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2013.06.25

《2013年6月》Intrior Lifestyle Tokyo『インテリア ライフスタイル』商談見本市で見つけた次の暮らしのデザイン【リポート第1弾】

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photo, movie & text: Motohiro SUGITA

2013年6年5日(水)~7日(金)、東京ビッグサイト西ホールにおいて、東京から世界へ向けてライフスタイルを提案することを目的に、インテリア・デザインプロダクトが集結する国際見本市 Interior Lifestyle Tokyo『インテリア ライフスタイル』が開催されました。

開催23 回目の今回、32カ国・地域から過去最高の705 社(国内:473 社 海外:232 社)が出展とのこと。本展はB to B/商談見本市であり、一般来場者は入場できません。
メディアを通して次の暮らしをデザインするトランローグは、第1弾として主催者による記者発表会の様子をリポートします。
第2弾では、出展社への取材をリポートします。お楽しみに!

また、2014年2月7日(金)〜11日(火)までフランクフルトにて開催される世界最大級の国際消費材見本市「Ambiente(アンビエンテ)2014」において、パートナーカントリーに選ばれた日本。世界で3番目、アジア初とのこと。そこでアートディレクションを担当する橋本夕紀夫さん、「ジャパンパビリオン」を主催するJETROのプレゼンテーションについても動画でご覧ください。


▲アトリウム特別企画「JAPAN STYLE」へのアプローチ。'Super Ennichi'をテーマに、カラフルな紙バンド® (植田産業(株)協力)が縁日の賑わいを演出。「日本の今」を発信するブランドが集結しました。2009年にフランクフルトで開催されたAmbienteでスタートし、世界各国で認知度を高め、顧客数や受注数を伸ばしてきたとか。発足時よりコンセプトディレクターをつとめる株式会社プレステージジャパン代表取締役の吉田龍太郎さん、有限会社クロスエッジ代表取締役の渡邊真典さんに加え、今回は橋本夕紀夫さんがアートディレクションを担当しました。

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▲インテリアデザイナーで「JAPAN STYLE」のアートディレクターを努めた橋本夕紀夫さん。Ambiente 2014のプレビュー的な位置づけとなる「JAPAN STYLE」における「縁日」イメージ他について解説。Ambiente 2014では、これをベースに、さらに楽しいエンタテインメントな世界をつくられるとのこと。また、メサゴ・メッセフランクフルト株式会社の梶原靖志代表取締役社長より、Ambienteの特徴や海外進出する日本企業へのアドバイスがありました。


▲JETRO(日本貿易振興機構)の直江敦彦さん。Ambiente 2014における「ジャパン・パビリオン」について解説。日本のデザイン性の強い消費材を欧州を中心に世界に向けてPR。同年パートナーカントリーに選ばれた日本企業に対して注目が集まる絶好の機会と語られました。

▶リポート第2弾はこちら
▶リポート第3弾はこちら

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【デジタルリポート・掲載ブランド】
Cafe Lamp / da / DAN PROJECT / green supermarket* / h x TAKUMI / Handy Nuts / JAPAN STYLE CAFE / KAMIMINO / KENJI FUKUSHIMA DESIGN / Kenland Linen / KIRMON / nasta / nocosanai chawan ノコサナイ茶碗 / OSORO / PRISTINE / PRUBONE / ROYAL FURNITURE COLLECTION / SiP.s / tokyobike / totemap / wasara / YO no BI / Yoshihara / 東屋 / 鹿沼組子 / 真岡木綿 / こまもり / 自在トリムSINCOL® x mt / 椿うるおい / 日光の手前 鹿沼の すごい 木工 / マルミツ陶器合資会社 / 無水鍋® / 洛中高岡屋

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【デジタルリポート・掲載ブランド】 ▶▶▶IFFT/ Interior Lifestyle Living▶▶▶ +nm|西清マテリアル株式会社/AR,TEE'S/ARMCHAIR 403|Artek/AUN2H4/CONDE HOUSE|株式会社カンディハウス/DAN PROJECT|NEED’K/DISTRICT EIGHT|株式会社関家具/DONGURI|株式会社飛鳥工房/Echo Panel|grège/extremis|TISTOU Co.,Ltd.
/Faux Arts Design/feelt/ furnish|DESIGN HEART/FIELD CANDY, Mero Wings®|DETAIL/GETAMA DANMARK A/S|Danish interiors/ideaco/JYUMOKU|DESIGN CLUB PERSIMMON/Kamiwan|浅倉紙業株式会社/karimoku|カリモク家具株式会社/KIORI|株式会社イシモク/KUMI-TSUGI|駒田健治/Leaf Thermometer|h concept/ligne rose®|dream bed/LOST+FOUND|有限会社ファクトリー・ツール/lucano|長谷川工業株式会社/motchu|株式会社大島東太郎商店/MOVING STAND|株式会社浅野デザイン研究所/ORIGINAL BTC ENGLAND| SEMPRE/Page/ Chair|6474/REN BLOCK|大森謙一郎/RUSSETY|山口産業株式会社/Serena™|株式会社SHY/SHOWROOM FINLAND/SKINTEX®|合同会社シーラカンス食堂/STAGUE ONE| 株式会社トレステック/Timbre/UMENODESIGN/WOODNOTES/yuugi|京朋株式会社/ZIKMU Parrot BY S+ARCK|モダニティ株式会社/石巻工房/木村硝子店/小泉屋/十川アトリエ/ TIMBER COURT|山形県/匠工芸/柒+ |NANAPLUS/檜創建株式会社/優箱|株式会社三協/簾(REN)|株式会社ネオス▶▶▶DESIGNTIDE TOKYO 2012▶▶▶ DESIGN SOIL/DMY Berlin/emmanuelle moureaux/Food Work/MONOLITH | ナトコ株式会社+鈴木啓太/ORISHIKI, ori-con β | N&R FOLDINGS/portrait in chair | 早川明男/rabbit hole/ritardan-do/SAKAN LAB. | bril/see-saw 2nd collection/tilde _object 01 | inframince▶▶▶TOYO KITCHEN STYLE 2012|SUNSET in VENEZIA▶▶▶ トーヨーキッチンスタイル 2012

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2013.06.16

リポート『ライティング・フェア 2013』で見つけた次の暮らしのデザイン

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photo, movie & text: Motohiro SUGITA

2013年3月5日(火)〜8日(金)、『ライティングジャパン 2013(第11回国際照明総合展)』が東京ビッグサイトで開催されました。第42回 店舗総合見本市『JAPAN SHOP 2013』と同時開催され、日本経済新聞社が主催。
メディアを通して次の暮らしをデザインするトランローグは、
会場に出展社を訪ねて取材し、動画と写真でリポート。
また、照明デザイン国際シンポジウム『アジアの照明デザインと日本』と、ライティング・フェア2013特別シンポジウム『日本の”あかり”と戦略的国際標準化の推進』についても紹介します。
独自性に溢れるライティング。明日のグローバルスタンダードを目指す機器やシステムに注目です。

■Superline LED|USHIO
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GaN on GaN シングルコア®LED搭載、ハロゲンランプ代替LED電球。大電流・ハイパワーを要求される産業用デバイスなどに利用されてきたGaN基盤LED(GaN on GaN LED)を照明用に最適化して搭載されたLED電球。GaN on GaN LEDは、従来のLEDでは困難だった極小単一光源(シングルコア®)での高出力を実現しているとか。ハロゲンランプ同等のサイズ、形状のため、ハロゲンランプ照明器具にもフィットする優れた器具互換性も。また、ハロゲンランプ同等の明るさ、光の拡がりを忠実に再現しているそうです。モデルは、モノ本来の鮮やかな色、美しさを再現する自然光モデルのVivid(12V/ 9.5W/ Ra 95)と、コストパフォーマンスを高めたスタンダードモデルのEssential(12V/ 10.4W/ Ra 80)の2つ。写真中央の台形の箱は、Vividモデルが、紫外線、赤外線を排除しながら、太陽光に近い連続スペクトルを保持している様子を肉眼で確認するための分光器。これでVividモデルの光源を覗くと、可視光線全域をカバーしていることがハッキリとわかります。


■パネルミナ, シンクロ色調LED照明|Panasonic
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▲写真は上から、面発光LED照明パネルミナの本体、反射板、導光板、拡散パネル。これらの導光板技術が、均一でやさしい(眩しくない)光を空間全体にまんべんなく拡げます。▼動画中央のパネルミナと、他のLED照明の配光比較。パネルミナのまんべんなく柔らかく、明るい光の特性が見てわかります。

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くつろぐ、食べる、学ぶ、着替える、化粧する、眠る、目覚める・・・。暮らしのシーンごとにふさわしい「心地よい光の色」、そして「明るさ」があります。色と明るさをセットで考え、バランスで変化させることが大切とのこと。これが「シンクロ色調LED照明」。「色だけ」「明るさだけ」をそれぞれに切り替える従来のコントロールに対して感じていた違和感がなく、とても自然でスムースな調色・調光が実現しました。また、コントローラー単体で2,000円台(工事費別)とか。とてもリーズナブルな印象。次の暮らしのスタンダードになりそうです。

■CrossFeel|NECライティング
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光を音で空間をコーディネートする「CrossFeel」。スマホアプリを使い、Bluetoothを介して光と音を操作します。お気に入りの音楽に、標準搭載された6つの環境音を組み合わせることも可能とか。LEDの特性をフルに活かして光の色や明るさも選べます。オーディオ機器との競合が懸念されますが、照明が先か、オーディオが先か。多くの人が照明を先に設置することから、商機はありそうです。

■Kelvin Light|GALAXIA JAPAN & TELMIC
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大型LED映像マルチビジョンや透過型LEDディスプレーで実績のあるギャラクシアエレクトロニクスと、舞台を得意とするテルミックによるStudio Lightingの「Kelvin Light スクエア」。その名が示すように、2700〜6500Kの連続的な色温度調整が可能とのこと。フラットで柔らかな光はスタジオ撮影で活躍しているそうですが、トランローグが注目したのは、そのスタイリッシュな外観。照明業界では、丸い傘のフォトスタジオ用ストロボライトをインテリアに展開したイタリアPalluco社の照明が有名ですが、それとは違った今日的でクールな佇まいに心を奪われました。この照明が似合うリビングをデザインしたくなります。

■コニカミノルタアドバンストレイヤー
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有機ELの特性である「配光方向による色差」を利用したインスタレーション。一般的に、照明用途では「障害」とも言われる特性ですが、それを見事に生かしたデザイン。正面は緑が強く、側面はピンクになるとか。ギアやワイヤーのイメージと相まって、未来的でありながら、どこか懐かしい、独特な世界観が出来上がりました。

■PlaRain|和晃プラスチック
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プラスチック成形加工会社よりインテリア素材としての提案。リサイクル可能な素材を使用し、原料を変えることで柔硬さまざまな強度に変更可能とか。照明に求められる柔らかな空気感の表現にふさわしい素材です。

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会場で見かけたガラスシェードの内側に虹色に輝く素材を蒸着させた、とても上品な雰囲気を醸し出す逸品。ガラスの重量感と光の無重力感が見事に溶け合っています。

■照明デザイン国際シンポジウム『アジアの照明デザインと日本』
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970年代にスタートした日本の照明デザイン。時代を牽引して来た石井幹子さんによる基調講演『照明デザイン 奇跡と展望』が行われました。東京タワーや東京ゲートブリッジなど、映像を通して照明計画の変遷を紹介。近年はライトアップ用照明設備と、それを発光させるソーラーパネルのセットが欠かせないとか。電気にも地産地消が求められる時代なんですね。

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面出薫さんをモデレーターにパネルディスカッション『アジアの照明デザインショーケース/6人のデザイナーが語るアジア感覚の光』が開催されました。欧米とは異なるアジアならではの、照明デザインに纏わる文化、価値観、仕事の進め方などについて各自が持論を展開。パネリストはフランス、アメリカ、中国、香港、台湾から参加した照明デザイナー。空間における照明デザインの存在価値について議論が交わされましたが、「照明デザインは建築デザインの一部であり、照明がそこから切り離されて存在することはない」といったベテランデザイナー他数名の至極当たり前な態度に、ほっとさせられたのは私だけではないでしょう。

■ライティング・フェア2013特別シンポジウム『日本の”あかり”と戦略的国際標準化の推進』
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初めに東京大学大学院経済研究科ものづくり経営研究センターの小川紘一さんによる『日本のあかり、勝ちパターンの設計=製造業の復活に向けて=』と題する基調講演が行われました。液晶パネルなど、技術イノベーションで巨大需要を創出したはずの日本企業が、大量普及ステージになると市場から撤退させられるケースと、その理由を解説。そして今グローバル経済では、アップルをピラミッドの頂点とする製品やサービス、組織の体系のように、ビジネスエコシステムを介して自国/ 自社の成長・雇用に結びつける仕組み、つまり「経営者の”伸びゆく手”」の形成が重要、と訴えました。これは、アダム・スミスの「神の見えざる手」をもじったもの。さらにグローバリゼーション下では、イノベーションを行わず、企業のオーバーヘッドや国のビジネス制度設計が競争力を生む源泉となることもある、とか。極めてクリアでクレバーな講演内容でした。
続く「戦略的標準化」と記された講演では、東芝、パナソニック、山形大学より、LED照明、有機EL照明の国際標準化に向けた取り組みが紹介されました。日本の照明業界は、LED、有機ELといった光源を武器に、国際競争での優位性を確保すべく奮闘しているのです。がんばろう日本! 競い合おう世界!

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2013.06.10

HONDAも参戦!スマートハウス。

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photo & text: Kazuko TOMOYORI

家電化するメーカーハウス
5月30日(金)~6月1日(日)の3日間、東京ビッグサイトで開催された『スマートハウスEXPO2013』を取材した。スマートハウスとは、「発電」「蓄電」「節電」の3つを基本とした創エネ&省エネ住宅。
2012年の新設住宅着工戸数は893,000戸。ここ10年では2006年の1,285,000戸をピークに、90万戸を割り続けている(バブル期は170万戸)。東北の復興需要への期待は大きいが、長い目でみれば、出生率が減ることからも、今後も新規着工数の大幅な増加は見込めない。
そんななか、住宅業界で注目されているのが「スマートハウス」。大手ハウスメーカーの間では、このキーワードを外せない、といった様相だ。ちなみに、住宅業界での大手ハウスメーカーの占める割合は、15%程度にすぎない。住宅業界の多くは、地元に根ざす中小の工務店で占められている。日本の住宅は、1尺、1間、1畳、1坪といったように、寸法の規格統一が進んでいた。地方によって、若干違うところはあるが、吸収できる範囲に収まっている。それも木材のいいところである。規格が統一されているから、材料の部品化も進み、柱、梁などもプレハブ化されている。中小の工務店でも、コストパフォーマンスの高い家をつくることが可能になっているのだ。つまり、大手の強みであるはずの「大量に安く」を実現できず、「大手の家は高い」が通説に。そこで「中小との差別化ポイントはスマートハウス」ということで、大手メーカーハウスは、家電化に大きく舵を切ることになったようだ。

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▲国土交通省、経済産業省、 環境省と3つの省が後援。

震災で注目をあびるスマートハウス
震災以前からスマートグリッドと連携するかたちで、スマートハウスの商品化は進んでいた。しかし当時、電力会社曰く「停電のない日本の電力網には不要」という見解で、自然エネルギーの接続や介入を露骨に嫌がっていた(今でも消極的だが、嫌がる声は小さくなった)。
業界でも震災以前は「停電はそうそうないだろう」ということで、太陽光発電を付けた住宅にも蓄電池は搭載しないのが標準だった。震災があり、停電が起ることが現実となり、電力の安定供給も怪しくなってきたところで、一躍スマートハウスは脚光を浴びることとなったのだ。

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▲昨年着工の8割の家に太陽光発電が搭載されたセキスイハイム。さらに3割は蓄電池を搭載済とか。工場生産の同社の住宅には、理科系男子のお父さんが信頼を寄せている模様。蓄電池は、安い深夜電力を夜間に蓄電池し、昼間の高い電力は全て売電にまわす。光熱費ゼロの達成率も75%を超えている。

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▲セキスイハイムのブースでは、NEC製の蓄電池、定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e‐Pocket(イーポケット)」を展示。

未来は、燃料電池が家庭と車のエネルギーを支える?
スマートハウスは「創る=太陽光発電+燃料電池」「ためる=蓄電池」「上手に使う=HEMS(ヘムス)」の3つが基本。これに車を接続させるのが最近の主流で、車との連携は欠かせなくなっている。F1への復帰を決めたHONDAも、スマートハウスへの本格参戦を決めている。車の開発で培ってきたノウハウを、家庭用の燃料電池にも発展させ、2015年には発売を予定しているという。同年には、トヨタも燃料電池車を発売予定。ハイブリッド、EVに加えて燃料電池も、いよいよ普及目前のようだ。

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▲HONDAは「スマートホームシステム(HSHE)」を導入した住宅を、さいたま市で実証実験中。太陽光、燃料電池、電動化モビリティーを搭載し、2015年の実用化を目指している。

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▲HONDAは、10年ほど前から家庭用コージェネシステム「エコウィル」を発売。今年は停電時も自立運転可能な新製品を投入。

家庭で水素を充電? 期待がかかるメタンハイドレードとシェールガス
燃料電池は酸素と水素から電気と水をつくる仕組み。家庭用燃料電池「エネファーム」は、都市ガスから水素を取り出している。ここに燃料電池車をつなげることができれば、ガスステーションの問題も小さくなり、家庭で水素の補給も大いにありだ。米国でシェールガスが大量に産出され、日本もその安いガスを輸入することが決まっている。そして日本近海に眠るメタンハイドレードにも期待がかかる。ガスが安くなり、定価が約200万円する燃料電池のコストパフォーマンスが向上すれば「ガスでマイホーム発電」が当たり前の時代はそう遠くないかもしれない。

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▲ダイワハウスブースでは、東芝のエアコンとエリーパワー製の蓄電池「パワーイエ・シックス」を展示。HEMSの操作画面はipadで行える。

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▲住友林業ブースでは、ニチコン製の蓄電池が日産車とともに展示されていた。

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