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2012.10.30

EUのモダンでハイエンドなインテリアアイテムが集結する2012年"european design"開催

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2012年10月31日(水)11月1日(木)、トランローグがブランディングとプロモーションのデザインを担当した、欧州連合(European Union)主催によるインテリアの展示商談会"european design"が、ヒルトンホテル東京で開催されます。どうぞお見逃しなく!

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▶2011年■"european design"の記事はこちら

▶2010年■"european design"vol. 2の記事はこちら

▶2010年■"european design"vol. 1の記事はこちら

▶2009年■"european design"vol. 2の記事はこちら 

▶2009年■"european design"vol. 1の記事はこちら   

関連記事■次の暮らしのデザイン

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2012.10.29

リポート【2012年10月】IFFT/インテリア ライフスタイル リビングで見つけた次の暮らしのデザイン〈第4弾〉#iltokyo

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photo & text: Shizue INOUE

国際見本市 IFFT/Interior Lifestyle Living『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング』は、2012年10年17日(水)〜19日(金)、東京ビッグサイト東5・6ホールにおいて開催。本展はB to B/商談見本市であり、一般来場者は入場できません。メディアを通して次の暮らしをデザインするトランローグは、会場に
出展社を訪ねて取材し、動画と写真でリポートしています。 2013-2014年のインテリアとカラーのトレンドをつぶさにご覧ください。新しくてどこか懐かしい。知的でしかも技術的に優れたアイテムの数々に注目です。

■UMENODESIGN

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商品のプロデュース、ブランディングを手掛ける梅野聡氏によるブース。家をかたどったCHIKUNO CUBEは、竹炭を使用した天然の空気清浄機。キューブひとつで約1〜1.5畳ほどの広さの空気を綺麗にしてくれます。時々天日干しすれば、3年は効果が持続するそう。MIZUHIKIは、慶事に使われる「蝶結び」と「あわじ結び」のグラフィックを施したグラス。贈答はもちろん、記念日や日常でちょっと嬉しいことがあった時に使うのも楽しそうです。漆器をモダンにデザインしたDENシリーズは、漆と螺鈿を用いた富山県高岡市の伝統工芸によるもの。漆を部分的に塗布するのはとても難しいとのこと。高い技術力があってこそ実現できたデザインなのですね。

■Timbre

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「暮らしに情緒や潤いを与えてくれる、さまざまな音色、響きの様な機能を持つプロダクトを生み出していきたい」という想いが込められたブランドTimbre。これからそんな想いを形にしたプロダクトを展開していくそうです。このブランド第1弾のアイテムは、ドアチャイム。ドアを開閉すると鳥のしっぽが揺れて金属の清々しい音色が鳴るTori。愛嬌のあるフォルムと木琴のように優しくて温かみのある音色のTama。アルミの無垢棒を使用した、澄んだ抜けのよい音色のBo。「いってらっしゃい」「おかえりなさい」……。それぞれの個性で、ドアを開ける人に優しく語りかけてくれそうです。

■+nm(plus NISHISEI MATERIAL)|西清マテリアル株式会社

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スクリーンや和紙ファブリック、繊維製品の企画・製作、販売を手掛ける京都の企業によるスクリーンfu-su-ma(布簾間)。ポリエステル生地にレーザーカットを施してさまざまな柄を生み出し、ほつれる心配もありません。ホテルやレストランなどの空間の間仕切りに、またバックライトが埋め込まれた壁と組み合わせて空間を華やかに演出します。スクリーンと吊り下げのためのワイヤーユニットがセットになったスタンダードモデルと、オーダーメイドモデルを用意。生地は縦横どちらにも使用でき、オーダーメイドは短辺2450mm未満まで、長辺は何十mでも対応可能だそうです。

■SKINTEX®|合同会社シーラカンス食堂

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デザインスタジオ シーラカンス食堂による、ライクラ®ファイバーという繊維の持つ特性を生かしたプロダクト展開。この繊維は元の長さの4〜7倍にまで伸び、力を緩めるとすぐ元通りになる伸縮耐久性に富んだポリウレタン合成繊維。これを張り地に使用した椅子とオットマンは、どこか近未来的です。ピンと張りつめた見た目とは裏腹に、座るとしなやかにスーッと沈み込み、身体をやさしくホールドしてくれます。型くずれしにくいため、美しいフォルムが持続します。バッグやペンケースは、付属のアルミフレームをセットして使用。中に入れる物のシルエットが表面に浮き出て、持つ人の個性を表現する遊び心も見逃せません。

■DONGURI|株式会社飛鳥工房

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会場でふと目につき、あまりの愛らしさにしばらくその場を動けなくなってしまったおもちゃです。DONGURIは、重力によって動くおもちゃの動きや音を研究している、愛知教育大学の樋口一成教授の玩具教育の研究から発案されたそう。どんぐりがレールの上をとてもゆっくりと左右に揺れながら転がっていきます。スライドさせたレールの角度やどんぐりの大きさで転がり方が変わります。ここだけ時間がゆっくりと流れているようで、とてもほっこりさせられました。子どもだけでなく、忙しい大人にもおすすめです!

■ideaco

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smart innovationとうたったideacoのブースでは、ちょっと気が利いていて日常を豊かにしてくれるアイテムに出合えました。思わずロッククライミングしたくなる!?ウォールポケットcuppo(カッポ)は、背面の磁石で玄関扉や冷蔵庫に付けられるほか、付属の鉄板を壁に取付ければさまざまな壁に使えます。クレートスタンドmushroomは、キノコのようなフォルムが愛らしいスパイス入れのシリーズ。ソースポットは注ぎ口がシリコン素材のため、液垂れしにくく機能性にも優れています。木と白いセラミックを用いたW+W(ホワイト&ウッド)は、モダンで温かみのある印象。iPhoneの充電用ケーブルを収納するためのスリットまでデザインされているという、細やかな配慮が。ティッシュの取り出し口をサイドに設け、天板をトレイとして活用できるティッシュケースroof。貯金箱manmaruは、その表情に引き付けられて思わずコインを入れてしまいそう。「FU」「MU」「HO」と口を開けている彼らは500円硬貨約3万円分で満腹になるそうです。

■ZIKMU Parrot BY S+ARCK|モダニティ株式会社

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Philippe StarckデザインのBluetooth、Wi-Fi搭載2.1chワイヤレススピーカー。上部にはiPodやiPhone用のドックがあります。2本のスピーカーそれぞれの下部にウーファーを内蔵。Starckならではの洗練されたフォルムとスピーカーにつなぐのは電源ケーブル1本だけというシンプルさで、インテリアの自由度が高まります。性能にも優れ、音が部屋全体に均一に広がり、壮大なサウンドを楽しめるそう。底面はスピーカーが倒れないように設計されています。近々、1本でもパワフルで豊かな音を楽しめるSOLO(下写真)を発売予定だそうです。

■SHOWROOM FINLAND

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インテリアアクセサリーや家具など、洗練された北欧デザインのコレクションを展開するフィンランドのブランド。Kasaa Cardboard Shelf(上写真)は再生ボール紙を使用。ボール紙のサンドイッチ構造を敢えて見せ、シンプルな白いシェルフにいいアクセントをもたらしています。軽くて丈夫な上、サンドイッチ構造の部分に水性接着剤を使用しているため紙への再生が可能で、環境に優しいアイテムです。Kennoシリーズ(中写真)は大小サイズの椅子とスツールをラインナップ。小さい椅子は子どもに最適なサイズです。表面に自由にペイントしてカスタマイズすれば、楽しみ方が広がります。シェルフ、椅子、スツールともに組み立てには接着剤やねじは一切不要。Pilkeシリーズ(下写真)は、バーチ・プライウッドを使用したペンダントライト。美しく交差するシェードからもれる光が優しく部屋を照らしてくれます。

■yuugi|京朋株式会社

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京都の着物メーカーによるテキスタイルブランド。蓄積した膨大な数の伊勢型紙のデザインを、現代の生活にマッチするよう再構築しています。例えば菊の絵柄は、生地の所々に菊が配されていたオリジナルのデザインを、青海波(せいがいは)文様と掛け合わせた絵柄にリニューアル。菊と波は相性のよい絵柄だそうです。一方、海の波をモチーフとした絵柄は、そもそもがモダンであったため図柄を拡大させるにとどめてリニューアル。すべて職人さんによる手捺染(手作業による染め)です。

■檜創建株式会社

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林業が盛んな岐阜県に本社を構える、檜風呂を中心に木製風呂を手掛ける檜創建。檜は木目のキメが細かく優美な印象で、香りがよく殺菌作用や耐久性にも優れています。O-bath(上写真)はR形状の浴槽には不可欠とされる金属製の「タガ」を必要としない構造が特徴。musubi(下写真手前)、masu(下写真奥)など、優美で高級感あふれる浴槽は、上質なインテリアとマッチし、非日常的なラグジュアリー感を得られそうです。

■lifestyle salon 2012

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「ライフスタイルとインテリアトレンド2013秋-冬」の講演風景。講師は(株)グローカルネット カルラン・ジャパン コンサルティングマネージャー 兵頭武信氏。フランスに本社をおくカルラン・インターナショナルでは、2013-2014の秋冬に、次の5つのKEYCONCEPTを提案。それぞれのテーマに対して素材の組み合わせやカラーが展開されています。今回は、はじめの3つのテーマについて詳しいレクチャーがありました。

●ALLEGORIES 寓話
大衆的な文化、伝統的な文化を現代的に再解釈。ヨーロッパやアジアの民族的なモチーフをモダンに調和させます。このテーマのキーワードは、1)リミックスされたフォークロア 2)世代から世代へ受け継がれるもの 3)大衆文化の豊かさ。インテリアにおいては、フローラルな柄を用い、ダークなトーンの中にヴィヴィッドな色を入れて華やかさを出すなど、クラシックなものに新しい色づかいを組み合わせます。

●EQUILIBRIUM バランス・均衡
近年多くの人が常時接続への疲れを感じ、ここへきてスローライフへの意識がまた高まっているそうです。そんな現代において、オンライン(=現代)とオフライン(=自然)を自由に選択するのがこのテーマ。キーワードは、1)アーバンとナチュラルの汎用性 2)個性的なプロテクション 3)オンラインとオフライン。インテリアにおいては、ナチュラル感のあるものを都会的に組み立てていきます。カーキなどのナチュラルを感じる色にブロンズ色をのせたり(テクノカーキ)、ラメの光沢感をプラス。コルクのような素材など高密度な素材を用います。

●HAUTE DIMENSION 格調高い次元
世界不況後のラグジュアリー市場における、ミニマリズムと高級志向の間の新しいルールを提案。ひとりひとりにオートクチュールのようなカスタマイズ(ハイパーカスタマイズ)を。キーワードは、1)機能性、エレガンス 2)官能的なミニマリズム 3)ハイパーテイラーメイド。凝ったカットやエレガンスを、誰でも手が届くよう日常的に取り入れられるように提案。商品が消費者に寄り添っていく、ハイパー適応という考え方。インテリアにおいては、キルティングなどふっくらとボリューム感のある素材を用い、リボン、シルキーなファブリックなど、クチュール的なものを取り入れます。このテーマのキーカラーの中でも特に重要なのが、光沢感やマットで質感のある赤だそうです。

●REFLECTIONS 内面反射
人間が持つ複雑な、肯定的な感情や否定的な感情を深く追求し、情緒豊かな美しさを表現。人間の奥底にあるダークでミステリアスな部分を全面に出すことで人を引き付けます。

●PROMISE プロミス
自然発生的でクリエイティブな集団行動として、詩心あふれる「反乱」を表現。社会をよくしようとする反抗心を、否定せずに表現することで、共感をよびます。

リポート第1弾はこちら   

▶リポート第2弾はこちら

▶リポート第3弾はこちら

2009年12月■IFFT/Interior Lifestyle Living 『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング』の記事はこちら

▶2010年11月■IFFT/Interior Lifestyle Living  『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング』の記事はこちら 

▶2011年6月■Interior Lifestyle Tokyo 『インテリア ライフスタイル』の記事はこちら

▶2012年6月■interiorlifestyle Tokyo『インテリア ライフスタイル』の「デジタルリポート」はこちらからダウンロードしてご覧ください。

関連記事■次の暮らしのデザイン

 

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2012.10.24

リポート【2012年10月】IFFT/インテリア ライフスタイル リビングで見つけた次の暮らしのデザイン〈第3弾〉#iltokyo

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photo, movie & text: Motohiro SUGITA

国際見本市 IFFT/Interior Lifestyle Living 『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング』は、2012年10年17日(水)〜19日(金)、東京ビッグサイト東5・6ホールにおいて開催。本展はB to B/商談見本市であり、一般来場者は入場できません。メディアを通して次の暮らしをデザインするトランローグは、
会場に出展社を訪ねて取材し、動画と写真でリポートしています。新しくてどこか懐かしい。知的でしかも技術的に優れたアイテムの数々に注目です。2013-2014年のインテリアとカラーのトレンドをつぶさにご覧ください。なお、リポートは次回に続きます。お楽しみに!

■ 柒+ NANAPLUS

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滋賀県彦根市をベースに、仏壇や神棚の製作に係わる近隣企業の集合体がナナプラス。写真は今の私たちの生活と空間にフィットする祈りのための提案です。どのアイテムも華美でなくシンプルだけど、手を合わせ、万物に感謝する気持ちを向ける対象として、優しさに溢れています。上部に彫刻のパタンを施しただけのシンプルな箱(写真下)など、虚像を排するイスラム教にも通じる、小さくても荘厳な世界観を感じさせます。

■feelt/ furnish|DESIGN HEART

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上写真・左は、feelt(フィールト)によるハンギングタイプのケース。feel(感じる)とfelt(フェルト)を足してfeelt。2011年、furnishiとsmaut(合資会社すまうと)によってスタートしました。上写真・右は、furnishによるランプシェードのような時計。furnishは、2005年に始動した東京のデザインユニット。商品はすべて足立区、荒川区、埼玉県など国内の工場で生産とのこと。使い方は最後にユーザーが決めるというコンセプトでものづくり、とか。

■Page/ Chair|6474

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東京をベースとする4人のデザイナーによるユニットが6474。プロダクトからグラフィックまで、様々なデザインとデザインディレクションを展開。写真上はメンバーのひとり、橋田規子さんによる「Page/ Chair」。積層されたクッションをめくることで高さを微調整しながら同時にカラーバリエーションを楽しむことができる優れもの。クッションの自然なカーブがまた、いい感じです。

■AUN2H4

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「アウン」は、2006年にデザインプロジェクトとして設立。
メンバーは、展示デザイン、インテリアデザイン、建築設計をメインに活動するインハウスデザイナー3名。クリエイティブなケミストリーを目指して「ヒドラジン化金」の化学式「AUN2H4」と表記。 
写真上はスツールを逆さまにスタックしてハンガーとして利用するアイデア。確かに私たちは、椅子をスタックするだけで満足してしまっていました! 写真下はちゃぶ台の裏側からヒントを得た、脚の長さを変えられるテーブル、&ハンガー(?)。

■MOVING STAND|株式会社浅野デザイン研究所

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プロダクトデザインを中心に活動する浅野泰弘さんが提案する、動く伸縮屋台「MOVING STAND」。車輪付きで移動が簡単。折り畳んで持ち運ぶこともできます。納期は約1カ月、参考価格として168,000円(送料別)とのこと。店舗や展示会ばかりでなく、家のガーデンリビングのアイテムとして、家族や友人との集まりで使うのも楽しそうです。

■木村硝子店

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木村硝子店は、明治43年創業以来、東京下町のガラス工場や切子職人による手づくりグラスをデザイン、販売。他方、日本、ヨーロッパにおける機械によるガラスの生産は2000年代になると、いよいよその品質と風合いを格段に向上させました。同店でも「木村硝子店セレクト」としてヨーロッパのメーカーの商品を中心に輸入販売を開始。木村硝子店のグラスと、その魅力を際立てる、きわめてシンプルなディスプレイが好感です。

■小泉屋

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明治22年、銅器、仏具鋳造作業所として小泉製作所(富山県高岡市)は創業。なかでも快音にこだわったブランドが「小泉屋」です。写真上は「りん」をインテリアに取り入れるオブジェとしてデザインした「pear(洋梨)」。上部は「りん棒」として打ち鳴らしに使います。動画はあじさい、あざみ、ケイトウ、うめ、どんぐり、チューリップをイメージした小さな「りん」と「専用りん棒」。「りん」と「りん棒」の大きさで音色が決まるとのこと。同社は2007年にスペインの建築家アントニ・ガウディによる「グエル別邸龍の門の鐘」を修復。現地と日本をインターネットでつないで音色を調整していったとか。ICTを利用して、日本伝統のものづくりは海外でも活躍しているようです。

■Leaf Thermometer|h concept

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コンセプトとアイデアのある生活雑貨を提供するh concept(アッシュコンセプト)。写真は、デザイナーとのコラボレーションによって生まれたデザインプロダクトシリーズ+dの新商品で、色で感じる葉っぱ型の温度計「Leaf Thermometer」。20〜25℃ではグリーン。暑くなると黄色。寒くなると焦げ茶色になります。L(5枚入り)とS(8枚入り)の2サイズで、どちらも840円(税込)。裏面のシールで壁などに貼って使います。

■ORIGINAL BTC ENGLAND| SEMPRE

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SIMPLE, ELEGANCE, MINDFUL, PEACEFUL, RELAXING, ESSENTIALの頭文字からネーミングされたSEMPREからリリースされたORIGINAL BTC ENGLAND。英国製にこだわり続けるブランドです。写真は、オーナーのピーター・ボウルズ自らデザインしたペンダント照明。クオリティの高い地元の粘土を焼いたボーンチャイナ、とのこと。写真は36,750円。

■ARMCHAIR 403|Artek

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Artek(アルテック)は、フィンランドが生んだ20世紀を代表する建築家Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)が、妻のAino Aalto(アイノ・アアルト)らとともに、1935年に設立した
北欧モダンを代表するインテリアブランド。Artekの社名は、art(芸術)+technology(技術)に由来。写真は、Alvar Aaltoにより1932年にデザインされた「ARMCHAIR 403」。フレームは、ナチュラルバーチ(樺)。シートはバーチ材の成形合板。精度が高く、しかも柔らかい印象が魅力です。

■WOODNOTES

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フィンランドのテキスタイルブランドのWOODNOTES。DANSKなどで活躍したテキスタイルデザイナーRitva Puotilaと息子のMikko Puotilaによって1987年に設立。工業用として使われていた紙の繊維「ペーパーヤーン」に着目し、20年かけてテキスタイルとしての開発に成功。フィンランド産ヴァージンパルプで作られた同製品は、長繊維で高密度なため、とても丈夫です。また、静電気も発生しにくく、塵や埃を寄せ付けない、とのこと。柔らかく精緻なテクスチャーと、透過光で見る透明感が高品質感を醸し出しています。

■GETAMA DANMARK A/S|Danish interiors

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Danish interiors は静岡県浜松市をベースに、Finn Juhl, Hans J. Wegner, Nanna Ditzelなどの北欧家具を輸入。また、クラシックなデンマークの商品を正規ライセンスに基づき復刻製造、販売を行っています。写真は、ハンス・J・ウェグナーがデザインした家具を製造するデンマークで最も古い会社、GETAMA社による「GE 236」。自然で落ち着いたスタイリングと、ファブリックの高品質な素材感を求める方におすすめです。

■FIELD CANDY, Mero Wings®|DETAIL

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動物や食べ物、さらにレンガや板張りのプリントなど、あり得ない絵柄で話題のテント、FIELD CANDY。笑いを誘う外観とは反対に、内部はキャンパーを悩ませる結露が起りにくい上質なコットン仕様、とか。もう1つユニークなアイテムが、本物の丸太と見間違えるほどにリアルなクッション、Forest Collection。こちらも見た目とは裏腹に、コットン素材の快適仕様、とのこと。

■DAN PROJECT|NEED’K

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眺めているだけで、その世界に浸れる「アート」であり、自然と気持ちが高揚してくる「モード」であることを標榜するNEED’Kのテキスタイルは、オリジナリティに溢れたファブリケーションブランド。中でも「DAN PROJECT」は、heimtextilのトレンドセッターとして、ヨーロッパ以外から初めて選出された南村弾さんによるアーティスティックなモチーフとカラーが印象的。南村弾さんは本展のCreative Directorの1人。

■Kamiwan|浅倉紙業株式会社

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明治30年創業の浅倉紙業は、装加飾、機能性二次加工など、高い技術を継承する和紙専門問屋。写真は1枚の和紙を折り曲げて成型された水を貯える器、Kamiwan。「白 Shiro」は富山県五箇山の手漉き和紙。「黒 Kuro」は高知県産の楮を黒染めしたもの。再生可能な植物利用による器の普及を通して、植物資源大国・日本の再生を果たせれば理想的です。

■ motchu|株式会社大島東太郎商店

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モッチュは、乳幼児のおしゃぶりのような、山中漆器(石川県加賀市)によるストロー補助具。漆器は菌の繁殖を抑える、という実験結果が発表されており、また、漆によるかぶれの心配もない、とのこと。安全安心のツールと言えそうです。特筆すべきは、山中漆器の「ろくろ挽き」の熟練技術により、差し込み口から吸い口にかけて、穴の直径が徐々に小さくなるように成形されているため、3〜5mm径のストローを使えること。本品をプロデュースする大島東太郎商店は、石川県デザインセンターブースに出展。

■十川アトリエ/ TIMBER COURT|山形県

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山形県からの出展。酒田市をベースとする十川アトリエは、メリノ種とコリデール種の原毛を混合したフェルトを用いて、1つのバッグに3〜5の色を混ぜて独自の色彩を表現したフェルトバッグを製作。続いて山形市をベースにオリジナル家具の製作・販売を行うTIMBER COURT。大人が座る「Plywood Chair」にクッションと足置きを取り付けた「Kids Chair」が人目を引いていました。

▶リポート第4弾へ続く。

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2009年12月■IFFT/Interior Lifestyle Living 『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング』の記事はこちら

▶2010年11月■IFFT/Interior Lifestyle Living  『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング』の記事はこちら 

2011年6月■Interior Lifestyle Tokyo 『インテリア ライフスタイル』の記事はこちら

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関連記事■次の暮らしのデザイン

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2012.10.22

リポート【2012年10月】IFFT/インテリア ライフスタイル リビングで見つけた次の暮らしのデザイン〈第2弾〉#iltokyo

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photo, movie & text: Motohiro SUGITA

国際見本市 IFFT/Interior Lifestyle Living 『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング』は、2012年10年17日(水)〜19日(金)、東京ビッグサイト東5・6ホールにおいて開催。本展はB to B/商談見本市であり、一般来場者は入場できません。メディアを通して次の暮らしをデザインするトランローグは、
会場に出展社を訪ねて取材し、動画と写真でリポートしています。新しくてどこか懐かしい。知的でしかも技術的に優れたアイテムの数々に注目です。2013-2014年のインテリアとカラーのトレンドをつぶさにご覧ください。リポートは次回に続きます。お楽しみに!

■ karimoku|カリモク家具株式会社

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展示テーマは「環境と技術」。計画植林材活用の取り組みや、1940年に創業以来、培われた技術力を活かしたOEMについても紹介。写真上はメディコム・トイOEM製品の「1000%のベアブリック」。写真中の「THE FIRST」は、カリモクの座り心地の集大成。レバーなどの装置を使わず、ユーザーの体の動きに合わせてリクライニングするなど、より自然でより快適な動きを追求。背面の富士山をバックにしたポスターは、一切合成なしというこだわり。カリモクの本商品にかける想いが伝わります。写真下は、未利用の国産小径木を有効活用した「HARU」シリーズのテーブルと椅子。

■REN BLOCK|大森謙一郎

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大森謙一郎さんがブランディングを手がけるレンブロックは、木質系樹脂製で、レンガのように連ねるブロック。中が空洞で軽く子どもでも扱いやすいのに耐荷重300kgと、とても丈夫な素材です。家具はもとより、ペットの小屋、園芸用の囲いなど、まさにレンガのように使えます。

■KUMI-TSUGI|駒田健治

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木製家具のデザイン、建築設計を手がけるハス・ディ・クラフト一級建築士事務所の駒田健治さんによる「KUMI-TSUGI」。古い日本家屋にある大黒柱をイメージして、量感のあるスツールを製作。ウォールナットとホワイトアカシアを、伝統的な継ぎ手、仕口の手法で接合させたデザインは、存在感がありながら、とても軽妙です。

■優箱|株式会社三協

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多くの来場者の目に留り、手に触れた感触を楽しませていたのが、プリーツ加工によるティッシュケース。ポリエステルの柔らかな光沢感、プリーツのしなやかな収縮性が、ティッシュペーパーの軽さと程よく馴染み、また、紙を包むという和の趣が、上品に表現されていました。

■Serena™|株式会社SHY

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照明の調光器専業メーカーとしても有名なアメリカのLUTRON社による乾電池による電動ブラインドシリーズ「Serena™」。単1乾電池を内蔵しているため、既存の窓に後付けすることができます。アルカリ乾電池での寿命は、1日1回の開閉で約3年間。リモコンによる開閉で、まっく音が気にならないことも特長のひとつです。

■Echo Panel|grège

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海外のインテリア・エクステリア素材などの輸入販売を手がけるgrègeより紹介された「Echo Panel」(写真上・中央)。Echo Panelはオーストラリアで開発された100%PET (再生PET60% )素材の不織布パネル。不要になったパネルは、もちろんリサイクル可能。間仕切りパーティション、壁面、ピンボード、家具、おもちゃ、子供部屋の空間づくりなど、様々な用途に使われています。無地からプリントまで、バリエーションも豊富です。

■Faux Arts Design

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商業施設の壁画や天井画などのMURAL、デコラティブペイントなどを手がけるフォーアーツデザイン。エイジングなどの特殊加工、装飾品や造形物のデザインと製作、空間におけるカラープランニングやコンサルティング活動を展開。今回はブース内で、そして本展示会のためのライブペイントで実演。また、2013年5月23-26日には都内で、世界のデコラティブペイントのマスターが集まるイベント「Salon Tokyo 2013」を自主企画。

■extremis|TISTOU Co.,Ltd.

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ベルギーのウエストフランダースをベースに“tools for togetherness”をビジョンとしてアウトドア家具を生み出すextremis社。写真はデザイナーが所有するホップ畑(ビールの原料)の支柱からヒントを得た、その名もHopper。ピクニックテーブルは4〜10人掛けのラインアップ。シェードはとても簡単に開閉できます。2010年に発表以来、多くのデザイン賞を受賞とのこと。

■ligne rose®|dream bed

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海外の展示会でも大人気のソファCONFLUENCES(仏語で「合流」の意)に、複数の正方形を非対称に組み合わせ、交差点を意味するラグIntersections、さらにタイ語で夜明けを意味する照明AROUNを組み合わせたコーディネーション。色も形も、いま最も今日的なコーディネーションのひとつではないでしょうか。

■簾(REN)|株式会社ネオス

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新潟県長岡市をベースとするNEOSによる手漉き和紙ランプシェード「簾(REN)」。新潟県の小国和紙が使われています。シンプルな白無地に、透かし柄、柿渋によるコーディング、シルク印刷、そしてレザー加工による細かなスリットの組み合わせという、繊細優美なラインナップです。サイズはlong(H980mm)とShort(H480mm)の2種類。価格も1〜4万円台(電球、電球ソケット別)と、リーズナブル。

■RUSSETY|山口産業株式会社

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1938年に東京都墨田区で創業した山口産業が保有する、肌にやさしい本革づくりの技術「Russety」では、100%国産の原料皮をミモザの樹皮から抽出した植物タンニンでなめします。空気を通し、汗や水分を大きく吸収し、発散するRussetyは、肌にやさしく、また日本エコレザー基準認定第1号とのこと。従来アパレル向けでしたが、インテリア向けに展開中。墨田区にある本社工場では見学ツアーも開催しています。

■lucano|長谷川工業株式会社

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reddot design award における best of the best 2010を受賞して話題となったアルミ踏み台lucano(写真右)。METAPHYS(代表・村田智明さん)によるデザイン、プロデュース。外側にネジを出さないなど、ミニマルなスタイリングですが、2013年1月発売を目標にリニューアル(写真左)。バーを1本足すことで開閉時に指を挟む懸念を払拭し、ワンタッチ操作を実現。長谷川工業曰く「お客様の使い勝手を最優先しました」とのこと。

■DISTRICT EIGHT|株式会社関家具

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DISTRICT EIGHTは、ベトナムで初めてデザインと建築のコンセプトを融合させたデザインファームのひとつ。彼らのデザインシリーズ名は”L’usine(仏語の「工場」)”。”アジアのパリ”と呼ばれるホーチミンをベースに、インドシナ文化の影響を受けてつくられるハイブリッドなイメージの家具は、FSC認定のヨーロピアンオークと一部のパーツを除き、リサイクルウッドなどすべてリサイクル可能。鋳鉄も、主に日本製はた織り機の部品を利用したり、それを溶解して再利用しています。デザインも材料も、歴史や文化を感じさせます。

■Heimtextil TRENDS 2013/2014 Preview

2013年1月にドイツ・フランクフルトで開催の「Heimtextil」で発表される翌シーズンのテキスタイルトレンドをどこよりも早く発信。「Heimtextil TRENDS 2013/2014」のテーマ”Being”について、ライブペインティングでプレゼンテーション。アーティストは前出のFaux Arts Designに参加するメンバー。4つのテーマごとのカラーとイメージを、会期中に描きました。

▶リポート第3弾へ続く。

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▶2009年12月■IFFT/Interior Lifestyle Living 『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング』の記事はこちら

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関連記事■次の暮らしのデザイン

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2012.10.21

お米を届けた宮城県の和田さんから、お便りをいただきました。

米づくりワークショップ参加者の皆さんと一緒に作ったお米を、同じく参加者のKiyomiさんを通して、宮城県にお住まいのご両親へ届けたところ、ご両親から次のようなお手紙をいただきました。なお、写真は以前ベトナムを旅行中に撮影されとのことです。

******* * *

 長く厳しかった夏を過ごしたあとの今年の秋は、ことさら心地よく感じられます。震災から早くも一年七ヶ月が過ぎ、私たちの住むあたりは、落ち着きを取り戻しております。いつの間にか壊された建物のあとに新しいものが建ったり、ごちゃごちゃしていたところが整理されたりして目に心地よくさえあります。でも海岸沿いは、痛んだまま瓦礫こそ取り払われましたが、水たまりが出来たり、雑草が丈高く生い茂って悲しい状態です。数日前、塩釜の湾にある大きい三つの島を訪ねましたが、あの有名な松島を津波から守る役目をした島自体は、壊滅状態になっていて、これからどうやって復興して行くのだろうと心が痛みます。

 去年の今頃は、私共の住むマンションは、盛んに修繕作業が行われていました。私たちのところは、L字型マンションの角にあたるところでしたので、エクステンションがあって、玄関と一つの部屋の壁が崩壊しました。玄関の出入りは何とかできましたが部屋は長い間、開かずのまま埃だらけでした。

 昨年に続いて又今年も貴重なお米を送って下さり、とてもうれしく感謝です。去年は大勢の方達に分けて差し上げ喜ばれました。昔ながらの手作業と聞いて子供の頃の風景が浮かびました。郊外は大抵一面の田んぼで、折々の人々の働く姿に接して来ましたから、ご苦労が偲ばれます。

 今年は、石巻で被災して仮設住宅に暮らしている友人に、まず届けようと考えております。お陰で友人とのコミュニケーションも出来て楽しい時が持てそうです。

 米づくりに参加されたお一人、お一人によろしくお伝えください。又、お体を大切にお過ごしくださいますように。お礼旁々、かしこ

 2012年10月13日 和田晃 健子

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******* * *

達筆な、心のこもったお手紙で、また、今の宮城の様子がよくわかり、とてもありがたく思っています。仮設住宅にお住まいのご友人に、どうぞよろしくお伝えください。

このように、みんなでつくったお米が食糧という役割を超え、気持ちを伝える手段となったことは、コミュニケーションデザインを仕事とするトランローグにとって、本当にありがたいことです。

Kazuko[トランローグ・ディレクター/ワークショップ管理人]

※これは、トランローグが主催する米作りワークショップの参加者を通して、東日本大震災で被災された方々に、収穫した米を届けるプログラムとして行われたものです。

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▲屋内ハザガケ(オダガケ)。今秋の長雨で束ねた米の茎葉が湿っていたこと。また、収穫した米の量に対して、籾摺り・精米するスピードが追いつかないことから、母屋の梁を使ってハザガケしています。このように自給自足の生活には、トランローグのワークショップのように、30畳ほどの土間や、その上に太い梁のある吹き抜けが必須と考えます。

関連記事:ワークショップ Workshop 01 米作り/家庭菜園

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2012.10.19

リポート【2012年10月】IFFT/インテリア ライフスタイル リビングで見つけた次の暮らしのデザイン〈第1弾〉 #iltokyo

photo, movie & text: Motohiro SUGITA

2012年10月17日(水)〜19日(金)、東京ビッグサイト東5・6ホールにおいて、国際見本市 IFFT/Interior Lifestyle Living 『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング』が開催されています。主催は社団法人日本家具産業振興会とメサゴ・メッセフランクフルト株式会社。「本物主義のインテリア・デザインから、センスあるインテリアマテリアルまで集結する」をキャッチフレーズに、11カ国・地域/338社による家具をはじめ、ハイエンドなインテリア・デザイン製品が集結。なお、本展はB to B/商談見本市であり、一般来場者は入場できません。 メディアを通して次の暮らしをデザインするトランローグは、会場に
出展社を訪ねて取材し、動画と写真でリポートしています。 新しくてどこか懐かしい。知的でしかも技術的に優れたアイテムの数々に注目です。2013-2014年のインテリアとカラーのトレンドをつぶさにご覧ください。 第2弾、3弾・・・とリポートは続きます。お楽しみに!

■KIORI|株式会社イシモク

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佐賀県伊万里市をベースとする創業63年の木工所が母体。自社商品の開発に取り組み、5年の歳月をかけて完成したのが、カーテンのように折り畳める障子KIORIシリーズ。障子和紙特有の柔らかい光を室内に取り込むsofl。障子戸の組子を活かし、美しい陰影を室内につくり出すinei。

■石巻工房

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東日本大震災の被災地、デザイナーと関係者が集まり、石巻をベースに自力での修繕や生活必需品の製作を通した復興支援と、その後の事業継続を目的に設立。写真下の2台1組の木製スツール、AA STOOL(9,800円)と、壁にもたれかけさせて棚として使う、STICK STOOL SHELF(2,480円)は新商品。

■LOST+FOUND|有限会社ファクトリー・ツール

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名古屋市をベースとする古材(アンティークウッド)を用いた空間プロデュースとオーダーメイド製品を製作するファクトリー・ツール社が展開するレディメイド(規格品)ブランドが「ロストアンドファウンド」。「not more, but better. Be free for your life」をコンセプトとする商品は、古材を使っていても、例えば引き出しの開閉は、きわめてスムースです。

■STAGUE ONE | 株式会社トレステック

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縫い目のないニットを生産する「ホールガーメントテクノロジー」に特化した事業を展開。従来のアパレルに加え、インテリア分野へと進出。ソックス、ルームシューズからスツールや座椅子、さらにはランプシェードなど、人の手足、からだが触れる素材として、完全無縫製型のニットは、最上級の快適性を提供してくれそうです。

■AR,TEE'S

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アーティーズは、経年変化によるさび、クラックなどの表現やステンシル、鍛冶仕事からオブジェの製作など、さまざま空間演出を手がけるアーティスト集団です。物販、飲食、ホテル、デパートから展示場、個人邸まで。また、店舗内・外装の企画・デザインから施工・納品まで一括してプロデュースしている、とのこと。会場でも、物語のなかへタイムワープしたような別世界をつくり出していました。

■CONDE HOUSE|株式会社カンディハウス

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「平成24年 北海道功労賞」を受賞するなど、名実ともに北海道を代表する家具メーカー。写真上は「パイプ椅子を木製にしてみたら」という逆転の発想から生まれたフォールディングチェアー、FAQ。サプライズだけど親和性抜群の逸品。写真下は4脚のスタッキングが可能なFOLIO。柔らかさと凛とした表情を合わせ持ち、プライベートでもパブリックでも人気が出そう。

■JYUMOKU|DESIGN CLUB PERSIMMON

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樹木をイメージしてデザインされたシェルフ、JYUMOKU。本や小物を配置することで、枝と葉、果実の関係に見えたり、外枠に囲まれた棚の隙間から見える背景も、景色と呼ぶにふさわしい空間へと変化させて見せます。

■匠工芸

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「日本伝統の木工技術を、現代の暮らしを楽しく美しくする家具という道具に生かすため、手仕事を大切にしながら創意工夫を続けています。」と語る匠工芸は、1979年に創業された北海道中央部・上川郡東神楽町にある木製家具メーカー。

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写真上から、アッシュコンセプトとのコラボによる、展示会で大人気の「アニマルスツール(フェイクファー使用)」と、同じコラボでちょい掛けニーズから生まれたヒット商品「マッシュルームスツール」。イーオクト、スウェーデンの老舗的スタイルメーカーKLIPPANとのコラボによる「クリッパンスツール」。

▶リポート第2弾へ続く。

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関連記事■次の暮らしのデザイン

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2012.10.17

デジタルリポート『2012年 "インテリア ライフスタイル" で見つけた次の暮らしのデザイン』をダウンロードしてご覧ください!

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今年も『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング』開催の時期がやってきました。

メディアを通して次の暮らしをデザインするトランローグは、同展開催に合わせ、本年6月に取材した姉妹展『インテリア ライフスタイル』のリポートをデジタルブックとして配信します。

豊富な動画と写真で紹介するの注目のデザインの数々。
次のリンクをクリックして『2012年 "インテリア ライフスタイル" で見つけた次の暮らしのデザイン』をダウンロードしてお楽しみください。

▶ダウンロードはこちらから(PDF形式)
再生にはAcrobatまたはAdobe ReaderのVer.9以降が必要です。

【デジタルリポート・掲載ブランド】
Cafe Lamp / da / DAN PROJECT / green supermarket* / h x TAKUMI / Handy Nuts / JAPAN STYLE CAFE / KAMIMINO / KENJI FUKUSHIMA DESIGN / Kenland Linen / KIRMON / nasta / nocosanai chawan ノコサナイ茶碗 / OSORO / PRISTINE / PRUBONE / ROYAL FURNITURE COLLECTION / SiP.s / tokyobike / totemap / wasara / YO no BI / Yoshihara / 東屋 / 鹿沼組子 / 真岡木綿 / こまもり / 自在トリムSINCOL® x mt / 椿うるおい / 日光の手前 鹿沼の すごい 木工 / マルミツ陶器合資会社 / 無水鍋® / 洛中高岡屋

なお、今年も『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング』を取材します。
お楽しみに!

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Messe Frankfurt Exhibition GmbH消費材見本市バイスプレジテント兼『アンビエンテ』責任者 ニコレット・ナウマン氏による記者会見時の挨拶。

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2012.10.10

イタリア人建築家から届いた最新リフォーム事例

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design & photos: Luca Ladinetti architetto
text: Luca Ladinetti architetto + tranlogue associates

今回はトランローグのパートナーで、母国イタリアで活躍する若手建築家ルカ・ラディネッティと、彼の住宅リフォームの作品を紹介します。 イタリアでランドスケープデザインを中心に建築を学んだルカの作品には、景観からインテリアのディテールまで、スタイリッシュで快適なデザインが貫かれています。 日本での活動を希望するルカですが、私たち日本人デザイナーが学ぶものは多い筈です。

南イタリアにある小さな町Massignanoの住宅

Massignanoは、ブドウ畑とオリーブ畑の美しい丘陵風景の中にある海から数キロ離れた小さな町。クライアントは、120平米の大きなガレージを娘のために、住居に改築したい、とのことでした。完成した住まいは、庭を通って入るエントランスからまっすぐに、反対側の窓まで見通すことができ、エリアごとに異なる床材で構成されています。そして海が眺められる庭には、地元の石を高さをかえて配置し、娘の誕生時に植えられたオリーブの木がシンボルツリーとして残されています。

An apartment in the countryside of Massignano, a little town in south Italy. short description of the intervention:The intervention is located near Massignano, a small town a few kilometers from the sea, in a beautiful hilly landscape characterized by vineyards and olive groves.
The client had a large garage (120 sqm) who wanted to turn into a dwelling for his daughter.
The project is organized around a traditional Italian system, divided between living and sleeping areas characterized by a different treatment of floors and is organized on a long corridor that runs through the entire building and that visually connects the entrance with an opposite window.
The house interacts with the outside through the garden, where you can see the sea, which is structured through the use of offset plates of local stone, that determine different areas of use: parking, dining area, paths, etc.
Outer space is characterized by the presence of a single vegetal element: an olive tree that the client has planted at the birth of his daughter.

project data:
location: Massignano (AP), Italy
typology: apartment
client: private
dimension: 120sqm
amount of work: 120.000€
project: 2012
completion of work: 2012

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室内は、白で統一された空間に、木目のボードがアクセントのキッチン、ボルドーカラーが効いたバスルームなど、とってもクールな空間。

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▼そしてこちらは、現在進行中のガーデンプラン。

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▼architect : Luca Ladinetti
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ルカ・ランディネッティは、日本が大好き。3年前には来日し、新旧さまざまな建築を調査しながら日本各地を訪ねました。

▼お問い合わせは、下記連絡先のルカ本人へ。またはトランローグまでお気軽にどうぞ!
Luca Ladinetti architetto
l.ladinetti@2045.it
via Parigi 16
40121 Bologna, Italy
archilovers.com/luca-ladinetti

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2012.10.01

2012収穫祭&稲刈り体験リポート『米作りを楽しむ人びと』

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photos & text: ご参加いただいた皆さま + tranlogue associates

去る9月16(日)、トランローグは房総のワークショップで「有機無農薬による米作りを楽しみたい方」「将来自給自足に挑戦してみたい方」を対象に、「稲刈り体験」「収穫した新米の試食」「里山の保全・再生」「田舎と都会の交流」を目的として、WWOOF(労働と食事の交換)方式で稲刈り体験と収穫祭を行いました。また、今年も昨年に引き続き、参加者を通じて東日本大震災で被災された方々に、収穫した米をお届けする予定です。
このページでは、約40名の老若男女が参加したワークショップの様子をリポートします。
また、参加者がワークショップで撮影した写真とコメントをいただき次第、この記事に追加していきます。お楽しみに!

関連記事:ワークショップ Workshop 01 米作り/家庭菜園

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▲ いつも参加者の送迎や、ホットコーヒーを差し入れてくれる佐藤さん。

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▲Yukikoさんの親友の志村さん
当日精米していただいた新米は、とても美味しかったです。 (足踏み脱穀機に詰まった稲藁を自ら進んで取り除いていただくなど、笑顔が素敵なプロフェッショナル・ボランティアとお見受けしました。)

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▲ 鶴田さん[東京都在住]
今回も、私の価値観に本当に大きく深い物と感じました。 また、そこでの皆様との出会いは生涯公私ともども関わっていきたいと思っております。今後共、何卒よろしくお願いいたします。

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▲ 落合さん[東京都在住](写真右)
久しぶりに夕日をみたとき、自分の日常の中に夕方という時間が欠落していたことに、気づきました。夕方だけじゃなくてきっともっと色々な物も失っているんだろうな、と思います。それに気づけただけでも、収穫のある一日でした。
若尾さん[東京都在住](写真左)
先日はとても楽しく、また貴重な経験をさせていただきました。あんなにも太陽と風を浴びて汗を流す機会はこのごろ滅多になく、翌日の体の疲れさえ心地よい程でした。次回は是非、田植えWSに参加したいと思っています。

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▲ Kiyomiさん[東京都世田谷区在住/インテリアコーディネーター]写真左(撮影:小沢さん、写真右)
去年の田植えに初参加し、今回の稲刈りで2クール体験となりました。昨年度は、震災後ということで実家の宮城の両親宅へこの贅沢なお米を送って頂き、そこから姉家族、叔父叔母、いとこ達へと温かいお気持ちが伝わって行きました。きっと今もこのブログを楽しみに観ているはずです(笑)。あっという間に小さかった苗が黄金色の稲に育ち、その間に何もできなかったので申し訳ない気持ちながら… 今年は特に雑草刈りに精を出しました! 去年とは変わり、あいにくの雨模様で長靴を履いての作業。それも又新たな体験となりました。そしていつもながら、素晴らしいお料理の数々!ぴかぴかの新米のお結び達。有難い気持ちでいっぱいです。今年は、なんと捕えられたイノシシのお肉が~!茹でた骨付きのお肉にお塩だけでシンプルに頂きましたが、まったく臭みがなく味わい深い…いただいて帰ったスープも、とっても美味しい、麺のスープとなりました。友人達も楽しんでくれたようで、また新しい友人達を誘って参加したいと思います!

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▲ 河村邦泰さん[東京都練馬区在住](写真左)撮影:江口さん
稲刈り&収穫祭では楽しい体験が出来大変感謝しております。当日は台風16号の影響か?めまぐるしいお天気でしたが実行して良かったですね、翌週に延期していたら結果論ですが、一日中うっとうしい雨にたたられていた所です。何事も信念を持って決断する事が大事です。今回の稲刈りも皆さんが待ち望んでいる収穫祭の楽しいランチタイムを延長して貰い、兎に角稲を刈り取って達成感を会得したいという全員の気持ちが結集して頑張って刈り終えた事に感動しております。ランチもいろいろメニューが豊富でいつも美味しくまたどぶろくも美味しかった!戎井さんのイノシシ料理、特にあらの煮物は生まれて初めての体験でした。軟らかく野趣あふれる味でした。イノシシのあらなんてデパートやスーパーではまずお目にかかれません。貴重品をご馳走さまでした。来年は田植えから参加したいと思っております。いろいろ本当にありがとうございました。

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▲ いつも参加者の送迎を引き受けてくれている内川さん。創達くんは、参加者に精米した新米を配る係をかって出てくれました。揺るぎない責任感で完遂。どうもありがとう!

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▲ 足踏み脱穀機で、乾燥を終えた稲を脱穀。ロンさんの故郷ベトナムでも、子どもの頃まで、これと同じ方法で脱穀をしていたそうです。

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▲ 足踏み脱穀に挑戦。籾がほとんど見当たらないくらい、完璧に近い脱穀率です! 撮影:Kiyomiさん

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▲ 唐箕(とうみ)で、脱穀した米に付いている籾殻や藁くずを風でとばします。

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▲ 浜さん、お母さま、奥さま、優奈ちゃん[千葉県在住]
稲刈り&収穫祭に参加させていただき、ありがとうございました。母も以前から興味はあったのですが稲刈りをしたのは初めてだったので良い経験ができたと喜んでいました。妻と娘もとてもいい経験ができたと思います。普段スーパーで買ってくるだけのお米も自分達で作るとどれだけの手間が掛かるのかよく分かりました。そして帰りに頂いたお米早速食べてみましたが、ツヤツヤしていておいしかったです。来年は是非田植えから参加したいと思います。楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。

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▲ 橋本ペアさんとタツタお母さん[日野市在住と葛飾区在住/建築士とイラストレーター(ペンネーム・タツタ)と物作り人]
家族3人、田植えに続き2回目の参加でした。汗だくになりながら無心で稲刈りを楽しみました。心地良くつかれた体に、美味しいごはんと杉田さんお手製のサングリアが染み渡りました!

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▲ 稲刈りの後は収穫祭です。雨を避けて食事は屋内で。

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▲ 今年収穫した新米で作った酒(どぶろく)で乾杯しました。

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▲ いつも食事の準備を手伝ってくれている佐藤さんと内川さん。

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▲ 大工さん&猟師さんでいらっしゃる戎井さん(写真手前)がイノシシ肉を持参してきてくれました。

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▲ 骨のきわに付いている肉が格別なスープ。ご持参のストーブで3時間ほど煮込みます。イノシシ肉を美味しくいただくためには、捕獲後の処理が大切とのこと。スープも焼き肉も臭みがなく、柔らかくてとても美味でした。当日残ったお肉をいただき「猪肉の赤ワイン煮込み」と「塩コショウだけの味付けでロースト猪肉」を作ったところ、牛肉のようなまったりとした臭みもなく、文句無しの絶品! 家庭でジビエ体験に感謝です!

【イノシシを通して考えてみましょう!】
今、森ではイノシシが大量に繁殖し、動植物のバランスが崩れ、田畑にも被害が及んでいます。他方、日本ではカロリーベースの食料自給率が40%と言われていますが、米と野菜についてはほぼ100%自給できています。自給率を下げているのは主に食用油と食肉(家畜用飼料を含む)です。また、日本人の食べ残したもので1年分の食料をまかなえる国もあると言われています。そこで、増えすぎた野生動物を捕獲し、衛生的でおいしいジビエ料理の食材として提供してくれる戎井さんの活動はたいへん貴重です。米と野菜を中心とした食事に、ジビエを取り入れることでカロリーを補い、季節や自然、伝統文化を肌で感じながら、命に感謝する暮らしができるからです。

「日本ジビエ振興協議会」設立時における「ジビエ料理試食会」取材記事はこちらから

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▲ ワークショップの菜園から収穫したトマト、ナス、ズッキーニ、ミニカボチャ、ゴーヤー、オクラ、シシトウ、バジル・・・。

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▲ 佐藤さんが焼いてくれたスモークチキン。スモークの香りがなんともたまりません。卵とチーズのスモークは、写真を取る間もなく完食に。後日佐藤さんからいただいた「猪肉の薫製」も、味の奥深さにすっかり虜になりました。

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▲ タツタお母さんの手づくりパン。見た目はシンプルだけど、しっかりとした食感と、噛むほどに味わい深い味覚がくせになりそうです。

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▲ ワークショップでとれた餅米でつくったお餅ピザ。焼き目はカリッと中はモチモチ。大人も子どもも大好きな味と食感です。

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▲ 戎井さん[南房総市在住](写真右)
稲刈りイベントに参加させていただきありがとうございました。イノシシなど野生鳥獣による農作物への被害と対策(主に捕獲)を多くの方の知っていただくよい機会となりました。私も南房総で米作りをしておりますが、足踏み脱穀機など初体験で非常に参考になりました。杉田さんの田でもイノシシの侵入した跡が確認できました。今後イノシシ被害でお困りの際は遠慮なくご相談ください。物々交換会が楽しかったです。
▲ 鈴木さと子さん[東京都在住](写真左)
皆さんに教えていただきながら楽しく作業することができました。刈るにも縛るにも生い茂る草との戦い……(これが大変でした!)無農薬の米や野菜って価格が高いと感じることが多いのですが、農薬に頼らず虫や雑草を除いて育てるってすごく大変で、手間がかかっているんだと思うとそれも納得。作業後にいただいたお料理も美味しくて大満足でした。たまに降るどしゃ降りスコールもまた一興で楽しい一日でした。ありがとうございました!

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▲ 捕獲のための罠の展示もしていただき、罠の仕組みを興味深く伺いました。
戎井さんの取り組みについては■『シシ狩りマスター』参加リポート 〜ガンコ山ツリーハウスヴィレッジ主催 括りワナをつくってシシを獲る! 日本初の猟師養成塾〜

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▲ 渡辺さん[東京都在住](写真左)
お役に立てたかどうかわかりませんが、とても気持ちのよい汗をかかせていただきました。夏の終わりの太陽の照りつけと赤とんぼが飛ぶ初秋の空気を同時に味わえたのも、オツなものでした。大人もですが、子どもたちに、お米ができるまで(刈り取り、乾燥、脱穀、精米など)を実体験させてあげられるこの場は、とても貴重だし、すばらしい活動ですね。そして… 雨が降ったり止んだりのなか、晴れ間に稲刈りが完了し、直後に土砂降りに。そのタイミングのよさも感動的でしたね。さっそく新米、いただきました! おいしかった~~~~ ヽ(*´v`*)ノ

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▲ 江口さん[東京都在住](写真左)、三井さん[東京都在住](写真右)
春の田植えの際もそうでしたが、稲刈りでもまた沢山学ぶ事ができ、また他の参加者もみないい方々で、とてもよい時間を過ごすことができました。また近いうちにデザインやスローライフのお話ができればと思います。

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▲ Yukikoさん[東京都台東区在住/経理・財務]](上写真左)/Isseyくん(下写真)
先日は、イベントに参加させていただき、ありがとうございました。親友の志村さんも息子も大変有意義な時間が過ごせました。ブログにUPされる際は、是非、3人で拝見させていただきます。また、よい機会がありましたら、よろしくお願い致します。ありがとうございました。

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▲ お友だちとも遊べて楽しいなー。

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▲以成[ワークショップ管理人家族](写真右)
稲刈りは今回で4回目となります。僕自身も1回目の中学1年から、現在高校1年まで成長することが出来ました。このことを考えると、田植え・稲刈りも長い間やってるんだなと感じます。また4回目ともなると初対面の人の数よりも、顔見知りの人の数の方が増え「お久しぶりです」と言う回数が増えました。僕が今回1番良かったなと思ったのは、やっぱり猪の肉を食べられたことです。田植え・稲刈りは、普段の日常生活では体験出来ないようなことなので、これからも続く限り参加したいと思います。今回もとても楽しかったです

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▲佐藤昌子さんと将さん[茂原市在住]作業をしながらのおしゃべりは、とても楽しかったです。いただいた猪の肉は、燻製にしました。ビーフジャーキーによく似た味になりました。

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▲ なおこさん[神奈川在住]
数回目の参加となった稲刈り。雨の合間をぬっての稲刈り作業でしたが、皆で集中して、全部刈り込みできた時には、達成感で清々しい気持ちになりました。また雨が降ったりやんだりの一日で、大変な面もありましたが、どう、天候や自然と共存しながらやっていくのか考える良い機会にもなりました。  普段の肩書きも職業も関係なく稲刈りという一つの作業を皆でやりとげた充実感。また、日々の生活で自分でも気づかないうちに少しずつストレスが溜まっていたのですが、稲刈りに集中して体を動かすうちに、自然とすっきりした気持ちになっていました。また今回の物々交換のアイディアもとっても良かったです。次回は、是非、何か持参したいと思います。いつも楽しい時間と美味しいお料理をありがとうございます。(手にしているのは精米後の新米。皆さんに少しずつ配ることができました)

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▲ 和気あいあいと進んだ物々交換会。自分では使わないけれど、誰かに使ってもらいたいひと品を持ってきていただきました。興味深いエピソードとともにさまざまな逸品が披露されました。

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▲ 大工さんでいらっしゃる、戎井さん手づくりによる箸(上)と小物入れ(下)。三つの穴に指を入れてボーリングとしても使えます!? どちらもさすが美しい仕上がりです。箸の使い心地は抜群です!

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▲ 参加者の皆さま同士で楽しく交流。

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▲ いのうえ[横浜市在住/トランローグ東京事務所代表](上)
今回はあいにくの天候のなか、皆さまにお越しいただき、どうもありがとうございました。私にとっては、小雨の中で稲刈りをするのもまた一興で、気持ちのよいものでした。田植えに続き、今回の稲刈りにも子どもを参加させましたが、お米がどうやってできるのか、食卓に並ぶご飯がどれだけ手をかけて作られているのか、少しでも肌で感じて貰えたのではないかと思います。また、ワークショップでとれるお米は甘みがあり、お米の味がしっかりと感じられるので、子どもに味わって貰えたのは、親としてとても嬉しいです。
▲ MAHIRO[横浜市在住/保育園児](下)
田植えの時みたいにドロドロではなかったけど、はじめはちょっと緊張した。稲刈りや稲を束ねるお手伝いができたのが嬉しかった。ご飯を大勢で食べるのが楽しかったな。

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▲ Kazuko[トランローグ・ディレクター/ワークショップ管理人]
有機無農薬での米作りなので、雑草の勢いがすごく、また今年は、雨でぬかるんだため、稲を刈るのは一苦労。みなさん、大変お疲れさまでした。今年も無事にケガもなく終わる事ができ、ホッとしています。来年もぜひ、よろしくお願いします。

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▲ 杉田[トランローグ代表/ワークショップ管理人]
ご参加いいただいた皆さま、また朝から雨の予報で残念ながらキャンセルされた皆さま、ありがとうございます!米づくり4年目にして初めて、収穫祭当日に稲刈りを完了することができました。また、ゲリラ豪雨の合間の約3時間、皆さまにはケガなく作業していただけ、何よりホッとしています。反省点として、無理にお願いして猛スピードで稲刈りをしていただいたせいか、終了地点に追い込んでしまったヘビが参加者の足元に現れたことです。裸足で稲刈りをされた方もいらっしゃったので、今後は猛スピードも裸足も改めたいと思います。また、気象情報に頼って収穫後は晴天が続くと信じ、皆さまには稲を束ねてハザガケするよりも刈ることに専念していただきました。ところが、刈り取って1日地面に積み上げたまま放置し、また、収穫後ほぼ毎日雨が降り続いた結果、稲の一部にカビが生えたり、発芽してしまいました。参加いただいた皆さまに申し訳なく、また天気には勝てず泣きたい気持ちを抑えて、ひねり出した解決策が下記の方法です。100点ではありませんが、次につながるアイデアと思います。常に最悪の事態を想定しながら、欲張らず慢心せず、かつ怖じけづかずに挑戦していきたいと思います。なお、米づくり5年目を迎える来シーズンは、手に負えなくなってきた雑草対策として、不耕起、冬期灌水、レンゲによる窒素固定とグランドカバーを組み合わせた方法を試したいと思います。皆さまに進化する手仕事の米づくり、より洗練されたイベントを体験いただけるようがんばります!
ところで、今年も参加者を通して被災地の方に新米を届けますが、雑草と長雨の影響で収量が少なく、お届けできる量も限られます。ご了承いただければ幸いです。来年は収量アップを目指します!

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▲ 収穫後、雨後の水たまりに浸かって発芽した米。

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▲ 発芽とカビを防ぐ応急措置。地元産の竹を藁で固定した竿に稲を立てかけ、水切れと風通しをよくします。藁だけでも竹を固定できますが、これ以上被害が拡大しないよう、念のためコンクリートブロックで竹を支えました。この後すべての稲を束ねてハザガケにしました。

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▲ 台風に負けないかもしれないハザガケ。脚の数を通常の2倍に。残念ながら(幸いなことに)台風17、18号の通過前に、干した稲を小屋の下屋と母屋の土間に取り込んだため、実験できませんでした。以上のように、自然の猛威との力(知恵)比べを楽しむことができるのも、参加者の皆さまのおかげです。Cocolog_oekaki_2012_10_02_09_42

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