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2013.07.23

EUのモダンでハイエンドなインテリアデザインに出合える展示会「european design」2013【リポート第1弾】

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photo & text: Shizue INOUE

会期:2013年6月5日(水)、6日(木)

会場:ヒルトンホテル東京

主催:欧州連合

6月5日、6日の2日間、EU加盟国から37社が来日し、インテリアの展示会「european design」(www.europeandesign.jp)が開催されました。この展示会は、EUの優れた技術やデザインを日本に紹介するプログラム「EU Gateway Programme」(www.eu-gateway.jp)の一環として行われているものです。トランローグは、本展示会のブランディングとプロモーションデザインを担当しています。デザイン家具、インテリアアクセサリー、テキスタイル、照明、テーブルウェア、陶器など、ヨーロッパのデザイントレンドに触れられる貴重な機会です。今回は第1弾として18社をリポートします。

■AGNELLA Rugs & Carpets(アグネラ ラグズ&カーペット)|ポーランド
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ポーランド最大のカーペットとラグのメーカー。イギリスやニュージーランドのウールを使用し、品質は業界最高レベルを誇るそう。業務用には、ホテルやカジノ、船舶、パブ、レストラン、劇場向けなどに、機械織カーペットの最高級品といわれるアキスミンスターカーペットを。住宅向けには、耐久性に優れているウィルトン織のエリアラグを製造。幾何学的パターンや、植物をモチーフとしたパターン。シンプルなものから手の込んだデザインまで、多種多様なパターンを取り揃えています。

■Alpaka(アルパカ)|エストニア
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ブランド名の通り、柔らかな手触りが魅力のアルパカの毛を使用した、ショールやブランケット、ファーラグ、毛布、クッション、ベッドカバーなどを製造しています。なかでもベビー・アルパカと呼ばれる、生まれて初めて刈り取ったアルパカの毛を使った製品は、特に柔らかくとろみがあり滑らかで、心地よさにうっとりしてしまいます。

■Andreu World(アンドリュー ワールド)|スペイン
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オフィスなどの業務用家具をメインに展開しているスペインのブランド。コンテンポラリーなデザインが特徴で、無垢の木製家具や、スチール、アルミ成形品、PP樹脂成形品などを扱っています。国内外の評価は高く、ドイツの国際的なプロダクトデザイン賞であるRed Dot Design Awardをはじめ、数多くの受賞歴があります。

■Anne Black(アンヌ ブラック)|デンマーク
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女性的で繊細な雰囲気をもつAnnne Blackの製品は、デンマーク出身の陶芸家Annne Blackのデザインによるもの。製品のすべては、デンマークの国際開発援助活動「DANIDA」の支援によりベトナムに建設された彼女の工房で作られています。下写真奥の、内側に木の実のようなモチーフが描かれたblack is blueシリーズは、彼女がアジアを訪れた際、現地の伝統工芸品に見た絵付けの素晴らしさに感銘を受け、生み出されました。内側に描かれたモチーフは、「美は内面よりもたらされるもの」という想いを表現しているそうです。

■Balmuir(バルミュール)|フィンランド
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厳選されたキッドモヘアや最上級のカシミアを使ったスカーフやマフラー、レザーを使ったインテリアアクセサリーなど、最高級の天然素材を使った製品をラインナップしています。製品はすべて職人によるハンドメイド。設立は2007年と比較的新しいですが、本国フィンランドをはじめ、スウェーデンやノルウェーのスカンジナビア諸国だけでなく、欧州、ロシア、米国、アジアなど40ヵ国以上で愛用されているそうです。

■BULL & STEIN(ブル&シュタイン)|ドイツ
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ハンブルグを拠点とし、ハンドメイドによる陶製のオブジェを展開するBULL&STEIN。ブラジル人デザイナーLisa Papponによる果物シリーズは、自然が生み出す姿をそのまま写し取ったような精緻な作りに引き付けられます。写真手前のガラス製のオブジェは今年の新作だそう。色やサイズ、仕上げの種類は豊富で、屋内だけでなく、屋外での使用に適した製品もあります。

■Camira(カミラ)|英国
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Camiraは主にバスや鉄道などの公共輸送機関向けの椅子の張地用ファブリックを展開しています。テキスタイル業界の革新的存在として受賞歴も多数。環境にやさしい製品の製造にも取り組み、エコ・テキスタイルを手掛けるブランド「Second Nature」では、ウールと植物のイラクサから作られるリサイクル原材料や再生可能繊維を使った製品などを製造しているそうです。

■CARMENES(カルメネス)|スペイン
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布張り・革張りのデザインソファやアームチェアなどを製造しているスペインのCARMENES。シンプルモダンなデザインが特徴で、落ち着きのある上質な空間作りに一役買いそうです。優れた原材料を採用し、長く使用できる丈夫な製品を製作しています。

■Casalis bvba(カザーリス)|ベルギー
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上質な天然素材を使ったカーペット、オットマン、クッション、ショール、吸音織物、照明を製造。上写真奥の、ぽってりとしたフォルムに猫の耳が付いたようなクッションSlumberシリーズは、体を預けるとぴったりとフィットし、起き上がるとまた元の形状に戻ります。主な素材にキッドモヘアを使用しているため、ソフトな感触に包まれるのも魅力です。下写真は、プレートにニットをかぶせたシェードがユニークな照明シリーズBonnet Bright。今年のミラノサローネで同シリーズを展示し来場者から好評価を受けたそうです。

■Collective Paper Aesthetics(コレクティブ ペーパー エステティックス)|オランダ
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遊び心を大切にしたCollective Paper Aestheticsの製品は、知育玩具、美術館のギフト、店舗内の広告宣伝、ビジュアル販促などとして展開しています。製品の形状はバックミンスター・フラーのオクテットトラス構造に基づき、自由に組み立てる体験を通してデザインの楽しさに触れられます。

■GANCEDO(ガンセド)|スペイン
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1945年創業の老舗ブランド。高品質でハイエンドなテキスタイルを取り揃え、スペイン王室への導入実績もあるそうです。同一のトーンと非常に近い色相で複数の柄をラインナップしているため、GANCEDOの製品だけで広がりのあるコーディネートが可能だと、来場のインテリアコーディネーターに喜ばれたとか。虫をモチーフとした斬新な壁紙コレクションINSECTARIUMは、国際見本市メゾン・エ・オブジェで高く評価されたそうです。

■Graypants(グレイパンツ)|オランダ
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リサイクル素材から美しい作品を生み出すことに常に挑戦しているという照明ブランド。写真のScraplightシリーズは、リサイクル段ボールをレーザーカッターで精密に裁断し、手作業で組み上げているそう。軽くて丈夫です。段ボールのエッジの模様が、シェードから漏れ出る光に表情をプラスし、幻想的な世界を作り出しています。

■Inno(インノ)|フィンランド
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モダンなデザイン家具やインテリアアクセサリーを取り揃えるInno。上写真は、AURA chair。同シリーズはRed Dot Award 2013の「best of the best 2013”」を受賞。すっぽりと身を包む背は、空間の仕切りとしても機能します。下写真はコートハンガーのPROPEL。プロペラをモチーフとした上部フック部分のデザインがユニークです。

■Jansen+co(ヤンセン + コー)|オランダ
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アムステルダムで、Anouk JansenとHarm Magisが2006年に立ち上げたテーブルウェアブランド。現在は、世界中のデザインショップ、ミュージアムショップ、デパートなどで製品が取り扱われているそうです。シンプルでありながら、明るく洗練された色使いで、日常生活にワクワク感を与えてくれそうです。

■JURATE(ユーラッテ)|リトアニア
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リネン(麻)の生産で知られるリトアニアのブランドJURATE。しなやかで、使うほどに味わい深くなるリネンの特長を生かしたテーブルクロス、ランナー、ナプキン、キッチンウェア、ベッドリネン、バスウェアなどのホームテキスタイルを製作しています。下写真のバッグは、リネン糸と皮を交互に織り込み、異素材の組み合わせをデザインに生かしています。

■komodoartdesign Milan(コモドアートデザイン ミラン)|イタリア
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プレキシガラス(アクリル)を素材に、テーブルや、インテリアアクセサリーなどを製作。着色や削り出しなどで生まれる表情の変化をデザインに生かし、独創的な製品を生み出しています。ニーズに合わせてカスタマイズやオーダーメードも可能。製造は、プレキシガラスに熟練した職人が手掛け、さらに高性能の機械を導入し高い品質を保っているそうです。

■Le Jacquard Français(ル・ジャカール・フランセ)|フランス
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Le Jacquard Françaisは、100年以上続くフランスのテーブルリネン、キッチンリネンの高級ブランド。クラシカルな柄からモダンな柄まで表現力豊かなジャガード織と美しい色彩が魅力です。その美しさと確かな品質から、世界の一流ホテルでも使われています。

■Lene Bjerre(リーン ブジャー)|デンマーク
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Lene Bjerreは、テーブルウェアやリネン、家具、ランプなど、生活のあらゆるシーンを彩るインテリア、エクステリア製品をラインナップ。ヨーロッパらしい上質で優美な印象を与えます。製品作りに情熱を注ぐのはもちろん、その裏にあるエピソードを伝え、独創性と高品質な職人技をを知ってもらうことにも誇りを持っているそうです。

■Light & Living(ライト & リビング)|オランダ
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照明、ホームアクセサリー、小型家具などの開発、製造、販売を行っているLight & Living。照明は、ヨーロッパらしいフォルムにニッケルやブロンズ仕上げなどを施したスタンドと、布製、籐製などのシェードを組み合わせた上品な印象のフロアスタンドが魅力です。

▶2012年■"european design"の記事はこちら

▶2011年■"european design"の記事はこちら

▶2010年■"european design"vol. 2の記事はこちら

▶2010年■"european design"vol. 1の記事はこちら

▶2009年■"european design"vol. 2の記事はこちら

▶2009年■"european design"vol. 1の記事はこちら

関連記事:EU Gateway Programme 次の暮らしのデザイン


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2013.07.22

2度目の田植えと同時に、1度目の田んぼの稲から穂が出ました!

photo & text: tranlogue associates

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▲2度目の田植え。7月7日(日)に有機肥料を入れたのち7月15日(月)にかけ、雑草を抜きスコップで固い土をほぐしながら、生長した苗を1本ずつ植えました。当初はレンゲを植えて栄養となる空気中の窒素を地中に固定すると同時に、雑草の防除を試みましたが、うまくレンゲが育たず、魚粉やカニ殻を中心とする有機肥料に切り替えました。田んぼのこの部分は、山からの清水で年中水はけが悪く、冬は日が当たらず凍結するため、レンゲには厳しい環境だったようです。次の秋冬は水を張り放しにしてイトミミズを育て、雑草の根や種を捕食させることに挑戦しようと思います。

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▲写真左側が穂が出た早稲品種のフサコガネ。右側は未だ穂の出ていないコシヒカリ。葉の色も草丈も違います。

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▲写真左側が餅米。右側がフサコガネ。この餅米は籾(モミ)の先端が赤いことが、フサコガネとの違いの1つです。

関連記事:08■ワークショップ Workshop 01 米作り

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2013.07.15

《2013年6月》Intrior Lifestyle Tokyo『インテリア ライフスタイル』商談見本市で見つけた次の暮らしのデザイン【リポート第2弾】

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▲「『インテリア ライフスタイル』は毎回出展者が変わらないから行かない」と話すインテリア業界関係者がいます。定評のある常連企業をエントランスに配した「JAPAN STYLE」がその印象をつくり出していることも確かです。しかし、錫や真鍮の鋳造で話題の能作。デザインから製造まで各地のエキスパートを適材適所でコーディネートする食器の東屋など、その製造工程を展示することで、商品価値を再評価する試みは新鮮でまさにタイムリー。つくり方や手道具を見せられると、ブランドロイヤリティーが上がり、つい購入したくなりますね。
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photo, movie & text: Motohiro SUGITA

2013年6年5日(水)~7日(金)、東京ビッグサイト西ホールにおいて、Interior Lifestyle Tokyo『インテリア ライフスタイル』が開催されました。

メディアを通して次の暮らしをデザインするトランローグは、第2弾として「日本の今」を発信するブランドを集結させたアトリウム特別企画「JAPAN STYLE」をはじめ、個性溢れる出展社をリポートします。
なお、本展はB to B/商談見本市であり、一般来場者は入場できません。ご注意ください。
第3弾もお楽しみに!


■お米のオイル|aGarey
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山形の企業が集まり、デザイナーのプロデュースのもと東北芸術工科大学のサポートによる異業種交流ブランドがaGarey。上写真は、米ぬかを原料として三和油脂により製造された「お米の油」。原料が国産である点。酸化しにくく、風味が長持ちする点で、他の油よりもエコでヘルシーと言えそうです。日本の食文化を見直すシンボル的存在にだってなれそうです。

■FUTAE GAUZE & PILE | lllworks
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通常のタオルよりも細い「40番単糸」を用いて、滑らかな肌触りで光沢感のあるガーゼと、柔らかい色合いのパイルを2重に織ったタオル。薄い。軽い。乾きやすいが特長。日本製だから、丈夫で長持ちするとか。

■Paper Wreath Design by Chiori Ito
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1枚の、水に強く丈夫なポロプロピレン合成紙を折ってつくる、半立体的なリース。白だから表面に絵を描いたり、カラーの照明を当てて色の変化を楽しむことができます。真っ白なリースの清らかさに、目と心をキャッチされた人も多いでしょう。

■Garden animal | NEWSED
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NEWとUSEDを組み合わせたアップサイクルブランドNEWSEDのコンセプトは「古くなってしまったものを新たな視点で見ることで、別の新しいものとしてよみがえらせる」。写真は、バナーなど屋外広告の素材、ターポリンを使ったアニマルプランター。かわいいいけどちょっとナイーブなウサギが、独特な世界観を演出。

■224 porcelain
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陶磁器の名産地として有名な佐賀県の有田と長崎の波佐見に近い、肥前吉田焼のブランド。400年という伝統の技を受け継ぎながら、独自の様式を持たないことが特徴とか。写真上からおにぎりの形が浮かび上がる醤油皿。紙を使わないセラミックコーヒーフィルターには、遠赤外線効果やミクロの穴によるカルキ臭や不純物を取り除く効果があるとか。箸置きとして使われる煙突、屋根、壁、床。それらを組み合わせると小さな家になります。

■武者絵トートバッグ|有限会社武者絵の里 大畑
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TOCHIGI DESIGN として出展された作品のなかの一品。五月節句の武者絵のぼりは、明治22年から3代受け継がれているとか。大胆で明快なイメージは、120年以上にわたる時間のなかで洗練されたのでしょう。トートバックに姿を変えても、何の唐突感もなく、しっくりと収まっています。

■オークス株式会社
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写真上から、おろしてそのまま混ぜられるOROSHI SPOONは、ジンジャーティーなどに最適。次に、新潟県燕三条の職人による、重ねてすっきり収納できる「かさなるピーラー(千切り刃、ソフト刃、標準刃)」。そして、使われずに放置されがちな魚焼きグリルを活用する「グリルダッチオーブン」と「グリルピザプレート」。どちらも見た目に本格的なのにシンプルだから、調理後そのまま食卓に出せそうです。

▶リポート第3弾はこちら
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関連記事■次の暮らしのデザイン

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2013.07.05

【リポート】『日本のハーブを愉しむワークショップ』を開催しました!

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Movie: Motohiro SUGITA
Photo: Shizue INOUE, Motohiro SUGITA
Text: Shizue INOUE

毎年ゴールデンウィークに開催しているトランローグの田植えワークショップ。今年は同日〔2013年4月28日(日)〕に、身近に生えているハーブ(野草・薬草)を観察し、ハーブをつかったセルフケア・レシピを作って体験する『日本のハーブを愉しむワークショップ』を開催しました。講師は、薬学博士で「トトラボ植物療法の学校」代表の村上志緒さん。村上さんは、2011年にトランローグが企画・制作した書籍『身近なハーブ・野菜で からだ美人になる自然派レシピ』を監修されたハーブのスペシャリストです。今回は、当日のワークショップの様子をリポートします。

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こちらは村上さんが持参された蒸留器。トランローグ・ワークショップで採取したヨモギをつかって芳香蒸留水を作りました。芳香蒸留水とは、ハーブや木などの植物の成分を高温の水蒸気で抽出したものです。植物がもつ有効成分による作用や香りを取り入れるため、化粧水やルームスプレーなどとして利用できます。蒸留にはある程度の時間が必要なため、当日朝から蒸留をスタートし、参加者は午前中に行った田植えの合間に蒸留の様子を見たり、ワークショップでは、蒸留の仕組みや芳香蒸留水について話しを聞きました。

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今回ハーブとしてセレクトしたのは、日本で古くから親しまれてきたヨモギ。都心・郊外問わず全国各地で見ることができます。ヨモギには肌を引き締める収れん作用や消炎効果があり、お肌のケアにぴったりのハーブです。
まず、大きなポットの内側に麻袋をセットして、採取したてのヨモギをちぎって入れます。そして水をポットの8分目くらいまで注いだらフタを閉じてコンロにセットします。

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ポットの横にある円柱形の冷却槽にも水を入れます。ポットを火にかけ、吹きこぼれない程度の火力で温めます。植物の成分が抽出された水蒸気が細い管を通って、冷却槽へと移動します。中では管がコイル状になっており、水で満たされた冷却槽を通る過程で水蒸気が冷やされ液化し、前面の排出口から流れ出たところを容器で受け止めます。この液体が、少量の精油を含んだ芳香蒸留水です。冷却槽の水は次第に温かくなるため、脇に付いている透明のチューブから時々水を排出し、新たに水を補充します。

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抽出した芳香蒸留水は、見た目には普通の水とあまり変わりませんが、香りを嗅ぐと、ヨモギの清々しい香りでリラックスできます。蒸留作業を数回繰り返し、参加者のお土産として、人数分の芳香蒸留水を作りました。

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ワークショップでは、周辺に生えているハーブを散策しながら観察・採取し、次にハーブをつかったレシピ作りをたのしみます。ハーブ散歩の出発前に、まずはみんなで採取バッグを作ります。新聞紙を折って数カ所ホチキスで留めるだけと、作り方はとてもシンプル。1枚の新聞紙を折って作るため、バッグの中にはいくつか仕切りもできます。手軽に作れて便利な優れものです。

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さあいざハーブ散歩へ! まずはワークショップに生えているミントを観察します。ミントはシソ科のハーブですが、シソ科には茎の断面が四角形という特徴があります。ローズマリーやラベンダーも同様にシソ科のハーブです。実際に触ってみて、茎が角張っている様子を体感しました。

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野原一面に生えているのは紫色の花をつけたマメ科のナヨクサフジ。マメ科は、花の奥に昆虫を引き込んで受粉する、という戦略をとっている植物のひとつです。花の根元を少しちぎって吸うと、ほのかに甘い花蜜をたのしむことができました。

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ハコベも都会・郊外を問わずよく見られるハーブのひとつ。ハコベのもつ引き締め作用を利用して、昔からデンタルケアにつかわれてきました。書籍『身近なハーブ・野菜で からだ美人になる自然派レシピ』では、現代版にアレンジした「ハコベの歯磨きペースト」の作り方を紹介しています。

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タンポポは、乾燥させた根を焙煎するとタンポポコーヒーが作れます。ノンカフェインなので妊娠・授乳中の女性も安心して飲むことができ、また、母乳の出をよくする作用もあります。花の時期は草丈が低く、綿毛になるとより遠くまで綿毛を飛ばせるよう、草丈が高くなるのも特徴のひとつです。

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目で見て、香りを嗅いで、感触を確かめて、からだ全体でハーブに触れます。

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薄紫色の可憐な花をつけているのは、カキドオシ。垣根を通り抜けるほどの繁殖力をもつため「垣根通し」が転じて名付けられたと言われています。シソ科らしい清々しい香りで、茎に対して、葉が対になって生えているのが特徴です。

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写真中央は道端に自生していたミツバ。葉はなんと直径5〜6センチほどに生長していました。

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こちらはヤエムグラ。うぶ毛のような細かなトゲがあり、他の植物などにからみつきます。太陽のように葉っぱを広げて、ナチュラル可愛いワッペンに!

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見た目に可愛らしいヘビイチゴ。美味しそうに見えますが、食べても美味しくありません! ヘビイチゴには、あせもや虫刺されなどによる肌の炎症を和らげる効果があります。

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ワークショップに戻り、スギナパウダーをつかったハーブジェラートを作ります。スギナはミネラルを多く含み、泌尿器系の不調によいとされているハーブです。事前に採取して乾燥させておいたスギナの葉をコーヒーなどのミルサーで粉砕。さらに茶こしで細かな粉末のみを取り出し、バニラアイスと練り混ぜます。混ぜ具合はお好みで。

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スギナのハーブジェラートは、バニラアイスの甘さの中に新緑の香りがほんのりプラスされ、植物の恵みを美味しくいただける一品でした。

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最後に、採取したフレッシュなカキドオシをつかった、カキドオシティーをみんなで飲みました。カキドオシには利尿作用や強壮作用などがあります。参加者の方からは「すごくいい香り!」と感動の声が。爽やかな香りでとてもリラックスできるお茶です。

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講師の村上志緒さん。トランローグ・ワークショップの看板犬、仁(ジン)くんとパチリ。

今回のワークショップでは、実際に見て、触って、香りを嗅いで、作ってと、からだで体験することで、何気なく生えているように見えるハーブが、それぞれに興味深い特性を備えていることがよく分かりました。また、村上さんのお話によると、利尿効果や消炎効果など、私たちに作用するさまざまな効能は、本来は植物が自身の命を守るために作り出す成分によるものだそうです。そうやって見ると、普段あまり気に留めていなかった道端の草も、奥深い生命力を秘めたハーブへと見方が変わってきます。日常の生活でもハーブの面白さを発見していきたい!と思えるひとときでした。

トランローグが企画・制作し、今回の講師、村上志緒さんが監修された書籍『身近なハーブ・野菜で からだ美人になる自然派レシピ』(JAグループ 家の光協会発行)では、ヨモギやスギナ、タンポポなど、日本でよく見られるハーブと、手軽に手に入る野菜をつかって、からだとこころを健康にする48のセルフケア・レシピを紹介しています。是非ご一読ください!
書籍についての詳細はこちら

村上志緒さんが主宰する「トトラボ植物療法の学校」はこちら

関連記事:からだ美人になる自然派レシピ

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