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2012.12.25

動画他デジタルブック『Tokyo Design Month 2012|東京デザイン月間で見つけた次の暮らしのデザイン』 リリース

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家具を中心にインテリアのモードをつくるIFFT/ Interior Lifestyle Living。先鋭的なアイデアや思想をプレゼンテーションするDESIGNTIDE TOKYO 2012。ハイエンドでアヴァンギャルドなTOYO KITCHEN STYLE 2012/ SUNSET in VENEZIA 。2012 年10 月から11 月にかけて東京で開催されたデザインイベントのなかから、3 つのイベントをフィーチャーしました。

目的も嗜好も異なる3 つのイベントから「次の暮らしのデザイン」を感じとっていただき、また、2013-2014のインテリア、カラーのトレンドを確かめてください。

なお、このリポートは、デザイン、ワークショップ、メディアをテーマとするトランローグが、メディア活動の一環として取材・編集したものです。

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▲【デジタルブック=動画+写真+テキストPDF】 『Tokyo Design Month October-November 2012|東京デザイン月間で見つけた次の暮らしのデザイン』

価格:FREE

次のリンク先のファイルをダウンロードしてお楽しみください。

【デジタルリポート・掲載ブランド】
▶▶▶IFFT/ Interior Lifestyle Living▶▶▶ +nm|西清マテリアル株式会社/AR,TEE'S/ARMCHAIR 403|Artek/AUN2H4/CONDE HOUSE|株式会社カンディハウス/DAN PROJECT|NEED’K/DISTRICT EIGHT|株式会社関家具/DONGURI|株式会社飛鳥工房/Echo Panel|grège/extremis|TISTOU Co.,Ltd.
/Faux Arts Design/feelt/ furnish|DESIGN HEART/FIELD CANDY, Mero Wings®|DETAIL/GETAMA DANMARK A/S|Danish interiors/ideaco/JYUMOKU|DESIGN CLUB PERSIMMON/Kamiwan|浅倉紙業株式会社/karimoku|カリモク家具株式会社/KIORI|株式会社イシモク/KUMI-TSUGI|駒田健治/Leaf Thermometer|h concept/ligne rose®|dream bed/LOST+FOUND|有限会社ファクトリー・ツール/lucano|長谷川工業株式会社/motchu|株式会社大島東太郎商店/MOVING STAND|株式会社浅野デザイン研究所/ORIGINAL BTC ENGLAND| SEMPRE/Page/ Chair|6474/REN BLOCK|大森謙一郎/RUSSETY|山口産業株式会社/Serena™|株式会社SHY/SHOWROOM FINLAND/SKINTEX®|合同会社シーラカンス食堂/STAGUE ONE| 株式会社トレステック/Timbre/UMENODESIGN/WOODNOTES/yuugi|京朋株式会社/ZIKMU Parrot BY S+ARCK|モダニティ株式会社/石巻工房/木村硝子店/小泉屋/十川アトリエ/ TIMBER COURT|山形県/匠工芸/柒+ |NANAPLUS/檜創建株式会社/優箱|株式会社三協/簾(REN)|株式会社ネオス
▶▶▶DESIGNTIDE TOKYO 2012▶▶▶ DESIGN SOIL/DMY Berlin/emmanuelle moureaux/Food Work/MONOLITH | ナトコ株式会社+鈴木啓太/ORISHIKI, ori-con β | N&R FOLDINGS/portrait in chair | 早川明男/rabbit hole/ritardan-do/SAKAN LAB. | bril/see-saw 2nd collection/tilde _object 01 | inframince▶▶▶TOYO KITCHEN STYLE 2012|SUNSET in VENEZIA▶▶▶ トーヨーキッチンスタイル 2012

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2012.12.19

【リポート】EUのモダンでハイエンドなインテリアデザインに出合える展示会「european design」2012

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photo & text: Shizue INOUE

会期:2012年10月31日(水)、11月1日(木)

会場:ヒルトン東京

主催:欧州連合

10月31日、11月1日の2日間、EU加盟国から36社が来日し、インテリアの展示会「european design」(www.europeandesign.jp)が開催されました。
この展示会は、EUの優れた技術やデザインを日本に紹介するプログラム「EU Gateway Programme」(www.eu-gateway.jp)の一環として行われているものです。トランローグは、本展示会のブランディングとプロモーションデザインを担当しています。
テキスタイル、テーブルウェア、インテリアアクセサリー、照明、家具など、ユニークで機能的なインテリアデザインの数々。その中から一部をリポートします。

■Anna Sykora Porzellan(アナ ズュコラ)|ドイツ

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Anna Sykoraは、通常は型に入れて成形する湯のみ、茶碗、花瓶、大皿などを生み出すときにも、自らの手でろくろを回します。これは、作品に込められた感性を丸ごと受け止めてもらうため、とか。濃淡のある落ち着いた色の地に有機的な直線や植物のモチーフを配し、もの静かでありながら存在感のある器です。

■Anne Black Aps(アンヌ ブラック)|デンマーク

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Anne Blackは、北欧で最も人気の高いデザイナーのひとり。陶磁器を用いたハンドメイドのインテリア雑貨やジュエリーなどをラインナップ。女性らしい繊細さとハンドメイドならではの温かみのあるデザインが魅力です。近年では、デンマーク女王陛下と皇太子妃殿下がAnnne Blackの工場を訪問するなど、北欧デザイン界を担う存在として、国内外から多くの注目を集めているそうです。

■Bull & STEIN GmbH & Co. KG(ブル&スタイン)|ドイツ

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ハンブルグを拠点とする工芸品メーカー、Bull & Stein。写真の陶製オブジェは、ブラジル人デザイナーのリサ・パボンによるハンドメイドの果物シリーズ。茎の部分には本物の枝を、そして、粘土や自然の顔料、石、金、銀などの天然資源を用いています。リアルなフォルムと表面の美しい仕上げで、見る人の目を奪います。

■Capti Design(キャプティ デザイン)|スウェーデン
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機能的でオリジナリティ溢れるCapti Design。Spejs Wall(上写真)は、慎重に重心が計算されており、固定する必要がなく、壁に寄りかけることで転倒せず強度を保つテーブルです。Bågen(下写真)は、シンプルなフォルムながら、空間にアクセントを与えるコートハンガー。アーチ部分にハンガーが7本かけられます。

■Collective Paper Aesthetics(コレクティブ ペーパー エステティックス)|オランダ

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1枚のフラットなシートから、ユーザー自身が組み立てて仕上げていく遊び心溢れるプロダクト。ポップな図柄が楽しいカードボードでできた上写真のKids Stoolは、複数組み合わせてテーブルとして使用するなど、アイデア次第で使い方が広がります。下写真は真ちゅう製のCandle Holder。くり抜いた三角窓やステッチのような折り線により、ユニークで美しいシルエットが浮び上がります。

■Inno Interior(インノ)|フィンランド

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パブリックスペースからプライベートまで幅広いインテリアに対応する、北欧のモダンファニチャーメーカー。写真はどこか木の枝を思い起こさせるコートハンガーのOKA。吊型、独立型、壁付け型の3種類をラインナップ。吊型タイプは天井からスチールワイヤーで吊り下げ、フックの方向や高さの調整もできる優れものです。

■komodoartdesign(コモド アート デザイン)|イタリア
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透明度の高いプレキシガラス(アクリル系樹脂)を素材に、家具やインテリアアクセサリーなどを展開しているkomodoartdesign。さまざまな色や他の素材との組み合わせ、加工により、独創的な製品を生み出しています。上写真は天板に何色かのプレートを埋込んだテーブル。天板のエッジにプレートの色面が浮き出るという面白い効果が。中写真は寿司のためのプレート。醤油を注ぐくぼみまでデザインされています。箸を立ててサーブするアイデアは日本人には発想できませんが、ポップな出で立ちはパーティで活躍しそうです。下写真はフラワーベース。不透明な面との対比で透明度がより美しく際立っています。

■OFFECCT AB(オフェクト)|スウェーデン

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オフィスやパブリックスペースのための家具や吸音パネルなどを製造・販売しているOFFECCT。上写真・上部の吸音パネル「Soundwave」シリーズは、デザイン性が高く、本来の吸音機能だけでなくインテリアとしても機能します。下写真は空間に癒しをプラスする「O₂asis」シリーズ「GRIP VASE」(手前)と「GREEN PEDEATALS」(奥)。OFFECCTの製品はすべてヨーロッパやアジアの国際的な有名デザイナーが手掛けているそう。その代表的なひとりがいま国内外で注目を集めている柳原照弘氏だそうです。

■Secto Design Oy|フィンランド
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木製デザイン照明を専門とするSecto Design。シェードには、森林認証(PEFC)を受けたフィンランドのバーチ材を使用し、全て職人による手作業で製造しています。建築家のセッポ・コホがデザインを手掛けており、1999年に最初のペンダントランプを発表以来、多くのインテリアデザイナーに賞賛されているそうです。

■Soonsalon(スーンサロン)|オランダ
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ユーモラスな表情のフラワーベース「Áááh vase collection」(上写真と中写真)は、草花を生けることで、さらに魅力が引き立ちます。中写真・右側には、ひび割れに絆創膏を貼って補修した様子が描かれ、絵柄もユーモラス。上写真・左側のオーナメント「Happy Bird」「Merry Bird」は、3D印刷という最新の技術を用いてつくられており、後から組み立てる工程を必要としません。下写真は、コットンロープを使用したフレーム。家具のパイピングに使用していた伝統的なロープをフレームに変身させるところにクリエイティビティを感じます。

■Verso Design(ヴェルソ デザイン)|フィンランド

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ウール100%のフェルト、リネン、ウッドといった天然素材を使用したインテリアアクセサリーやテキスタイルを展開。北欧らしい色づかいやモチーフが空間を華やかに演出します。下写真はテーブルを彩るコースターや鍋敷き。使用しない時にはディスプレイとして楽しんでも素敵です。

■Vincent Sheppard(ヴィンセント シェッパード)|ベルギー

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1917年に生み出された織り編み家具の製造技法、ロイドルーム。Vincent Sheppardはこの技法を用いて、確かな技術力と斬新なデザインで家具を製造しています。編み素材には紙を使用していますが、表面にコーティングを施し、耐久性に優れています。アースカラーを中心としたカラーバリエーションも豊富です。

■Zaida UL Ltd.(ザイダ UK)|英国

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多くの製品がヨーロッパの抽象画にインスパイアされているZaida UKのラグやクッションは、カシミールの村々の工房で職人たちの手によってつくられています。下写真のように、ベースとなる生地に隙間なく図柄を刺繍していきます。製品は、フェアトレードの精神を貫いて製造されており、すべての職人が正当な労働条件や賃金を保証されているそうです。

昨年の「european design」の記事はこちら

過去の関連記事:次の暮らしのデザイン

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2012.12.09

冬のパーマカルチャー菜園では今、芋類が豊作です!

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▲収穫したサトイモやジネンジョをサンルームで乾かしました。今シーズン2度目の収穫です。

photo & text: Tranlogue associates

南房総(JR上総一ノ宮駅近く)にあるトランローグのワークショップでは11月から12月にかけて、芋類が豊作です。サツマイモ、サトイモ、ジャガイモ、ジネンジョ・・・サトイモのコンパニオンプランツ、ショウガも先に収穫しました。特筆すべきは、連作できないといわれるナス科のジャガイモ。ここでは土がよくできているせいか、3年連続でこぼれ種から生長し、ジャンボサイズのイモを収穫。また、ジネンジョも同様に、こぼれ種のムカゴが生長し、収穫し続けています。つまり、ジャガイモもジネンジョも人が植えることなく、勝手に生え続けているのです。なお、一度に全部を収穫せず、来年のために土の中に一部を残しておきます。

また、グリーンカーテンといえばゴーヤーが一般的ですが、トランローグのワークショップではジネンジョも立派なグリーンカーテンになります。

このように、自然のしくみをうまく利用すれば、自然は私たちに、常に一度に食べきれないほどの余剰を与えてくれます。

大増税時代の今、お金をかけず自然と生きる暮らしに注目する人が増えています。そんな方には、トランローグで企画制作した、自然のしくみを生かす家庭菜園の本『パーマカルチャー菜園入門』がおすすめ。国内でもたいへん人気の書籍ですが、近々台湾の出版社から、台湾・中国をはじめ世界中の中国語読者に向けて翻訳・出版されます。

詳しくは下記を参照ください。

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▲掘り起こしたサトイモ。親イモの周りに、たくさんの子イモができています。来シーズンはこの子イモを植えて孫イモを収穫します。このように野菜クズや枯れ草、落ち葉をコンポスト(堆肥)として利用し、命をつなぐ仕組みをつくることができれば、お金をかけずに野菜を収穫し続けることができます。
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▲3年前に植え、こぼれ種が生長したジャガイモ。写真左上のイモは、20cmほどに生長したもの。

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