「タワー菜園」の夏野菜が最盛期
トランローグのワークショップでは、パーマカルチャー菜園の1つ「タワー菜園」が夏の最盛期を迎えています。
タワー菜園では、野菜の生育に必要な窒素を多く含む刈草や米ぬか、土中微生物を活発化させる炭素を多く含む段ボールや落葉、そして栄養豊富な川底の砂や田んぼの粘土を何層にも積み重ねた「積層マルチ」をつくります。
高さ約90cmに積み上げた土の上部は乾燥しやすくなりますが、猛暑日が続いた1週間、土の表面に稲藁を厚く敷いておけば、水やりしなくても野菜は枯れませんでした。とは言え、3日に1度くらいは水やりするのが安心ですね。栄養豊富で使い勝手の良いタワー菜園は「魔法の土」と言えるかも知れません。
タワー菜園については、先日出版された書籍『パーマカルチャー菜園入門』で詳解しています。
カテゴリー:07■ワークショップ Workshop 10■パーマカルチャー
photo/text: 水土ひかり
幅約90cm、奥行約90cm、高さ約90cmのタワー菜園。立ったまま菜園作業ができるので楽々。土が高い(深い)ので根菜類の栽培にも最適
背が高く強光を好むオクラが弱光を好むショウガに影をつくる。その他シシトウ、エダマメ、セロリなどを、パーマカルチャー菜園アイデアの1つ「コンパニオンプランツでつくるギルド」の「植物の相性」に沿って配植してある
梅雨明けしたら土の表面に稲藁を厚く敷いて土の乾燥を防ぐ。オクラ、エダマメ、ショウガは猛暑日にも強く、セロリはしおれやすい。シシトウの葉も日中には多少しおれる
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