ライティング・フェア2007
3月6日から9日まで、東京ビッグサイトで行われている「ライティング・フェア2007」の様子をリポート。主催者発表の資料によると今年の展示会は、121社、462小間で過去最大。多くがダウンライト、スポットライト、間接用照明などの施設用照明です。PRのメインとなっているのはここ数年LED光源。各社が明るさのパワーアップとコストダウン化、器具の縮小化を競っていました。今年のフェアは、想像していたよりカラフルではなく、LEDを実際に採用できる商品をPRするため、白色や電球色が主だなと感じました。LEDの明るさもますます明るくなっていました。実際に話を伺っても、埋め込み式のダウンライトやスポットライトが販売好調だということです。
LEDの器具には、直流電源装置が別に必要な器具と電源装置内蔵のタイプの2種類があり。電源内蔵タイプは、既存のものと共存させやすく、工事店の扱いも楽になると思われます。電源装置が別のものは、器具を非常に薄くすることができ、これらの器具は使い分けていくことになるでしょう。
LEDは住宅だと、足下灯や外灯などに使われていましたが、薄くて小さく、水にも強いので、キッチンや浴室回りなどにも普及しそうです。
オーデリック
写真は埋め込み器具高さが18mm 標準価格6,800円(安定期6灯用1万2千円別売が必要)
2007年6月発売
NECライティング
パソコンのバックライト用に開発されたCCFL管。LEDとともに次世代のあかりになるのでしょうか。
MARUWA SHOMEI
道路関係の公共照明で実績があり、住宅用照明の分野にも。
左から人感センサー付き玄関照明、キッチン用スポット、ダウンライト。
トキコーポレーション
旭化成ケミカルズの面発光アクリル板デラグラスALを使った、エッジライトになっている光る飾り棚。アクリルなので加工が容易。
マックスレイ
楽しい形で、照明というより壁面をディスプレイする感じ。LEDではない。
マックスレイ
ほかのブースは設備照明がほとんどだが、ここではインテリア照明をみることができる。
スガツネ工業
「エッジライト」電源装置内蔵型でW155mm12,000円発売中
スガツネ工業
もともとは金物メーカーだが、近年、照明部門に力を入れている
大光電機
新しく発売するLEDのダウンライト「feel」をイメージしたブース
大光電機
面発光アクリルを利用した、照明器具。あかりメッセージ2006神戸展でJIDA賞。
東芝ライティック
今回のプレゼンテーションで一番、熱が入っているように感じました。
東芝ライティック
ハイパワーダウンライト(7月発売)電源内蔵で19,800円。 LEDもかなり安くなって普及段階。
東芝ライティック
既存の電球と置き換えられる、LED電球1つ2,500円から4,000円
松下電工/松下電器
シンプルなLED用ペンダント(参考商品)
世界最薄、器具厚約10mm発売済み 47,000円電源別売(写真プレスリリースより)
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