2012年、Intrior Lifestyle Tokyo『インテリア ライフスタイル』商談見本市で見つけた次の暮らしのデザイン 第2弾
photo & text: Shizue INOUE
2012年6年6日(水)〜8日(金)、東京ビッグサイト西ホールにおいて、東京から世界へ向けて「ライフスタイルを提案する」ことを目的に、生活空間を彩るハイエンドなインテリア・デザインプロダクトが集結する国際見本市 Interior Lifestyle Tokyo『インテリア ライフスタイル』が開催されました。
昨年は、東日本大震災の影響で海外を中心に出展社が大幅に減少しましたが、今回は過去最大の出展社数を記録(国内480社・海外172社)。東京における放射線への懸念が払拭されつつあること、また、世界的不景気のなか日本市場への期待の高さがうかがえます。そして、何よりもインテリアが世界の共通言語として愛され、一層拡大していく大きなトレンドを実感させられます。
メディアを通して次の暮らしをデザインするトランローグは、第2弾として出展社への取材をいくつかリポートします。
第3弾では、さらに多くの出展社をリポートをしますので、お楽しみに!
なお、本展はB to B/商談見本市であり、一般来場者は入場できませんのでご注意ください。
昨年のインテリアライフスタイル展の記事はこちら
過去の関連記事■次の暮らしのデザイン
1919年創業の布団作り工房による『Ojami』シリーズ。「おじゃみ」とは、関西でお手玉を指す言葉。4枚の布を縫い合わせて作るお手玉のような座布団は、京都の熟練職人が一つ一つ仕上げている。日本製をはじめ、フランスの『CASAMANCE』などヨーロッパのファブリックも使用するなど、バリエーションが豊富。和室はもちろん、洋室にもモダンな彩りを添えてくれる。
▲フランスのブランド『CASAMANCE』のファブリックを使用した座布団。空間が華やぎ、楽しい気分でくつろげそうだ。
▲天童木工とのコレボレーションで誕生したスツール。テーブルと座布団として別々に使用することもできる。
DAN PROJECTは、南村弾氏デザインによるテキスタイルブランド。本出展では、アパレルニットをリサイクルし、裁断・染め直してシャギーラグやパッチワークラグ・クッションに生まれ変わらせた。素材感とリーズナブルな価格の2点を重視している。
▲ラグは全体に同一色でまとめられているが、濃淡や柄を生かし、立体感のある表情豊かなアイテムに仕上げられている。
■自在トリムSINCOL® x mt|シンコールインテリア株式会社
近年文具雑貨で人気を博しているマスキングテープを利用した壁装材。切り貼りしやすく剝がしやすいので、自由な表現に向いている。透ける素材のため、色・柄の組み合わせや重ね方で無限大のデザインをつくり出せるのが面白い。手軽に、しかも楽しく模様替えできること請け合いである。幅は15センチと30センチの2種類を用意。
▲水玉模様がプリントされたテープにマジックで模様を描けば、てんとう虫やりんご、スマイルマークなどオリジナルの図柄も思いのまま。子どもと一緒に自由な表現を楽しんでみては?
■da|ハンマーキャスター株式会社
「おしゃれは足下から」というが、家具も足下から美しくありたいもの。こちらは産業用のキャスターメーカーによる、画期的なハブレス・キャスター。車軸をなくし、限りなくシンプルなデザインを追求している。アルミを削り出して作られたソリッド感とシンプルなフォルムで、存在感を出しながらも家具や什器と自然と調和する美しさを持っている。
▲こちらもハブレス・キャスター。金属に代わる機能性素材といわれ、耐久性や摩耗性に優れたMCナイロンを削り出し、カバーに採用している。
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