントを含めたあらゆる構成要素まで、想像と制御を繰り返すそうです。今回の展示では、シンプルなストラクチャーであるスツールを、最も基礎的な対象と位置づけ、スタディに取り組んだとのこと。
二俣さんは、空間デザインを軸とするケース・リアルと、デザインオブジェクトに特化する二俣スタジオを主宰。


柱の間のベンチ2|中村竜治
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ベニヤを丸めた筒を糸で固定し、柱や壁の間に隙間なく並べられたベンチ。人が座ることで筒は横に膨らむ一方、周囲の筒は縦に伸びるが、固定している糸が筒を一定以上には膨張させない仕組み。アートやデザイン、建築といった誰かが決めたジャンルを取り払ってくれる、気持ちのいい空間を生み出す作品です。
中村さんは、芸術大学の大学院を卒業後、青木淳建築計画事務所を経て中村竜治建築設計事務所を設立。著書に『コントロールされた線とされない線』(LIXIL出版)。


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con.temporary furniture|Colin Schälli
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運びやすく組み立てやすいシンプルな家具コレクション“con.temporary furniture”は、釘などを使わず再生可能資源である木材からつくられているとのこと。また、長距離輸送の手間やコストを抑えるため、販売させる国毎に選ばれた職人が製作しているとか。各モデルは日本の畳のモジュールに合わせ、三六サイズの合板を基準に製作されているため、解体してフラットな状態にすれば、自家用車でも簡単に運搬できるそうです。
Schälliさんは、スイスの芸術大学に在学中からグラフィックとパッケージデザインに係わり、卒業後にオフィスを設立。日本の大手アパレル会社のコンセプトブックシリーズなど、日本でも活躍。


Stelle Filanti Installation|Atelier OÏ
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Venini Artlight から発表された新作 “Stelle Filanti”は、ベネチアの吹きガラスと革を組み合わせた高品質なペンダント照明。作品の中心的なテーマは変形、とのこと。静かに上下しながら表情をつくり、音も無く周辺の空気を変質させます。
ジャンルという概念や、ジャンルの間に立ちはだかる障壁を失くすことに努めてきたAtelier OÏは、1991年にスイスのヌーヴヴィーユで設立以来、世界的に評価され、イタリア家具メーカーなど数多くのブランドのデザインを手掛けているそうです。


Palutta|Carlo Clopath
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“Palutta”は、スイス・グラウビュンデン州の伝統的な製造方法と調理習慣、異文化技術を組み合わせたカトラリーと調理器具シリーズとのこと。昔ながらの原型に基づき、新たな製造方法によって実現した緻密な図面を手掛かりに、原型を修正することで生まれた軽量で高品質なプロダクトだそうです。
CLOPATHさんは、スイス・ローザンヌの美術大学で学んだ後、デンマークでの勤務等を経てスイスにオフィスを設立。


第1回SHOECASE展における松澤氏インタビュー記事はこちらから


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