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2014.11.14

【 2014稲刈り&収穫祭】不可能と思われた、無農薬+有機肥料+手作業の米づくりに成功しました!

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▲稲刈りワークショップ開始直前の田んぼの様子
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▲100%無農薬で雑草も倒伏もない田んぼの成功を祝って「めで鯛めし」
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▲稲刈り終了後、恒例の記念写真
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▲紅白の「祝い餅」をお土産に

▲稲刈りと収穫祭の様子を動画で紹介。雑草のない田んぼについて、参加者の皆様にインタビューしています。

photo, movie & text: Tranlogue Associates


去る9月14(日)、トランローグは房総のワークショップで「有機無農薬による米作りを楽しみたい方」「将来自給自足に挑戦してみたい方」を対象に、「稲刈り体験」「収穫した新米の試食」「里山の保全・再生」「田舎と都会の交流」を目的として、WWOOF(労働と、食事や宿泊場所の交換)方式で稲刈り体験と収穫祭を行いました。
このページでは、横浜、東京・・・茂原ほか各地からご参加いただいた約30名の老若男女によるワークショップの様子と、手仕事による有機無農薬の米づくり成功のポイントについてリポートします。

【大成功その1】農薬を使わず、雑草も倒伏もない田んぼづくりに成功!
米づくり6年目の2014年は、トランローグ・ワークショップにとって画期的でめでたく、記念すべき年になりました。
何と! 100%無農薬で手作業による米づくりでは不可能と思われた雑草の防除に、成功してしまったのです。
勝因は、冬に田んぼに水を張り放し、雑草の根や種を凍らせて融かして腐らせた「氷り田んぼ(冬期灌水田んぼ)」。そして、田植え後、水を深く張って雑草に酸素を与えず、生長を抑えたこと。さらに、潮干狩り用の鋤簾(じょれん)で土を掻いて小さな雑草の芽を浮かせ、除草したことなどです。
また、空中から稲の栄養となる窒素を地中に固定すると同時に、雑草の繁殖を防ぐと言われているレンゲを育てる「レンゲ田んぼ」もつくってみました。しかし、春に開花後、他の雑草に負けて失敗(生育不良)。来シーズン(2014冬〜2015冬)は、冬期灌水で雑草の根と種を退治し、2016年に再度レンゲ田んぼに挑戦します。
雑草の防除に成功した田んぼでは、稲は地中の栄養を奪われることなく、たくさんの大きな実を付け、例年になく豊作となりました。粘りのあるプチプチした食感で甘く秀逸な味覚です。
これは、鋤簾で土を掻いた際、稲の根を切ることで、稲はより深く根を張ったことが功を奏したようです(「中耕」と呼ばれる農法に相当)。また、幾度となく襲ってききた台風や強風に負けず、収穫まで倒れませんでした。近隣の田んぼでは、倒伏が当たり前のなか、まさに奇跡の風景でした。ただし、アライグマらしき動物が稲穂を倒し、田んぼの中に獣道(けものみち)をつくっていきました(笑)。
一般的には、稲の根を深く張らせるために「中干し」といって、栽培の途中で一度田んぼの水を排水し、地面を乾燥させます。しかし、中干しは雑草にとっては繁殖のチャンス。私たちの田んぼは無農薬のため中干ししませんでした。鋤簾による除草&根切りが、見事に中干しの代役を果たしたようです。

【大成功その2】昼飯(収穫祭)前に稲刈りとハザガケを完了!
ワークショップ6年目にして初めて、収穫祭前に、予定した稲刈りとハザガケ、すべてを終えることができました。雑草がなく稲刈りに集中できたこと。そして、細かい作業も可能な、手の平側だけにゴムが引かれた手袋を採用したことが、効率アップにつながったようです。例年は軍手を使っていましたが、稲刈りはできても、稲の束を縛る作業には不向きでした。
また、例年は、刈り取りとハザガケを分業していましたが、刈り取るスピードに対してハザガケが追い着きませんでした。参加者の技術が熟練した6年目の今年、分業せず1人でハザガケまで行うことで、結果として時間内にすべての作業を終えることができたようです。
収穫祭前に稲刈りとハザガケを完了できた分、ゆっくり食事したり参加者の皆さんと会話を楽しむことができました。


秋晴れのもと、一斉に稲刈りをスタート!
大人も子どもも真剣です。

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▲3つに分けた田んぼの1つ。モチ米からスタート。ご覧ください、台風にも負けなかった、立派な稲の立ち姿を! 雑草もありません! なお、今年は事前に隣接するコシヒカリを収穫しておいたため、6年目にして初めて、モチ米とコシヒカリを混ぜてしまうトラブルも起りませんでした(ほっ)。
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▲あともう2、3株でモチ米は、終了です。
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▲3つに分けた田んぼの1つで稲刈り終了です! 約1時間くらいかかったかな。


稲刈りと同時に収穫祭の準備。
今年は、どんなメニューが登場するかな?!

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▲料理犬ではありません。犬の手も借りたい、そんな状況のようです。仁くんは、保健所に保護された犬を引き取って飼い主を探す活動を行うグループ「ちばわん」の吉田さんから、一昨年に譲っていただきました。動物を買わずに飼う選択肢も考えたい。そんな時代です。


3つに分けた田んぼの2つ目、「氷り田んぼ(冬期灌水田んぼ)」に移動。
がんばって収穫祭前に、刈り取りとハザガケまで終わらせるぞ!

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▲「氷り田んぼ(冬期灌水田んぼ)」は、すべてコシヒカリです。
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▲15株ほどを残して記念撮影。完了の瞬間を写真で表現するのは難しいなぁ。
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▲終わりました! モチ米を含め、全工程約2時間半でした。
なお、時期をずらして田植えを行った「レンゲ田んぼ(写真中央。レンゲは失敗。除草は成功。品種はコシヒカリ)」は、この2週間後に収穫しました。


稲刈りの後は、参加者の皆さんの労働と、自然の恵みに感謝して収穫祭を開催。
もちろん、ご飯も米パンも新米です!

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▲佐藤さんがつくってくれた「鶏の薫製と、チーズの薫製(写真手前)」
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▲色井さんがつくってくれた「煮卵と、鶏と根菜の煮物(写真左)」
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▲河上さんがつくってくれた「ポテトサラダ」
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▲内川さんがつくってくれた「ティラミス」


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▲6月に結婚された伊藤さんご夫妻。自家製の、濁酒と米パンのケーキでお祝いしました。ご夫妻は濁酒好きと聞き、例年よりも濃いめに仕上げました。


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▲虫を怖がる江戸っ子も、何故か田んぼではワイルドに。大人も同様だから不思議です。
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▲ベトナム帰りの色井さんチーム。収穫祭の夜は、庭でキャンプしました。


★★★ ご 案 内 ★★★

約15m×約10mの田んぼ(下写真。刈り取り前の田んぼ)で『1人1年分の米づくりワークショップ』を開催。
挑戦する個人、あるいはグループを募集します!
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米の収量は、日本人1人当たりの年間平均消費量の60kgを目指します(不作でも30kgは収穫可能と予想します)。
田植えは延べ8時間以上。草取りは延べ10時間以上。稲刈りは延べ10時間以上。脱穀・選別は延べ9時間以上。精米は延べ10時間以上かかります。
『1人1年分の米づくりワークショップ』への参加条件として、まずはトランローグが毎年行っている田植えと稲刈りワークショップに1年間(2回)参加いただきます。具体的な作業内容や日時、費用については、個別にお問い合わせください。
長い人生の半年間、貴重な米づくりにチャレンジしてみませんか?!

田植えならびに稲刈りワークショップ参加者の皆様に収穫した米をお譲りします。
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今年は豊作につき、田植えならびに稲刈りワークショップ参加者の皆様には、収穫した米を1kg当たり200円、1人(1家族)1回5kgまでお譲りします。ちなみに有機無農薬米の市場価値は、1kg1,000円以上のようです。お支払いは、引き取りに来られる場合、商品と引き換えに現金。配送の場合、当方指定の口座に前払い(振込手数料は購入者負担)でお願いします。宅急便で関東圏内に配送した場合、送料は5kgまで864円(2014年11月現在。ヤマト運輸)です。
なお、数量に限りがあるため、なくなり次第終了させていただきます。また、急ぎや精米の加減、精米日時の指定など、特別なご依頼にはお応えできない場合があります。予めご了承ください。


関連記事:ワークショップ Workshop 01 米作り/家庭菜園

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