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2009.08.03

2009 米作り体験ワークショップ リポート Part 8: 中干し/再給水/出穂・開花

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田植えから13週目、最初の出穂から1週間後の稲の様子

カテゴリー:08■ワークショップ Workshop 01 米作り

photo + text: Motohiro SUGITA

5月3日(日)の田植えより8週間後の6月28日(日)から7月19日(日)までの3週間、米作りの途中で給水を停止する「中干し」を行いました。中干しは、稲が水に含まれる養分を吸い過ぎて葉や茎が生長し過ぎるのを防ぐために行います。生長し過ぎて背が高くなると、穂が出た後、台風に倒されやすくなります。また、中干しすることによって根が地中深くまで延び、地中の養分を吸い上げ、稲穂に栄養を蓄えることができます。つまり、倒れにくく、おいしい米ができるのです。
3週間に亘って中干しした7月19日(日)に、地区共同の給水が行われたので、私たちの田んぼにも上流で貯めた雨水を西側排水路から流し込んでいただきました。
気温が高くなると、何れの田んぼも生長に差がなくなるため、地域で同時に給水作業が可能となり、作業効率が上がるようです。
そして、給水から1週間後の7月26日(日)に、田んぼの西側の稲から穂が出て花が咲き始めました。
穂が出る頃には十分な水が必要となるため、一週間前の給水は、私たちの田んぼにとっても良いタイミングでした。なお、田んぼの西側から穂が出始めたのは、長時間に亘って強烈な日射が続く、夏の西日パワーによるものと思われます。
なお、7/26(日)現在、完全無農薬、完全有機栽培。しかも、有機肥料も使わない完全自然栽培です。
近隣農家によると、「来年もう一年、肥料は要らないだろう」とのこと。ありがたいことです!

■中干し〈6/28日(日)〜7/19日(日)までの3週間〉

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断水して乾燥した地面。根は地中深く伸びて行く。私たちの田んぼは水はけが悪く、このように株間まで完全に中干しできたのは一部だけ。

■出穂・開花〈7/26日(日)〉

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どこか前方後円墳に似てないか!? 来シーズンは「田んぼアート」に挑戦しようか!?

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勢い良く生長した稲。西側の稲から穂が出始めた。

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花の咲いた稲穂。収穫まで間近。何事も起こりませんように!

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南側吸水口近く、低水温で生長の遅れた稲も、真夏日の暑さで急生長し、他に追いついてきた。

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