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2011.05.12

2011 田植え体験ワークショップ(田んぼワークショップ)・リポート『田植えを楽しむ人びと』

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photos & text: tranlogue associates

関連記事:08■ワークショップ Workshop 01 米作り

去る5 月1 日(日)、心配された雨もなく、房総のワークショップでは「米作りを楽しみたい方」「将来自給自足に挑戦してみたい方」を対象に、「田植え体験」「里山の保全・再生」「田舎と都会の交流」を目的として、WWOOF(労働と食事の交換)方式で田植えワークショップを行いました。
また今年は、参加者を通じて東日本大震災で被災された方々に「秋に収穫する米をお届けする」という新たなテーマに取り組んでいます。
田植え当日は福島市、仙台市郊外に家族・親戚のいらっしゃる2 名の方にご参加いただきました。
このページでは、当社連載記事『エコ生活を楽しむ人びと』をもじって『田植えを楽しむ人びと』と題し、40 名を超える老若男女が参加したワークショップの様子を、参加者の生声を中心にリポートします。
なお、参加者には次の4点について質問させていただきました。
【Q1】田植えワークショップを自らの被災時や、災害支援に活かすアイデアは?
【Q2】田植え前に期待したこと、田植え当日に面白かったこと、良かったことは?
【Q3】その他、気づいたこと、発見したことは?
【Q4】次回(田植えあるいは稲刈り)に期待することは?
参加者よりコメントをいただき次第、順次アップしていきます。お楽しみに!

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水の浅い南側から子どもチームがスタート。「こんな小さな子が田植えなんて、大丈夫?」。そんな心配もよそに、約50m の距離を見事貫徹。鉄は熱いうちに。人は子どものうちに、が基本かな。

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水の深い北側から大人チームがスタート。真剣さからか、また泥に足を取られて緊張しているせいか、最初は皆黙々と。前半1 時間作業して休憩。後半は皆コツをつかんで、あっという間に完了。

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田植えを終え、初対面の参加者同士がアイデアを出し合いながらレンガを積んでピザ釜づくり。

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すっかり忘れていました。ピザ釜には薪が必要でしたね。急遽の薪割り大会。

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積み上げたレンガの上に石の蓋をして、藁と端材で火を起こします。

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米からパンをつくるGOPANで捏ねた米生地のピザ。モッツァレッラ、トマト、バジルの基本テイストが旨い〜っ! 予熱十分のピザ釜では、焼き上げ時間は数10 秒です。この後、餅やマシュマロを焼いて食べました。もちろん米や餅はすべて自家製です。

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【お昼の、お米メニュー】
昨年秋に収穫したお米を使って、米料理のバリエーションに挑戦してみました。
●GOPANで、お米からパンを焼いてみました。『プレーン』と『ココア』と『きな粉入りゴパン』の3種類。前日に晴美さんが手づくりした『イチゴジャム』を添えて。
●『トマト風味のイカめし』
●地元農家の東条さんからいただいた『採りたてタケノコの炊き込みご飯』
●『太巻き寿司』には、豚みそと鰹タタキの2種類
●GOPANを使って『米からつくったピザ』

【野菜その他の、おかずメニュー】
●『地元のトマトと庭で穫れたアスパラを使ったミートローフ』。一宮はおいしいトマトの産地です。
●『採りたてタケノコとベーコンのスープ』
●『トマト、ズッキーニ、カボチャ、パプリカの夏野菜のカポナータ』。隠し味にカカオを使ってシチリア家庭料理風に。ゴパンで挟んでもおいしいです。
●中学生に大人気の『牛肩、牛スネ、牛モモ肉の赤ワイン煮』
●裏庭のほだ木から採りたてのシイタケと『いろいろキノコの白ワイン煮』
●『新ジャガイモのバターソテー』

Photo 山から採り立てのタケノコ。ワークショップ当日にいただいたのは、昨年まで耕運と代掻きをお願いしていたシルバー人材センターの東条さんからいただだいたタケノコ。皮を剥いて、米ぬかで茹でて、灰汁抜きしてから料理します。写真のタケノコは、今回耕運と代掻きをしてくれた近隣農家の村杉さんからいただいたタケノコ。採り立てのタケノコの刺身は絶品です! 村杉さんは私たちの隣の休耕田(3年間)を地主に代わって米づくりをするついでに、私たちの田んぼの面倒まで見てくれる、とても親切な方です。田んぼには、地元や東京その他からの参加者など、多くの人を結びつける力があるようです。

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▲晴美[船橋市在住]
「みんなの日頃の行いが良かったおかげで、恐れていた雨にも降られず(途中の突風はすごかったですね)、誰一人怪我もなく、ちょっと疲れたけれど、とてもリフレッシングな一日でした。ありがとうございました。行ってまず驚いた(嬉しかった)のは、隣の荒れ地が今年は見事に田んぼに変身していたことです。このワークショップの影響でしょうか? 次に驚いた(関心した)のは、近所のプロ農家の東条さんが「もう大丈夫だな」と言っていつの間にかいなくなってしまったことです。石の上にも3年(目)、みんなの力大したものです。最後に驚いた(感動した)のは、子ども達の姿です。最年少記録のみさきちゃんをはじめ、みんな根気強く働きましたね。中学3年のお兄さん達はとっても頼もしく感じました。暗くなってからやった"しりとり"も感動的。SOUTAくん、SHUSAKUくんありがとう。農業は生活の原点(?)。美味しいものを食べて元気に生きる。このワークショップに参加する前は、正直言って農業についてあまり考えたことがありませんでしたが、農家の人たちがやりがいを感じて美味しい作物を作れるように、(ちょっと大袈裟かもしれませんが)日本の農業についてもみんなで考えていけるといい なと思います」

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▲ 佐藤[船橋市在住]
「田植えは2回目の参加でした。大勢集まっていただいたおかげで『植え方』には参加しませんでしたが、この借りは草取りで返したいと思います。道路側にセリが育っていましたね。セリ田にするのもいいと思います。セリは畑で育て9月頃抜き取って(畑に)横に寝かせ、ムシロやネットをかぶせて発根させ、初秋にセリ田に植えます。収穫は初冬。きりたんぽ鍋には欠かせない食材です(秋田出身)」 Seri 自然発生的にセリ田になっている、田んぼ脇の貯水池。

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▲佐藤卓馬[茨城県日立市在住/会社員]写真左
「手植えをすることで、原始に返り気持ちのいい汗を流すことを期待していました。田植え当日は、大勢の参加者と協力して作業できたことがよかったです。あと、食事会で自分たちで焼いたピザがとても美味しかったです。田植え作業は作業者みんなの連係が大事だと気づきました。作業開始直後は連係が悪く、苗の列がぐにゃぐにゃ曲がっていましたが、後半息が合ってくると苗の列も気持ちよく整列していったように思います。稲刈りでは、自分たちで植えたお米で作った(作ってもらった)美味しい料理に期待します。また、来年の田植えでは田んぼが拡張され、より作業がハードになっていることに期待します」
▲M.T.[神奈川県在住/幼稚園教諭]写真右
「天候に恵まれ、大勢で作業できたので、スムーズに田植えができて良かったです。田植え休みという言葉を聞いたことがあります。今回田植えを体験させていただき、手で苗を植える作業がとても地道であり、時間や労力がかかることを実感しました。機械が無い手植えの頃は学校や会社を田植えの為に休み、皆で協力して作業するということが当たり前だったということが理解できました」

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▲なおこ[神奈川県横浜市在住/公務員]写真左
「今回のような震災のあとだからこそ、改めて自給自足できるのは、強みだなと感じました。今後、日本全体で自給率を高めていく必要があるのではないかと思いました。やはり直接、田んぼに自分で入り田植えをしたので愛着が湧きます。収穫が楽しみです。自分が田植えを経験した事で、今回、福島など放射能の影響で栽培していた農作物を放棄しなくてはいけなくなった農家の人達の気持ちを考えると胸が痛みます。自分が田植えしたお米を収穫するということを想像するだけで今からワクワクします」
▲ヤッシー[埼玉県在住/会社員]写真右
「今まで、何故稲が、きれいに植えられているのかが、不思議でしたが、実際に体験をしてみて、その理由がわかりました。日本人でありながら、主食である米の作り方を知らなかったので、今回携われて本当に良かったです。私が小さい頃、住んでいるさいたま市にも、畑や田んぼが豊富にありました。忘れていた、草花が持つ本当の緑色。そこから放つ自然の音。上を向いても、手を広げても、何も邪魔をする物がない空間。吹く風が懐かしく、また居心地の良い風景でした。いつも何気なく食べていた米。田植えを経験しただけでも、とても有り難く頂くようになったのに、稲刈りを経験することで、また何かを感じ取り、自分自身を成長させてくれるに違いないと期待しています。今は、私が植えた稲が、無事に育ってくれるのかが、心配です。稲を少し頂きましたので、帰宅後、自宅でプチ田植えをしました。競争です」

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▲N.I[千葉県在住/公務員]
「できたお米を被災者にメッセージと一緒に届けられたら良いなと思います。田植えは、もっときついかと思いましたが,人数も多かったので,のんびり話をしながらできました。気づいたら終わっていた感じ。田んぼにはいろいろな生き物がいる!たがめ・おたまじゃくし・かえる・へび・かなへび・その他いろいろ」

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2 つの中学から3 年生男子5 人が参加。右から伊能くん。山口くん。捷くん。マルティン。ワークショップ管理人の家族、以成はサッカーの試合でワークショップを欠席(大顰蹙!)。
▲佐藤捷[茂原市在住]
「田植えの手順を覚えました。今回も楽しかったです。小さい子でも早さは別として、ちゃんとできていたことに驚きました。またおいしいご飯をお願いします。」
▲以成[ワークショップ管理人の家族]
「災害時に自分を助け、人を助けるためには、食べ物を蓄えておくことが大事だと思います。食事しながら色々な人とサッカー部の話ができて楽しかった。米のピザは、小麦のピザよりモッチリしていておいしかった。1かけらしか食べられなかったが、1枚は食べたかった。次回は1人1景品を持参してビンゴゲームをやってみたいです」

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▲佐藤将[茂原市在住/会社員]写真右
「なんかもう手なれた感じでしたね、今年は。もっと植えちゃうぞ!というイキオイでした。毎年続けることが大事なんだとも思いました。季節をより実感できます。稲が元気に倒れずに育ちますように」
写真左は奥様。毎回参加していいただいています。

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▲M.N[東京都江戸川区在住/会社員]写真左
「自ら被災した時に備えレンガで窯を作ることや、電気・ガスなしで、食事をつくる方法を学んだり体験してみることで、被災した時、被災支援の(炊き出しなど)の予行演習をしてみるのも1 案。食事、とても美味しかったです。是非お料理も教えていただきたいな…。正直、蛙が苦手で田んぼに入るのは躊躇していたのですが、いざ決心(大袈裟ですね…)して入ってみたら夢中で苗を植えていて、楽しんでいる自分に驚きました。何事も体験してみないとわからないものだな~と思いました。自分の植えた苗がちゃんと育って米になるのを確認したいです。野菜作りなども体験できれば嬉しいです」
▲長野泰典[千葉県茂原市在住]写真右
「自ら被災した時に備えワークショップ時に、被災時のシミュレーション体験とか、火起こしや非常時の食事の取り方とか…サバイバル的な生き方の体験学習も1つのアイデア。収穫した米をワークショップと東京に備蓄し、緊急時に参加者に配布できるようなシステムもありだと思います。災害支援に活用するには、収穫米を被災地に送ることくらいでしょうか。いずれにしても、参加者の経費費用負担は必要と思いますが。とにかく食事が美味しかったです。田植え〜稲刈りの間には何か催し物はあるのでしょうか?草刈り会とか成長確認会とか? 田植えの次が稲刈りだと有難味がないというか、寂しい様な気がします。開墾畑作、野菜作りも体験したいですね」

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▲K[東京都世田谷区在住/インテリアコーディネーター]
「このワークショップのように自給自足の知恵があったら素晴らしい!そして心強い。せめて狭いベランダで何か野菜でも育ててみたいな、と思いました。被災地支援というのは、簡単には言えないとても難しい問題だと思ってます。こういう体験を通して、スローな生活を見直す、身の回りの小さな事をちょっとだけ変えてみる…何かのきっかけになれば素晴らしいと思います。単純に、やった事のない事をやってみたい!と言う好奇心で参加しました。こんな緩い土にチョコっと差し込んだ物が、秋には穂を実らせるなんて!?今はまだピンと来ませんが、出来れば傍で観察日記を付けたい所です。忘れていた泥んこの感触、草の匂い、アマガエルの合唱。身に沁みました。当たり前と思っていた水、空気、電力、ガス。スーパーに季節問わず並ぶ豊富な食料。 今回の震災ほど、現代人に切実な危機感を与えたものは無かったのでは。実家は被災地の宮城にありますが、20年程前までは仙台駅から電車で10分も行くと青々とした田んぼが拡がり、風にうねる風景が美しかった事を思い出しました。気付けば、すっかりマンションやビルに変わって田んぼは消えてしまいました…それに気付いてなかったことに、気付きました。まずは被災地である宮城の実家に、今回のお米を送りたいと思っています。稲刈り、脱穀など、お米の出来上がる過程に興味津々です。元々、料理も食べることも大好きですが、食品のことをもっと知りたい!」

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▲2年前の田植えから参加のジョージ。マルティンのお父さん。元ペルー代表。今は日本代表です。

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▲ジョージの奥さんでマルティンのお母さん、ソニア。ソニアがつくった生クリームたっぷりのフルーツ・デザートは大好評。「お代わり!」の連呼で、あっという間にフィニッシュ。

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▲TAKESHI[千葉県茂原市在住/工場経営]写真右
「災害のときにはご近所、地域のつながりが大事になってくる、ということを感じていて、田植えをして思ったのですが、機械化される以前の農業は、こうして近所で寄り合いながら助け合いながら作り上げていた。なので米作りをしながら人の輪をひろげ、それが防災、災害時の助け合いの組織としても役立つということにならないでしょうか。田植えは3度目の参加です。ともなると自分の役割というものが生まれてきても良さそうですが、ただ現場を楽しんでいるだけなので申し訳ないです。大勢で作業しているにもかかわらず、黙々と作業している時の、自然と一体になったかのような静寂は何にも代えがたい体験です。子どもが前に田植えに使って小さくなった靴を、新しく来た小さな子達に履いてもらって使えたので、リサイクルできて少しうれしくなりました。おおげさながら、これも次世代への橋渡しです」
▲HARUMI[会社員]写真左から2人目
「ワークショップが被災時や災害支援に役立つことといえば、人と人とのつながりが出来ることでしょうか。毎回新しい出会いがあることや、毎回いろいろな美味しいお米料理があってとても楽しみになっています。お米パン、美味しかったです。節電を気にしながら、日々生活している昨今です。一日中田んぼで気持ちよく過ごさせていただいて、田植え作業(農作業)がそんなこととは全く関係のないところにあることに、あらためて気づかされました」
▲SOUTA[小学4年生]写真左
「トモダチといっしょにする田植えは楽しかった。後ろをふりかえると、植えてきた苗が見えたとき、こんなに植えたんだ!と思った。食事をしながら田んぼをながめると、とてもきれいに感じた。(田植えは仕事なのだと教え、感想を求めると)一番おもしろいところだけやらせてもらってるので仕事という感じはしなかった。準備とか全部やるのが仕事だと思う。ぼくには、毎年の行事という気持ちです」
▲SHUSAKU[保育園年少]写真右から2人目
「年2回だけ会えるすみれちゃんとソースに、今回会えず残念。お兄ちゃんたちのように、かっこよく田んぼに入りたかったらしいのですが入ってみると思ったより深く、足がぜんぜん動かなくなってしまい、ぬるぬるで気持ち悪い~と、すぐに出てしまいました。子どもでも入れる、子どもだけの田んぼがあればいいのに…と、後日感想をもらしていました。(母)」 SHUSAKU君ごめんね。子ども用の「トロ舟(工事用の舟)田んぼ」を用意するつもりでスッカリ忘れてしまいました。

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鎌倉から参加のN さん(写真左)とK.M.さん(写真右)。アクアライン経由で行きは道に迷って2時間、帰りは迷わず1時間半という早さ。N さんは田植え専用ソフト長靴とタケノコが大のお気に入り。
▲K.M.[鎌倉在住/会社員]
「自分の出身が山形なので小さい頃以来の田植えでした。都会にいると田んぼがなく季節を感じる機会がないので、何かとても懐かしい感じがしました。田植えだけでなく、その経過を見たいですし、草取りも是非やりたいですね」

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▲sante[都内在住/自営業]
「休耕田だった隣の土地。今年は、近隣農家により田んぼが再開され、苗が植わった光景を見て感激しました。田んぼを止める理由・再開する理由、人それぞれ事情は様々で単純ではないと思いますが、種火からろうそくの火が順次手渡されていくように、休耕田がちょっとずつ復活していくと嬉しいですね。繋がるって素敵です」

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▲石川毅(イシカワタケシ)[神奈川県横浜市在住(新横浜駅付近の山の上居住者)/現在会社員 来年から自営業?予定(内容未定かな)]
「田植えワークショップは今後、幼稚園児・小学生から大人まで日本国民必須の国民的参加行事として行く運動は如何でしょう?これは例えば参考として『大豆100粒運動』,『大豆一粒運動』。悲しいかな、全国到る所に存在してしまった耕作放棄地の田んぼ等活用して、全国での米作活動を通じ、自給率の低いと言われる食糧生産に勤しみ、米作を全国民が体験するという事で、日本が縄文時代後期から行って来た米作り体験を行い、その体験を通じて栽培ノウハウを手に入れ、合わせて米作りの楽しさ?しんどさ?収穫の喜び?などを体験し、自分で自分の食べる米を作り、もしも災害にあった時も蓄えた米で、生き延び、もしかして相当数の余剰米?が出るまでになったら輸出用にしたら如何であろうか?そこまで言うのは無茶?欲張り?」

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▲Y.T.[千葉県茂原市在住/公務員]写真上
「前回の稲刈りに参加して、次回はぜひ田植えから参加したいと思っていました。今では機械で田植えをするのがほとんどなのでしょうが、人の手で植えていく作業は大変だということが改めてわかりました。もっと時間がかかるのかと思いましたが、みんなでやるとあっという間に田植えが終わり、びっくりです。農業をやるには人手が必要なんですね。みんなで苦労を分かち合い、そして収穫の喜びもみんなで味わうというのは素晴らしいことだと思います」
▲K.T. [茂原市在住/主婦]写真右
「前回の稲刈りもですが田植えももちろん初めての体験でした。ぬかるんだ田んぼに足をとられながら米作りの大変さを感じていました。私たちは田植えと稲刈りだけですが、その間には草取りや田んぼの管理など大変な作業があるんだと改めて気づきました。前回のアンケートで「次回はぜひ米粉パンが食べたい」とリクエストしたところ、米粉パンを用意してくださって感激です。その上、米粉のピザやお餅、竹の子ご飯、お寿司、お酒等々、お米料理のバリエーションの多さにビックリです。お米はもっともっと可能性を秘めてるのではないでしょうか?」
▲こう [茂原市在住/小学4 年生]写真左
「最初はどろどろした田んぼの中に入るのが嫌だったけど、すぐに慣れてきて苗を植えるのが楽しくなってきました。田植えが終わった田んぼを見て、「僕たちがこんなにやったんだー。」と嬉しくなりました。稲刈りが楽しみです」
▲ゆう[茂原市在住/小学2 年生]写真中
「どろどろの田んぼに入って楽しかったです。田んぼの中にはオタマジャクシやアメンボがたくさんいてびっくりしました。稲刈りにも来たいです」

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▲R.H. [長生村在住]写真左から2人目
「今回飛び入りで参加させていただきありがとうございました。孫たちも貴重な経験ができました」
▲あい[市川市在住/小学3 年生]写真左
「最初は田んぼに入るのが嫌だったけど、田植えをやってみると楽しかったです。稲刈りにも来たいです」
▲みさき[市川市在住/4 才]写真右から2人目
「お姉ちゃんと田植えを頑張りました。稲刈りにも来たいです」

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▲安部清美です☆[東京都上板橋在住/母の介護と中小企業で顕微鏡で点検の仕事してます]
「米づくりワークショップを被災時や被災者支援に生かすアイデアは無いけど何かしたいです! 毎年楽しみにしているので、今年は田植えが出来て嬉しかった! もっと田植えがしたかったなぁ~♪ その他に気がついた事は、子供達が大きくなったこと!そして、食べ物が余ってしまうからもう少し少なくても良いのかなぁ〜。いつも参加させて頂いて有り難う。期待以上です☆ リフレッシュさせてもらっています!」
清美さんが手にしているのは余った苗。おみやげにして家庭菜園ならぬ家庭田んぼに挑戦!

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▲井上[横浜市在住/トランローグ・スタッフ]写真右
「当日は雲行きの怪しいなか、お馴染みの方、初参加の方をあわせ多くの皆様にご参加いただきました。どうもありがとうございました。 私自身は今回が初の田植え体験でしたが、田んぼに手足を入れた時の土に優しく沈み込む感触がとても気持ち良く、疲れなど感じませんでした。昔ながらの手植えというのは本来大変な作業だと思いますが、今回のように、さまざまな年代の方々と和気あいあいと作業をすると楽しいですね。毎回、田んぼの豊かな生物多様性を観察できるのも楽しみの一つですが、田植え前の稲の束にアマガエルが気持ち良さそうに何匹も埋もれているのがとても可愛く印象的でした。また、コオイムシという、孵化するまで雄が背中にびっしりタマゴを背負って生活する面白い昆虫に出合えたのも、楽しい発見でした。ところで、先日起きた東日本大震災後は、多くの方が被災地へボランティアとして出向いていらっしゃり、そんなニュースを見るたびに自分には何が出来るだろう?と考えます。例えば、自分に出来ることのひとつとして、ワークショップを通じて米作りの基本的な知識・技術を身につけて、災害時に燃料不足などで作業が思うように進められない被災地において、少しでも作業のお手伝いが出来れば、このワークショップに参加する意義がひとつ増える気がします」

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カエルを捕まえて遊ぶ子どもたち。自然プラス友だちで、笑顔100 倍だね。

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食後にひと遊びして、お腹がすいたらスイカ割りだ! 「なぜ割れないの!?」と大人が思う程簡単じゃ
ないぞ!

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スイカが割れたら食べる。食べたら種飛ばし競争をする。自然な流れですね、お嬢様。

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▲KAZUKO[ワークショップ管理人/料理担当/トランローグ・ディレクター]
「今回の震災は、本当に衝撃でしたね。東京の事務所もかなり揺れて、慌てて外へ飛び出しました。帰宅難民になったり、余震も続いて落ち着かない日々でしたが、ワークショップを通した皆さんとのつながりを大変ありがたく感じています。後片付けや皿洗いなど、みなさんいつもご協力ありがとうございます。これからも続けていけるようにガンバリます。いろんな提案もお待ちしてますので、よろしくお願いします!」

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■杉田[ワークショップ管理人/トランローグ代表]
「田植えワークショップへのご参加とアンケートへのご協力をいただきました皆様、ありがとうございます。皆様からいただいたアイデアをどんどん取り入れていきたいと思います。ところで私たちは10年程前、景気に振り回されない暮らしの拠点を築こう、とここにやって来ました。そして大震災。私たちの次の目標は、災害に負けないライフスタイルの追求と、それを支える人的ネットワークづくりとなりました。田舎に広がる休耕田(耕作放棄地)や農、つまり自給自足にまつわる伝統的な知識、技術を都会に暮らすたくさんの人たちと共有して助け合えればいいな、と思います。そして、このようなアイデアのワークショップが都市の周辺で無数に、当たり前のように開催されることを願っています。災害時にはワークショップが緊急避難場所となり、平時は旬の味覚を堪能する『(仮称)田んぼツーリズムの拠点』といったイメージです。面白い(有意義)と思いませんか!?…。最後まで読んでいただき、ありがとうございます」

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