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2007.07.30

「炭」と「石」がキーワードの本物志向調理家電

 今秋発売される三菱電機の炭焼きIHジャー炊飯器「本炭釜」と過熱水蒸気機能付きオーブンレンジ「石焼き厨房」の新商品発表会へ行って来ました。(text:ShizueINOUE)

 炭焼きIHジャー炊飯器「本炭釜」は、昨年発売され、おいしさや健康に気を遣う本物志向のシニア層を中心に支持されているIHジャー炊飯器。おいしさの秘密はなんといっても純度99.9%の炭素材料を削りだした内釜で、炭の遠赤外線効果で甘みのある美味しいごはんに炊き上がります。今回モデルからは内ぶたにも「炭コート遠赤放熱板」を採用し、さらにこの効果を高めています。

 実際に白米と玄米の試食をしましたが、艶があってふっくらとしていながらコシがあり、甘みのあるごはんに炊きあがっていました。

 今回は、「白米よりも水量を多く必要とする玄米、具の量が多くなる炊き込みご飯、来客時の炊飯時にも対応できる大容量タイプを」とのユーザーからの要望を受け、従来の1.0L(約5.5 合)タイプに加え、1.5L(約8.5合)タイプが発売されます。

 また、新たに搭載された「健康玄米モード」使用時には、従来モデルの「玄米モード」に比べ炊き上がったごはんに含まれるGABA(ガンマ-アミノ酪酸)(注)が約67%にも増える為、健康志向の強いユーザーには嬉しい機能です。

注:GABAとは、中性脂肪や血圧の上昇、イライラを抑制したり、腎臓・肝臓のはたらきを高めるなどの効果が期待される最近話題のアミノ酸の一種。

Products_kama
シニア層好みの高級感あふれる和風テイスト。

Kama_process
(写真左から)
工程1:粉末状の炭素を接着剤で固め、1300〜1500度の温度で焼成、その後、約3000度まで温度を上げながら3ヶ月間焼き固める。この工程で接着剤は殆ど焼き尽くされ、純度99.9%に。
工程2:中央を削り出す。
工程3:コーティングを施す。外側の「本炭釜」の文字はレーザー加工。

オーブンレンジはここの所、健康志向の高まりを受け、高級モデルでは食品の油分・塩分をカットできるスチーム機能搭載タイプが人気です。この秋三菱電機からは、スチーム機能を搭載しながら、さらにはオーブン機能も高めたモデル「石焼厨房」が発売されます。これは庫内の側面、底面の3面に石板を搭載し、遠赤外線効果と蓄熱効果にすぐれた石窯のようなオーブン調理を可能にしています。その為、家庭でローストチキン、パン、ピザ、ビーフシチューなど本格的な料理をプロ並みの仕上がりで調理できます。

 スチーム機能については、給水タンクを採用したことで、減塩率などの値を好みに応じてコントロールできるようになっています。また、庫内容量30Lタイプでは業界最小となる奥行き40cmを実現し、一般的なレンジ台の奥行き45cmに無理なく設置でき、背面はコードなどを隠してすっきりとさせた為、オープンキッチンなどにも違和感なく取り入れられるデザインとなっています。

 最近は、キッチンをリビングの一部に取り入れてオープンな空間にし、食を中心に据えた家族団欒を大切にしたり、友人を呼んでのホームパーティーを楽しむ家庭も増えています。本格派の調理家電の登場で、キッチンが団欒の立て役者になる、そんな機会も益々増えそうです。
Products_oven


Oven_inside
石板は、珪藻系を主成分に使用し、成形で板状にしています。上位モデルには石板の「ピザプレート」が付属し、さらに遠赤外線効果がアップ。

Bread
「石焼き厨房」で焼いたパン。外はカリッ、中はふんわりとした食感が楽しめました。

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2007.07.27

ドイツの森に鳥居を建てた11日間ー1日目

日本ヨーロッパ8カ国の職人が古来の手仕事で
ドイツの森に鳥居を建てた11日間—1日目

7/5(木)成田:曇り。フランクフルト:曇り、気温16度。ベルリン:夕立。宿泊地ヒッツザッカー:晴れ (text: MotohiroSUGITA)

 削ろう会のメンバー8名とその家族、スタッフの総勢11名は、午前7時成田第一ターミナル・ルフトハンザ・チェックインカウンター前に集合した。日本とヨーロッパの超一級の手技を持つ職人が団結し、ドイツの森に鳥居を建立するための大工道具を機内に預けるには、検査に時間が掛かるため、誰よりも早くチェックインしたかったのだ。

 総勢11名のうちの1人は、この私だ。私は、住関連の商品開発やPRを行うデザイナーであり、同じく住関連のメディア(取材・編集・記事発表)とワークショップ(体験教室)活動を行っている。今回は、メディア活動の一環としてジャーナリストとして同行させていただいた。ジャーナリスト歴は、ちょうど10年。しかし、読者には、ジャーナリストという立場でリポートが書かれた、という前提で読んでいただくよりも、住関連の仕事に広く浅く係わりながら、土日は小さな山小屋をセルフビルドしている、日本古来の家づくりを愛する物好きが、居ても立っても居られず、ドイツまで同行取材を志願した、とお考えいただいたほうが、間違いない。日本とヨーロッパの職人史上の快挙であり、見る者皆を虜にするくらい楽しいプロジェクトではあるが、それは政治経済的な歴史とは無縁で、何よりも私自身の知的好奇心と本能あるいは筋肉的欲求を満たすための取材だからだ。
 一体何のために文化も宗教的背景も異なる職人たちが集まって鳥居を建立しようとしているのか。木材の伐採から始まり、エンジンやモーターを動力とする機械を一切使わず、すべて手道具で仕上げる手仕事は、今時の大工には過酷で未知の世界だ。このプロジェクトが、とある地球の片隅で行われるイリュージョンでないことを自分の目で確かめるまで、私は半信半疑だ。

 荷物の中身は、マサカリ(鉞)やオノ(斧)など重量のある危険物ばかりである。
 プロジェクトにおける連絡の要となっている日本とドイツの文化交流を支援する(社)日本カール・デュイスベルク協会の坂本専務からルフトハンザ日本支社長を通じて参加メンバーの機内預かり荷物は一人当たり30kg。規定の20kgに10kgのボーナスをいただいた。
 なお、坂本さんの計らいでメンバー各人には、旅行中空港内で荷物を没収されることのないよう、旅の目的が明記された証明書が配られた。私の名前が明記された英独併記の証明書を手に取り、改めてプロジェクトの特異性を感じ、緊張した。
 本プロジェクトにおいては、ジャーナリストといえども大工道具30kgを運ばなければならない。その道具箱たるや、2年前から取材している雨宮さんの手作りによる木製の道具箱にゴムチューブを巻いて固定したもので、見るからに危険物そのものだ。マサカリやオノの柄が見え隠れしているではないか。神様、セキュリティ様、どうぞ私たちを無事ドイツの森までお導きください。

 チェックイン時に一人個室に連れ込まれることは無かったものの、全員で保安検査を受けるため、別の場所へと移動させられた。もし、私たちの刃物で溢れかえった荷物を、保安検査を受けずにチェックインカウンターよりベルトコンベアでセキュリティに流してしまったら。考えただけでも恐ろしい。空港内はエマージェンシー状態になるからだ。
 無事検査を終えると一行は出国審査を通って搭乗した。
 成田からフランクフルトを経由し、ベルリンに到着するまでの約15時間のフライトだった。

 ベルリンに着くとドイツ人の若者たちが私たちを出迎えてくれた。
 削ろう会会長で宮大工の杉村さんのもとで修行したハネスと、プロジェクトの棟梁を務める数奇屋大工の甘粕さんのもとで修行したマーク、それに彼らの仲間で今回メンバーの中で最も長身のエリックと、日本から一足先に現地入りした飛騨の家具職人、山内君の4人だ。
 私たちが入国ゲートをくぐるのを見守りながら満面の笑顔で手を振る彼らは、見るからに今時の若者らしく屈託の無い表情で心から私たちの到着を歓迎してくれた。そんな彼らを見ていると、日本では戦争中から神経質なテーマとして取り上げられることの多い鳥居について、彼らは何を考え、どんな想いを抱いているのだろうか、と疑問を感じ、多少の不安を覚えた。

 私たちは2台の車に分乗し、3時間を予定している道中、給油と買い物、トイレを兼ねて一度休憩しただけで、ただひたすら宿泊地であるハンブルク方面、エルベ川のほとり、ニーダーザクセン州ヒッツザッカーを目指した。
北緯53度の高緯度でサマータイムのせいか、夜10時を過ぎても明るい田園風景を、皆すっかり見飽きて車内でぐったりした頃、ようやく宿泊地に到着した。所要時間はおよそ4時間ほどだったか。参考までに日本最北の稚内でも北緯45度だ。
 道中いくつもの小さな町を走り過ぎたが、人一人歩いていない。時刻のせいか、あるいは、やはりここが私の夢の世界、幻だからか。

 長旅で休憩らしい休憩をしていなかった私たちは、すぐに夕食(夜食?)をいただいた。私たちの到着を待っていたドイツの職人たちは、私たちが食事している下屋(母屋の軒下)の外、焚き火を囲んでくつろいでいた。彼らも緊張していたのか疲れていたのか、無口だった。 
 夕食はグリーンカレーだ。皆黙々と食事していたので、少し雰囲気を変えたくなった私は、近くにいた男性に話し掛けた。
「このグリーンカレーは美味しいですね。どなたが作られたのですか?」と尋ねると、男性は「彼女は、今は夜遅いので子供を寝かせるために帰宅してここに居ないが、料理がとても上手なんだ」とゆっくりと優しい口調で答えてくれた。
 この男性こそ、このキャンプサイトの家主で革細工職人のヨギさんだった。

 成田を飛び立って約21時間後、現地時刻の11時を回って疲れ切った私たちは、二手に分かれて宿舎へと移動した。
 一方は下屋の脇、長屋の角の2階、ツタに覆われ、青空階段(屋外階段)のある、とてもロマンティックな雰囲気だった。そこに宮大工の雨宮さん、佐藤さん、谷口君、甘粕棟梁のお弟子さんの木村君が宿泊した。もう一方は歩いて2、3分の場所にあるヴァケーションハウスと呼ばれる、日本の民宿のような施設だ。私は、甘粕棟梁ご夫妻、宮大工の國分さん、菱田君と植木君、インテリアデザイナーで佐藤さんのアシスタントを勤める女性の大鶴さんと一緒にヴァケーションハウスに案内された。今日私たちを迎えに来てくれた山内君は、マークと一緒に皆とは別の部屋に宿泊していた。

 オーナーのご婦人が私たちを玄関に出迎えてくれた。
 2階へ上がると、キッチンからシャワー、トイレ、バルコニーまでとても清潔な空間だった。聞けば改装したばかりとのこと。また、下着以外は洗濯してくれる、というから機内持ち込み手荷物だけで約2週間を過ごさなければならない私にとっては、耳を疑うほど嬉しかった。雨宮さんたちが宿泊する、ワンルームに簡易ベッドが並べられたキャンプのコテージと比較するとあまりにもラグジュアリーだ。この格差は、地位、年齢、性別・・・そして偶然に由来するようだ。
 私たちは、4部屋に分かれたが、2部屋がドアを隔てて続いている部屋に、私と國分さん、菱田君と植木君が滞在することになった。順番にシャワーを浴び、長旅で緊張した神経を休めるためにビールをいただき、皆で床についたのは、成田を出発してほぼ1日経った深夜1時過ぎだった。

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チェックインする雨宮さんと機内預かり危険物

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夕立のベルリン空港

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ヨギさん(手前)の屋敷内、下屋で夕食

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ロマンティックなドミトリー

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ヴァケーションハウス前の菱田君(右)と植木君(左)

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2007.07.19

ドイツの森に鳥居を建てる

 7月6日〜14日の9日間、削ろう会とドイツ削ろう会(リーダー ハネス・シュネルさん)ならびにヨーロッパ各国の職人が一堂に会し、ドイツ・ニーダーザクセン州ミュッチンゲンにあるイベント施設に鳥居を建立しました。 この場所を選んだのは、美しく気持ちの良い森があり、大勢で食事・宿泊ができて、たくさんの子どもたちにも見てもらえるから。

 参加者は、ドイツ人58名、チェコ人8名、フランス人3名、スウェーデン人1名、デンマーク人1名、ノルウェー人1名、スコットランド人1名、そして日本人15名の合計8カ国88名。(ドイツ削ろう会への取材より)

 彼らは鳥居を「日本文化の象徴であるばかりでなく、世界中どこでも飛んで行くことのできる職人(鳥)が、そこに止まり交流する(居る)場であり、日本とヨーロッパの職人たちのシンボルにしたい」と考えています。

 果たして鳥居は、機械を使わず昔ながらの手仕事で、どのようにつくられ、立ち上げられたのか?

 只今、全行程のリポートを編集中! 初日から最終日にかけてのリポートを、順番に掲示していきます。お楽しみ!

まずは、ハイライトをご覧ください。(text: MotohiroSUGITA)

準備

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鳥居づくり

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クレーン/建前

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建前/party

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2007.07.12

六本木に新しいインテリアギャラリー

 六本木AXISの地下1階にOPENした「TOYOKITCHEN STYLE meuble」を訪ねました。ワイルドに積み上げられた石の壁と、黒く光るのはイタリアスタッコ塗りに蜜蝋ワックスで仕上げた壁。パインの床は、ところどころ染色を拭き取ったおもしろい仕上げです。先日のミラノサローネでも見かけられたヨーロッパの妖艶な雰囲気を醸し出していました。エントランスに吊り下げられたゴージャスなシャンデリアは、イタリアの大御所AngeloMangiarotti(アンジェロ・マンジャロッティ)によるもので、このスペースに合わせた特注品。手作りのガラス細工のパーツを次々と引っ掛けていく方法でつながっていて、とてもファッショナブルでエレガントです。 

Shan

シャンデリアに似合うステンレスのチェアは、つなぎ目の見えない仕上げで、とても高度な職人技。
Isu

その奥には80年代前半のインテリア業界を席巻した、EttoreSottsass(エットーレ・ソットサス)のカールトンが。メンフィスのブームはわたしが学校でインテリアの勉強を始めた頃で、日本のポストモダンの代表の梅田正徳デザインのカフェバー(大阪ミナミの鰻谷にあったのですが、名前を忘れました。最近聞きませんが、カフェバーという言葉もこの頃できたのでは)に、よく行きました。とても懐かしい!!。この他にもいくつかのメンフィスの家具を実際に見ることができます。それに、どれも値段がついているので買うことができます。そこが展覧会と違うところです。その他には、今時のデザイナーTomDixsonの照明もあり、欲しくなる一点です。この特別な空間にキッチンが、コーディネートされています。

Sosstosas

Menfis

Tomdixson


こちらの照明器具はフランスから取り寄せた水晶でできたシャンデリア。
Toyo_shan


Table

これからも色々と企画していくということですから、とても楽しみです。
more info
(text:KazukoTOMOYORI)

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2007.07.09

ドイツの森に鳥居を建てる(予告)

 カンナの技を磨くことで日本大工の技術を保存・発展させている削ろう会(会長 杉村幸次郎さん/愛知県)が、7月7日~13日の7日間で、ドイツのニーダーザクセン州ミュッチンゲンにある研修施設に鳥居を建立します。
 参加者はドイツ、イギリス、フランス、チェコ、そして日本の5カ国の伝統的手仕事による職人約40名。そんな彼らが自国の枠に引きこもることなく、国を超えて交流しながら自らの技を自慢し、学び合う場として、鳥居建立の意義は深い。彼らは、日本の鳥居を、自らも意識しなければ廃れてしまうかもしれない手業を通して、過去と未来、そして世界をつなぐ架け橋と考えているようです。
 トランローグは、ドイツにおける鳥居建立の全行程をリポートします。お楽しみに!
(text:MotohiroSUGITA)


5月19日(日)、愛知県甚目寺町八坂神社の大祭、献灯の翌日。20mの山竿は、杉村親方、雨宮さん(山梨県)、ドイツ削ろう会のアクセルさんにより、190年ぶりに新調。山竿の新調には、マサカリによる製材からチョウナ、カンナによる仕上げまで、すべて手仕事で10日間掛かった。
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同日、杉村親方の工房にて、ドイツに建立する鳥居の模型を前に、一週間という限られた期間で、文化的背景の異なる職人同士、技を究めた鳥居を完成させるための検討が行われました。ドイツの現場は、甘粕親方(神奈川県)が仕切ります。
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2007.07.04

茨城の森林見学会へ行ってきました

茨城住まいの情報館が主催する「つくばスタイル」木の家クラブが、木のことをもっと良く知りたい人たちのために、1年に4回「森林見学会」を開催しています。今年の第1弾は「森のことを知ろう」と題して6月16日(土)に行われました。

茨城県常陸太田市、福島との県境にある佐藤林業の佐藤さんの山で、マイナスイオンたっぷりの森林浴を楽しみながら、木や山について貴重なお話を伺いました。佐藤さんの山では主に桧(ヒノキ)を植林されていますが、桧の場合、柱などに使用できるまでに成長するにはおよそ80〜90年かかるそうです。つまり、先代から手をかけて育てられた桧がようやく住宅の木材として伐採できるわけです。

「山を買うなら石を買え」と言われるほど、木の生育には山の水はけが良いことが大切で、土中に水分がありすぎると木は弱くなるそうです。山は頂きに行くほど水はけに優れ、良い木が育ち易いようです。また、良質な木を育てるために、植林後は間伐をしながら山づくりをし、雑草木が生い茂る夏には「下刈り」という作業をします。木の家クラブの森林見学会・第2段では、「森のお手伝いをしよう」と題して下刈りのお手伝いができる企画を予定しています。

普段はほどんど佐藤さんお一人で山を管理し、伐採の時期になると、専門の木こりさんがお二人ほど加わって作業されます。

最近では稀だそうですが、本当に木にこだわりを持つ人は、山まで足を運び、実際に自分の目で見て良いと思った木を選んで買って行かれるそうです。

近年、国産材を積極的に使っていこうという動きが国の施策としても進められていますが、大変な愛情と誇りを持って山を育てていらっしゃる佐藤さんのような方にお会いすると、こういう所で育った国産材を是非使ってみたいと素直に思えました。
(text:ShizueINOUE)

Forest

Walking

Tawarashibo
1万本に1本現れるかどうかというほど貴重な「俵しぼ」。趣ある形状を生かして床柱に使われます。

Footprint
前の晩通ったと思われるイノシシの足跡。

Pizza01
山へ入る前に、佐藤さん宅のお庭でアットホームな雰囲気の中、石釜ピッツアをごちそうになりました。
石釜は、大谷石を使ったお手製です。

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