六本木に新しいインテリアギャラリー
六本木AXISの地下1階にOPENした「TOYOKITCHEN STYLE meuble」を訪ねました。ワイルドに積み上げられた石の壁と、黒く光るのはイタリアスタッコ塗りに蜜蝋ワックスで仕上げた壁。パインの床は、ところどころ染色を拭き取ったおもしろい仕上げです。先日のミラノサローネでも見かけられたヨーロッパの妖艶な雰囲気を醸し出していました。エントランスに吊り下げられたゴージャスなシャンデリアは、イタリアの大御所AngeloMangiarotti(アンジェロ・マンジャロッティ)によるもので、このスペースに合わせた特注品。手作りのガラス細工のパーツを次々と引っ掛けていく方法でつながっていて、とてもファッショナブルでエレガントです。
シャンデリアに似合うステンレスのチェアは、つなぎ目の見えない仕上げで、とても高度な職人技。
その奥には80年代前半のインテリア業界を席巻した、EttoreSottsass(エットーレ・ソットサス)のカールトンが。メンフィスのブームはわたしが学校でインテリアの勉強を始めた頃で、日本のポストモダンの代表の梅田正徳デザインのカフェバー(大阪ミナミの鰻谷にあったのですが、名前を忘れました。最近聞きませんが、カフェバーという言葉もこの頃できたのでは)に、よく行きました。とても懐かしい!!。この他にもいくつかのメンフィスの家具を実際に見ることができます。それに、どれも値段がついているので買うことができます。そこが展覧会と違うところです。その他には、今時のデザイナーTomDixsonの照明もあり、欲しくなる一点です。この特別な空間にキッチンが、コーディネートされています。
こちらの照明器具はフランスから取り寄せた水晶でできたシャンデリア。
これからも色々と企画していくということですから、とても楽しみです。
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(text:KazukoTOMOYORI)
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